関西でも有数のススキの群生地として知られる砥峰高原。ススキが見ごろの秋はもちろん、可憐な花が咲く春、鮮やかな緑が広がる夏、一面雪化粧に染まる冬…一年を通して四季折々の風景に出合うことができます。 映画やドラマのロケ地をめぐりながら大自然の中を散策したり、食事処で打ちたてのそばを味わったりと、楽しみが満載。砥峰高原の魅力に触れてみて。
夏は緑のじゅうたん、秋には黄金の海原に
「雪彦峰山県立自然公園」に指定されている砥峰高原。映画「ノルウェイの森」や大河ドラマ「平清盛」や「軍師官兵衛」のロケ地となり、休日はツーリングやハイキングに訪れる人でにぎわいます。
砥峰高原と言えば、ススキの大海原が有名。しかし、秋だけでなく一年を通して四季折々の風景が楽しめるのが砥峰高原の魅力。
おすすめは、圧倒的な緑の世界が広がる夏。鮮やかな緑の草原は「グリーンカーペット」と呼ばれ、ひと目で日ごろの疲れを吹き飛ばしてくれます。また、標高が800~900mと高いため、平地より涼しく、避暑地としても人気。
緑の草原は、秋には全面黄金色に変化します。雄大な高原にススキが波打つ光景は一幅の絵のよう。秋晴れの爽やかな日に訪れたいですね。
10月~11月初旬ごろには、高原バスの運行も。JR寺前駅から直通なので、ぜひ利用してみて。詳細は公式HPをチェック。
➡︎公式HPはこちら
見ごろとなる10月20日(日)には「すすきの(高原コンサート) in 砥峰」を開催予定。数々のアーティストが登場し、ステージを彩ります。ススキの大草原に響く癒やしの音楽に身をゆだねてみては。
季節によって異なる表情を見せる砥峰高原では、訪れるたびにひと味違う美しさに出合えますよ。
散策の前に立ち寄りたい「とのみね自然交流館」
高原には遊歩道が整備され、気軽に散策を楽しめます。まずは、散策の起点となる「とのみね自然交流館」で情報収集を。
「とのみね自然交流館」は、砥峰高原の保全と管理の拠点施設として、また野外活動や自然観察を楽しむためのベースキャンプとして利用されています。
散策ルートマップや周辺地図が手に入るほか、映画やドラマのロケ地マップやロケの様子を撮影した写真なども展示されています。
また、併設の展望テラスからは広大な草原を一望できるので、散策の前に立ち寄ってみて。
交流館の前には、ロケ地の記念パネルが立てられた撮影スポットが。広大な草原を背景に、記念の一枚を撮ってみてはいかが?
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砥峰高原をぐるっと周遊!ロケ地めぐりも♪
情報取集が終わったら、散策ルートへ出てみましょう。草原を取り囲むように連なる丘陵の尾根に遊歩道が設けられています。
散策ルートはいくつかありますが、おすすめは、「とのみね自然交流館」を出発し、「東屋」、「展望台」を通って戻ってくるルート。手軽に高原をぐるっと周遊できる3.1kmのルートです(所要時間約90分)。➡︎マップはこちら
コースのほぼ折り返し地点にあたる展望台からは、高原一帯と周辺の山が見渡せます。休憩がてら、高原ならではのパノラマとおいしい空気を満喫しては?
路面はほぼフラットですが、高低差がある場所もあるため、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
ほかにも、隣接する「峰山高原」へつながるルート(約7km)や、砥峰の頂上へ登るルート(0.8km)などもあるので、自分にあったルートをチョイスしてハイキングを楽しんで。
絶景を眺めながら風味豊かなそばを味わって
高原散策を満喫したあとは、「とのみね自然交流館」のすぐ横にある「平家そば処 交流庵」へ。国産のそば粉にこだわったそばは、のど越しがよく風味豊か。
『天ぷらが付いたざるそばセット』1,375円
おすすめは『天ぷらが付いたざるそばセット』。店内の窓から景色を眺めながらいただくもよし、見晴らしのいいウッドデッキのテーブル席でいただくもよし。大自然の中でいただくそばは、格別な味わいです。
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周辺のおすすめ観光スポット
ヨーデルの森
砥峰高原周辺には、スキー場やホテルなどを備えた峰山高原リゾートや、観光スポットがたくさんあります。
緑に囲まれた体験型農村公園「ヨーデルの森」では、動物との触れあいのほか、子どもから大人まで楽しめるアトラクションが満載♪イベントも開催しているのでぜひ家族や友人と立ち寄って。
グラミンカ
一日じゃ遊びきれない!という人は宿泊してじっくりと観光やレジャーを楽しむのもおすすめ。古民家にグランピング要素を取り入れた「グラミンカ」では、非日常の空間でゆっくりと日ごろの疲れを癒やしてくれますよ。
竹田城跡
神河町から少し足をのばして、朝来市の竹田城跡や生野銀山を観光するのもおすすめです。竹田城跡を訪れるならぜひ見ておきたいのが「雲海に浮かぶ竹田城跡」。「雲海シーズン」といわれる、雲海が発生する9〜11月の早朝を狙って訪れて。
■詳細情報
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本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年10月4日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。