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【姫路周辺】播州秋祭り!「灘のけんか祭り」など、2023年の開催状況や見どころを紹介

太鼓の練習をする音が聞こえてくると、まもなく播州の秋祭りシーズン。近年は新型コロナウイルス感染症対策のため、開催の自粛や規模を縮小しての開催が続きましたが、今年はほとんどの地域で通常開催されるということで、例年以上の盛り上がりが期待されています。「灘のけんか祭り」をはじめとした各地の開催情報と例年の見どころを紹介!豪華賢覧な神輿や屋台による練り合いや、獅子舞による演舞はまさに圧巻です。氏子たちの熱気が伝わってくる威勢のよいかけ声とともに秋の祭りを楽しんで。

6.荒川神社秋季例大祭<姫路市> 

【祭り名】荒川神社秋季例大祭
【2023年の日程】10月14日(土)、15日(日)
【アクセス】荒川神社 MAP
神姫バス17系統「井ノ口」下車 徒歩約5分

「小芋祭り」とも呼ばれ、本宮の日に行われる「階段登り」は観客も手に汗を握ります。

灘の宇佐崎、飾磨の中島と並んで播州三太鼓の一つといわれる玉手の太鼓。丸味を帯びた胴の形が特徴で、力強い音は町の隅々まで響き渡り、余韻がいつまでも残ります。玉手の宝として代々受け継がれています。

太鼓の後ろに配された水墨画は玉手出身の金澤徹さんの作品。太鼓同様に大切にされています。


7.英賀神社秋季例大祭<姫路市>

【祭り名】英賀神社秋季例大祭
【2023年の日程】10月17日(火)、18日(水)
【アクセス】英賀神社 MAP
JR「英賀保駅」南西 徒歩約15分

英賀神社の拝殿新築工事が完了し、拝殿練りが復活!拝殿の中で差し上げる拝殿練りや高町のはしご獅子、英賀保駅前の10町練りなど見どころが多い祭り。

■見どころ
「城南町」の屋台は、ほとんど手に入らない樹齢約400年の木曽ヒノキを使用。伊達綱のあかね色は「町民の情熱」を表し、金色は「町民の心の豊かさ」の思いが込められています。

挟間(さま)を付ける前だからこそ見られるのが屋台の天井。「英賀清水町」の屋台には、神社仏閣などに使用されている「二重折り上げ格天井(ごうてんじょう)」と呼ばれる技法が用いられています。脇棒受けには「清水」にちなんで湧水と、町民の輝きを表現した紅葉が彫刻されています。

「英賀西町」の屋台の挟間には英賀神社のご祭神・英賀彦神、英賀姫神(前)と菅原道真公(後)を彫刻。屋台は町内の工務店が屋台製作所の指導を受けながら製作。英賀神社への敬神の念と匠の技を継承する屋台が新調されました。

8.津田天満神社秋季大祭<姫路市>

【祭り名】津田天満神社秋季大祭 
【2023年の日程】10月7日(土)、8日(日) 
【アクセス】津田天満神社 MAP
山陽電車「西飾磨駅」東 徒歩約10分

■見どころ
氏子による4町の大屋台4基と子ども屋台2基、獅子舞壇尻1基が各町を練りまわります。狭い拝殿内で泥台を地に付けた状態から屋台を差し上げる一気差しは見どころ。差し方は町ごとに違うので見比べてみて。



10.湊神社秋季例大祭<姫路市>

【祭り名】湊神社秋季例大祭
【2023年の日程】10月13日(金)、14日(土)
【アクセス】湊神社 MAP
山陽電鉄本線「的形駅」西 徒歩約7分

湊神社と山陽電車「的形」駅前で行われる荒々しい7台の屋台による練り合わせは見どころの一つ。

福泊の現在の屋台は2000年から使用しているもので、装飾の一部は1928年に新調した屋台から受け継いでいました。2015年から水引幕や高欄掛、伊達綱の順に取り替え、2017年には89年ぶりに露盤を新調。摂播五泊の一つとして栄えた福泊らしく海の神話「干珠満珠物語(かんじゅまんじゅものがたり)」がモチーフ。代々継承してきた龍を正面に、播磨ゆかりの神々を三方に配した図柄です。

11.正八幡神社秋祭り<姫路市>

【祭り名】正八幡神社秋祭り
【2023年の日程】10月7日(土)、8日(日)
【アクセス】正八幡神社 MAP
JR播但線「溝口駅」東 徒歩約15分

6台の屋台(宮脇、中野、上野、八幡、御立村本村、御立村大澤)が境内に入ると、宮脇地区による龍王舞、中野地区による獅子舞を奉納。

■見どころ
境内で行われる中野獅子舞。雨乞いを祈願する中野獅子舞は、高さ5.4mの三間梯子(さんげんはしご)を2本組み合わせた舞台で離れ業を演じます。頂上で獅子が直立し、にらみを利かせた後、頭から下りていく様子は見応え十分。


11.浜の宮天満宮秋季祭典<姫路市>

【祭り名】浜の宮天満宮秋季祭典
【2023年の日程】10月8日(日)、9日(月・祝)
【アクセス】浜の宮天満宮 MAP
山陽電車「飾磨駅」南 徒歩約15分

大屋台4台、小屋台3台、 壇尻1台が練り歩きます。

■見どころ
姫路市無形民俗文化財に指定されている「台場差し」。「チョー」の掛け声で練り子が屋台を差し上げた後、「サーイーテーバ・チョーサー」の掛け声で屋台の泥台(台場)の下に入った差し手24人だけで屋台を頭上高く差し上げる荒業で、維持できる時間を競います。披露するのは、須加・宮・天神・西細江の4地区。長く美しく静止する屋台。差し手の力強さに魅せられます。台場差しは、境内で実施。

※記事内で使用している写真は、いずれも2019年の取材時に撮影、または提供されたものです。

 

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年9月20日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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