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2025.3.31
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【姫路城周辺】アートや文学に触れながら巡る人気の観光スポット7選!インスタ映えが狙える穴場も

姫路観光において絶対に外せないのが世界遺産・姫路城。それ以外にも姫路城周辺には、姫路の歴史文化を感じることができる博物館をはじめ、現代アートや芸術に触れられる美術館、文学館など、徒歩圏内で巡ることができる人気スポットが点在しています。さらに昔ながらの町並みが色濃く残る野里街道界隈へ足を延ばしてみるのもおすすめです。カメラを片手に、フォトジェニックな一枚を狙ってみては♪

 

1.姫路城

姫路観光に絶対外せない人気の観光スポット!

姫路市で最も有名な観光スポット「姫路城」。真っ白な城壁と羽を広げたような姿から、別名「白鷺(しらさぎ)城」とも言われ市民から愛されています。

江戸時代以前に建造された現存する12の天守の中で最も大きい城郭で、天守群、櫓、門、土塀、石垣、堀などの建築物が良好に保存されていることから、1993年に日本で初めて世界遺産に登録されたことでも有名。さらに大天守をはじめ8棟が国宝に、74棟が重要文化財に指定され、日本の木造建築でも最高峰にある建造物は一見の価値があります。

姫路城を訪れたらぜひ手に入れたいのが「御城印」。城主としてさまざまな功績を残した池田家をモチーフにした御城印は、記念に購入していく人も多いとか。中央に描かれているアゲハ蝶の文様は、連立式天守を作り上げた池田家の家紋で、備前丸から出土した瓦から発見されたもの。姫路城が描かれた御朱印帳も販売されているので、併せてチェックして。※デザインは時期によって変更されます。

【姫路城】

所在地
兵庫県姫路市本町68
入城料
大人(18歳以上) 1,000円
小人(小・中学生、高校生) 300円
開城時間
9:00~17:00(入城は16:00まで)
※季節により変動あり
休城日
12月29日・30日
アクセス
JR・山陽「姫路駅」から徒歩約20分
JR「姫路駅」北口から神姫バス(東/西/ループ)乗車「大手門前」下車、徒歩約5分
TEL
姫路城管理事務所
079-285-1146
URL
https://www.city.himeji.lg.jp/castle/index.html

 


2.好古園

建築と庭園が融合した雅(みやび)な園内で日本の伝統美を体感

姫路城西御屋敷跡庭園「好古園(こうこえん)」。約1万坪の広大な園内は、趣の異なる9つの庭園群で構成されていて、春は桜、初夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、いつ訪れても四季折々の風景に出合うことができます。

園内で最大の大きさを誇る池泉回遊式庭園の「御屋敷の庭」には、瀬戸内海を模した大池があり、色鮮やかな錦鯉が優雅に泳ぎます。ほかにも、本格的数寄屋建築の茶室・双樹庵のある「茶の庭」など、日本の伝統建築と庭園が調和した美しい光景が広がります。

毎年恒例の「夜桜会」や「紅葉会」の期間中は、開園時間が延長され、夜はライトアップが実施されます。中央の曲線美が印象的な「渡り廊下」は、撮影スポットとして人気。紅葉シーズンには200本以上の紅葉が辺り一面を赤く染め上げ、辺りは幻想的な世界が浮かび上がります。

イベント実施期間中には、園内の和食レストランで限定メニューが登場するので事前にチェックしてから訪れて。

【好古園】

所在地
兵庫県姫路市本町68
入園料
18歳以上 310円
小・中学生、高校生 150円
未就学児 無料
開園時間
9:00~17:00(最終入園は16:30まで)
※季節により時間延長あり
休園日
12月29日・30日
アクセス
JR・山陽「姫路駅」から徒歩約20分
JR「姫路駅」北口から神姫バス乗車「姫路城大手門前」下車、徒歩約5分
TEL
079-289-4120
URL
https://www.himeji-machishin.jp/ryokka/kokoen/

 

3.姫路市立美術館

世界中から集められた近代・現代アートからデジタルアートまで鑑賞

姫路城の北東にある「姫路市立美術館」。1905年に旧陸軍の倉庫として建てられたレンガ造りの建物は、1983年に美術館として再生され、2003年には国の登録有形文化財に登録されています。

美術館の前に広がる芝生広場には彫刻作品が並び、散策しながら、芸術鑑賞を楽しむことができます。また、洋風建築ごしに姫路城を望むこともでき、ビュースポットとしても人気。さらに、夜には周辺がライトアップされ、昼間とは違った表情をみせてくれます。

國富奎三コレクション室では、近代フランス絵画の中からコロー、クールベのリアリズムから、モネやピサロなどの印象派の作品まで、國富奎三氏より寄贈されたコレクションの中から、約30点の作品が常時展示されています。

日比野克彦氏(先端芸術表現領域・アートプロジェクト)をはじめ、チームラボ(デジタルアート)や隈研吾氏(建築・都市デザイン)など、各分野の第一人者によって構成されるコア・アーティスト5名のよるアートプロジェクト「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト」を推進し、さまざまな形で姫路の新たな魅力を国内外に発信しています。

【姫路市立美術館】

所在地
兵庫県姫路市本町68-25
入館料
【常設展示】
一般 210円
高校・大学生 150円
小・中学生 100円
※企画展示は催しにより料金が異なります。
開館時間
10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日、年末年始
※展示替えのため臨時休館あり
アクセス
JR・山陽「姫路駅」から徒歩約20分
JR「姫路駅」北口から神姫バス7・8番のりば乗車「姫山公園南・医療センター・美術館前」下車すぐ
TEL
079-222-2288
URL
https://www.city.himeji.lg.jp/art/



4.姫路文学館

安藤忠雄氏が手がけるクリエイティブな空間で播磨にまつわる文学に触れて

姫路城から北西へ徒歩15分ほどの場所にある「姫路文学館」では、姫路をはじめとした播磨ゆかりの作家や学者にまつわる資料の展示や関連イベント、講座など、一年を通してさまざまなイベントが実施されています。

常設展示では、姫路城の立つ姫山の歴史とそこで生まれた物語をドラマ仕立てで紹介する「姫路城歴史ものがたり回廊」や、作家たちの残したことばを入口に作品の魅力に触れる「ことばの森展示室」、姫路に深いつながりをもつ司馬遼太郎の貴重な資料をグラフィックで紹介する「司馬遼太郎記念室」などを回遊しながら鑑賞することができます。また子どもたちが絵本と親しめる「よいこのへや」は家族連れに人気。

世界的建築家・安藤忠雄氏によるユニークな設計も見どころの一つです。南館1階にはカフェを備えているので、休憩をしながら文学に浸る一日を過ごしてみては?

【姫路文学館】

所在地
兵庫県姫路市山野井町84
入館料
【常設展示】
一般 450円
大学・高校生 300円
小・中学生 150円
※特別展は別料金
開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
※南館は9:00からご利用可能
休館日
月曜日(祝日の場合は翌平日休み)、年末年始
アクセス
JR・山陽「姫路駅」から神姫バス9・10・17・18番のりば乗車「市之橋文学館前」下車、徒歩約4分
TEL
079-293-8228
URL
http://www.himejibunngakukan.jp

5.兵庫県立歴史博物館

姫路観光がもっと楽しくなる!兵庫にまつわる資料や模型、映像を交えて紹介

故・丹下健三氏の基本設計により、1983年に開館した「兵庫県立歴史博物館」。建物のガラス面には姫路城の天守が映るように設計されているなど、随所に姫路城を意識した工夫が施されています。

場所は姫路城の北東にあり、姫路駅から徒歩またはバスで、もしくは姫路城三の丸広場から城内を歩きながら約10分ほどで行くことができます。➡︎各アクセス方法はこちら

入場無料の1階常設展示ゾーンには、姫路城大天守東大柱や、昭和の大修理時に復元の手本となった鯱瓦(しゃちがわら)などの展示、姫路城昭和の大修理の貴重な映像が鑑賞できるシアターなどがあります。

さらに2階有料ゾーンでは、現在の兵庫県のもとになった旧五国の歴史と歩みの紹介をはじめ、同館が所蔵する11万点にも及ぶ児童文化史資料「入江コレクション」を中心に江戸時代から現代までのこども文化を紹介する「こどもはくぶつかん」など、見どころ満載。

同館で姫路城をはじめとした兵庫の歴史を学んでから姫路城を訪れると、姫路観光がもっと楽しくなること間違いなし!一年を通して展覧会も実施されているので、公式HPをチェックしてからお出かけを。

【兵庫県歴史博物館】

所在地
兵庫県姫路市本町68
入館料
【2階常設有料ゾーン】
大人 200円
大学生 150円
※展覧会開催期間は特別料金となります
開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日(祝日の場合は翌平日が休み)
アクセス
JR・山陽「姫路駅」から徒歩約20分
JR「姫路駅」北口から神姫バス7・8番のりば乗車「姫山公園北・博物館前」下車すぐ
TEL
079-288-9011
URL
https://rekihaku.pref.hyogo.lg.jp/


6.野里地区周辺

築100年の町家が並ぶノスタルジックな町で、タイムスリップ気分!

その昔、山陽道や北方の但馬道を結び、交通の要路として多くの人が行き交った「野里地区」は、今も100年以上も前に建てられた町家が数多く残るノスタルジックな町。町を散策していると、所々に通りと住宅の境目がギザギザになった“ノコギリ横丁”があります。これは、敵を待ち伏せしたり、自分の身を隠したりする防衛を目的に作られたと言い伝えられています。

南北約1.7kmに伸びる「野里地区」は、姫路城から東へ5分ほど歩いた場所にあります。毎月第3日曜日の7:00~9:00には、飲食店や個人で活動している作家による朝市「野里朝マルシェ 」も開催。ほかにも、毎年3月8日の「町家の日」前後に「町家の日WEEK!」を開いたりと、イベントも行っています。

何代にもわたり、大切に保管され続けてきた古民家を生かした飲食店も多く、ここにしかないグルメを求めて多くの観光客が訪れます。手打ちうどん「麦(ばく)」や古民家カフェ「小倉屋(こくらや)」、一汁二菜のランチが人気の「ウェルフェアキッチンろてぃ」などが有名。中には行列必至の人気店もあり、グルメ通も通います。

一歩足を踏み入れれば、そこには江戸期の風が吹いているかのような風情あふれる「野里街道」。散策からグルメまで楽しめる観光スポットです。かつて城下町として栄えたこの町で、歴史に触れてみませんか?

7.材木町周辺

姫路城を支えてきた“城下町の原点”!宿泊施設やグルメも

姫路城の門前町として栄えた「材木町」は、城下町としての面影が色濃く残ります。JR・山陽姫路駅から北に歩いて約20分と徒歩圏内にあり、姫路駅や姫路城など周辺観光を楽しみながら、古き良き城下町の景観を目に収めることができます。

通りからの視線を遮る「格子窓」などや縦格子状の窓「虫籠窓(むしこまど)」といった伝統的な建築物と共に、昔ながらの看板や商店など、商人や職人が暮らしていた名残が町中のあちらこちらにあります。

町には、飲食店や宿泊施設が点在しているのもこの町の特徴です。立派な門構えの大型町家や引き込まれるように美しい白壁など、築100年以上経過しているにも関わらず状態良く残された建築物が、川や木々といった豊かな自然と共存。そのあちこちにお店の暖簾が掲げられています。

カフェ「パンとエスプレッソと姫路城」や古民家宿「杢(もく)宿」、姫路城の天守閣が臨める飲食店「OMAKASE DINING koriki」など、この町独特の雰囲気を楽しめるお店ばかり。一方通行で道幅が狭い路地も良い意味で“味”で、カメラのシャッターを切らずにはいられない魅力的な町並みが広がります。

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本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年2月3日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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