兵庫県にある個性あふれる自動販売機を紹介!日本国内でも珍しいラベンダーが香るものや牡蠣を販売するものなど、「こんなのあったの!?」と驚くおもしろい自販機を集めました。SNSで話題のスイーツ缶や、無添加クレープなどのスイーツの自販機も登場♪続々と増え続けている自動販売機から目が離せません!
9.何がでてくるかは購入してからのお楽しみの自販機!<姫路市>
のどかな景色が広がる道路沿いにひときわ目を引く真っ赤なボディー。SNSやYouTubeで話題の自動販売機は、夢前町のクリーニング店「いずみや」前にあります。
ずらりと並ぶ商品サンプルを見ると「何がでるかな?」と書かれた紙が4つ。“何がでるかなシリーズ”はペットボトル、コーヒー、ジュース、おやつから選べます。
まずは110円を入れて「何がでるかな?おやつ系」を購入。
※金額は変動します
カタッという軽やかな音と共にお菓子が登場!もとは5年ほど前にジュースとコーヒーを入れ間違えたのがきっかけ。おもしろがってくれる人がいたのでおやつシリーズも作ったのだとか。
続いて、90円の「何がでるかな?コーヒー系」のボタンを押すと、100円で売られているコーヒーが!
ランダムで出てくるのでドキドキしますが、安く購入できるのがうれしいですね。何が出るか分からないワクワク感が人気の秘密かも。
※冬季は「何が出るかな?コーヒー系」の販売はありません。
■DATA
10.薄口醤油発祥!たつのの醤油ともろみの自販機<たつの市>
たつのといえば、薄口醤油発祥の町。醤油蔵が密集するこの地で「醤油・もろみ販売機」を発見しました!自動販売機が設置されているのは、老舗の「カネヰ醤油販売」倉庫の入口。
ジュースに紛れて、冷ややっこや刺し身などに合う醤油『うまみ』と、野菜やご飯にぴったりな『菜もろみ』が並んでいます。
早速『菜もろみ』(640円)、『うまみ』(860円)をゲット!
『菜もろみ』は3箱入りなのでお土産にもぴったり!
ジュースのように自販機で醤油が買えるのは、薄口醤油発祥の地であるたつのならでは。
向かいには、醤油蔵をリノベーションしたカフェ&アンテナショップ「クラテラス たつの」もあります。たつの市内にある蔵元の醤油が味わえて、その場で購入することもできるので、ぜひ立ち寄ってみて。
■DATA
11.つきたてのお米が24時間買える自販機<姫路市>
姫路の駅前で精米したてのお米が購入できる自動販売機があるのを知っていますか?
ちょっと変わった自動販売機ですが、設置されたのはなんと約30年前。無人での販売を始めたところ、時間帯を気にせず気軽にお米を買えるとあって、コンスタントに買いにくるお客さんが増えてきたそう。
お米は姫路市内に店を構える「白浜米穀」が管理しているので、品質はお墨付き。常時5種類のつきたての白米をそろえています。
値段は1,850円(5キロ)から5,300円(10キロ)と、手軽なものから上級ランクまでそろっています。人気は但馬産や魚沼さんのコシヒカリ。お米は地域によって風味や味が違うので食べ比べてみるのもいいですね。
場所は、姫路駅北口から西へ10分歩いたところの、旧モノレールの高架下にあります。
駅近なので、5キロなら仕事帰りに購入できるのもうれしいポイント。つきたてのフレッシュなお米を味わっては。
■DATA
12.ラベンダーの香り漂う自販機<多可町>
西日本最大級のラベンダー畑が広がる「ラベンダーパーク多可」がある多可町。ラベンダー柄が鮮やかな飲料自動販売機「香る自販機・多可町ラベンダー」が話題になっています。
ボタンを押すとラベンダーの香りが!
「ラベンダーパーク多可」で抽出したラベンダーの精油が噴霧(ふんむ)される装置が付いています。精油に使われているラベンダーは、化学肥料や農薬を一切使用しない自然栽培にこだわって育てられているそう。飲料を買わなくても爽やかなラベンダーの香りが無料で楽しめます。
この自販機は多可町内の14カ所に設置。全国的にも珍しいラベンダーの香りが漂う自販機、ぜひチェックしてみて。
■DATA
13.老舗醤油蔵「高橋醤油」の自販機<加西市>
創業100年を超える老舗醤油蔵「高橋醤油」の敷地内には、珍しい地しょうゆを購入できる自動販売機が併設されています。営業時間外でも気軽に本格醤油が購入できると好評だとか。
自動販売機ではペットボトルに入った『濃口醤油』(300円/300ml)と『淡口醤油』(300円/300ml)、『醤油ぽん酢』(600円/300ml)の3種類を販売しています。
甘みと旨みを大切にした味わいが特徴。濃口醤油・淡口醤油は煮炊き全般に使える万能醤油。醤油ぽん酢はゆずの香りと酸味がしっかりと効いた濃い味わいです。
隣には、醤油屋気分が味わえるオリジナル顏はめパネルがあるので撮影も忘れずに。
北播磨地域では“サクライズミ”の愛称で親しまれている「高橋醤油」。地域の味『北はりまの地しょうゆ』を守り続けてきた老舗の味を自宅でも味わってみては。
■DATA
14.人気ショップのスイーツが買える自販機<神戸市>
神戸・御影にある人気店「Zucca®︎ FINE VEGETABLE & DELI(ズッカ ファイン ベジタブル アンド デリ )」。幻の南瓜「栗マロンかぼちゃ」をはじめ厳選野菜をふんだんに使用したメニューが人気のデリカフェです。
2022年5月、本店から西へ徒歩約15分ほどの場所にあるスイーツ工房の店頭に、自販機が設置されました。高品質カボチャ「栗マロンかぼちゃ」を贅沢に使用し、丁寧に手作りされた商品が24時間購入することができます。販売期間は2022年12月末まで。2023年以降は新たな焼き菓子ブランドを立ち上げ、ラインアップも変わるそう。
『かぼちゃのバスクチーズケーキ』1,800円
販売しているのは全6種で、中でもお店のおすすめは『かぼちゃのバスクチーズケーキ』。「栗マロンかぼちゃ」をふんだんに使用し、表面を焦がすことでカラメルのような香ばしい風味をプラスしています。ほんのりとラムの香りをまとった、ちょっと大人のチーズケーキです。
オリジナルデザインのかわいらしいパッケージに入っているので、急なおでかけ時の手土産にぴったり!
『栗マロンかぼちゃのクッキー』550円
本店で定番人気の『栗マロンかぼちゃのクッキー』が、自販機ならいつでも購入できるのがうれしいポイント!生地に「栗マロンかぼちゃ」を皮ごと練り込み、バターをたっぷり使用しているので、口に入れた瞬間からカボチャの優しい甘味とサクホロ食感が楽しめます。思わず2枚目3枚目に手が出てしまう、止まらないおいしさです。
『栗マロンかぼちゃのスコーン』550円
『栗マロンかぼちゃのスコーン』は、テレビでも紹介されたことのある人気者。キャラメリゼした「栗マロンかぼちゃ」を層になるようにスコーン生地に挟み込んで焼き上げた、手間暇かけて作られたスイーツです。自宅で食べる前にトースターで温めると、サクッとしたスコーン生地とホクホクのカボチャの食感が楽しめますよ。バターをつけて、朝食にするのもおすすめ。
■DATA
15.神戸女子のマストアイテム「神戸タータングッズ」の自販機<神戸市>
神戸港開港150年の時にスタートした「神戸タータン」は神戸市民にとって身近なデザイン。地元の人にはもちろん、観光客にも神戸をより身近に感じて欲しいという思いから、手軽に立ち寄れる自動販売機での販売がスタートしました。
場所は三宮センター街1丁目商店街3Fデッキに新たに誕生した「三Fストリート」Loop&Loop 東側。「三Fストリート」は、神戸芸工大の学生とのコラボにより実現した三宮商店街の新たなスポットで、自動販売機のデザインや空間の使い方などに学生たちのアイディアがちりばめられています。
休憩所にもなっているので、休憩がてら訪れる人も多いそう。「三Fストリート」のテーマ“人と木のぬくもり”に溶け込むような洗練されたデザインが目を引きます。
中には、厳選されたアイテムが10種類。『抗菌マスク』(1,000円)や『ハンカチ』(1,000円)などの日常の必須アイテムをはじめ、『播州織のポーチ』(1,600円)や『タオルハンカチ』(1,000円)など神戸のお土産やギフトに喜ばれそうなアイテムが揃っています。
今後は空港や駅での設置も検討しているそう。街中でタータン柄を見つけたらチェックしてみては。
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年11月22日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。