夏を涼やかに乗り切るスイーツはかき氷だけじゃない!赤穂や姫路をはじめ、兵庫県播磨エリアにあるジェラート屋さん12店舗紹介します。各店舗のイチオシとライターがピックアップしたおすすめフレーバーは要チェックです♪
1.TETE(テテ)<赤穂市>
丸尾牧場直営のジェラート屋「TETE(テテ)」。“牛乳が苦手な人でも食べられるジェラートを作りたい!”との思いでオープンして以来、赤穂の人気立ち寄りスポットになっています。
丸尾牧場では、世界的にもポピュラーなホルスタイン種に加え、国内の乳牛の中で約1%にも満たない希少なジャージー牛を飼育。毎日食べるエサは、赤穂の潮風を受けて育ったミネラル豊富な牧草にこだわっています。のびのびと育てることで、コクのある良質な生乳に。
常時15種類のジェラート・ソルベを用意。赤穂の『ブルーベリー』や相生の『メロン』など、地元農家さんから仕入れる旬の果物や野菜を使ったものが登場します。雨の日限定フレーバーとして『ピスタチオ』も。憂鬱な気分も吹き飛びそうですね。
『ダブル』(左からリッチミルク、ミルフィーユ)490円
しぼりたての生乳を12時間熟成させて作る濃厚ジェラート。中でもイチオシはジャージー牛の生乳を使った『リッチミルク』です。乳脂肪率が高いのでコクがあり、風味豊か。県内でも珍しいしぼりたてのジャージーミルクを使った濃厚ジェラートが完成しました。
『ミルフィーユ』は特に大人気のフレーバー。イチゴの果肉とパイ生地を練り込み、ミルフィーユ仕立てに。サクサク食感が楽しい新感覚ジェラートです。
『ダブル』(左からキウイ、塩)490円
赤穂ならではの『塩』のジェラートも要チェック。塩の中でもほんのり甘い「赤穂の天塩」を使用しています。やさしい甘さと爽やかな塩気ですっきりとした味わい。一度食べるとクセになる人も多く、ファンが多いのだとか。
暑い日には甘酸っぱい『キウイ』のソルベを。つるんとなめらかな口当たりで後味はさっぱり。ソルベは『マンゴー』のほか、『メロン』や『パイン』も登場予定です。
持ち帰りのジェラートも用意。かわいい保冷バッグに入れてもらえるので、手土産にもぴったりですよ。
●ジェラートの価格
シングル390円/ダブル490円(コーン追加料金なし)
■DATA
2.Scio’ Scio'(ショーショー)<赤穂市>
ブルーを基調とした店構えが海とマッチするジェラテリア「Scio’ Scio’(ショーショー)」。
イートインスペースは、海を望むテラス席が4卓あります。混雑を避けるなら土日の早い時間か、平日を狙って。例年ゴールデンウィークには500人ものお客さんが殺到し、きらきら坂が原宿の竹下通りさながらになるそう。
取材時はジェラートが9種類、ソルベが9種類の計18種類。空気の含有量が少なめで、より濃厚・濃密な味わい。スプーンですくうとトロ~ンと伸びるなめらかさは、さすが本格イタリアンジェラート!
驚くべきは、甘味があるのに砂糖を使っていないということ。甘さの原料となるのは、羅漢果(ラカンカ)という果実と、トウモロコシの発酵から得られる天然甘味成分、2つの天然素材からつくられた甘味料だそう。
『ダブル』(左からクランベリーチョコソルベ、チェターラ風~イワシの魚醤)580円
ここでしか食べられない『クランベリーチョコソルベ』と『チェターラ風』はぜひトライしてほしいフレーバー。チョコに負けないクランベリーの甘酸っぱさとカカオの苦みとが見事に調和した『クランベリーチョコソルベ』。
イワシの魚醤(ぎょしょう)が入った『チェターラ風』は、甘さの中に魚醤の塩気がほのかに感じられ、甘味と塩気の絶妙なバランスが味わえます!トッピングの煮干しと絡めながら食べると潮の香りと相まってやみつきになりそう。
『ダブル』(左からリモンチェッロ、ピスタチオ)780円
ピスタチオはシチリア島にあるピスタチオの村、ブロンテ産。酸化すると風味が落ちるため素材の管理にこだわっています。イタリアから訪れたお客さんがこのピスタチオを食べて「今までで食べたピスタチオのジェラートの中で一番おいしい」と絶賛したフレーバーです。
リモンチェッロはレモンリキュールをベースに、広島産のレモンの皮をアクセントにした爽やかなフレーバー。ピスタチオの香ばしいナッツの味わいとベストマッチ!
海をバック写真を撮ればインスタ映えな一枚が狙えること間違いなし♪
●ジェラートの価格
シングル380円/ダブル480円/トリプル580円
※砂糖不使用のジェラートはプラス100円
※コーン(+20円)はシングルのみ
■DATA
3.banbi(バンビ)<赤穂市・姫路市>
洋菓子店「Patisserie Noé(パティスリーノア)」に併設されたジェラート専門店「banbi(バンビ)」。“パティシエが作る小さなジェラテリア”として知られる赤穂で人気のお店です。
2022年6月1日、待望の「banbi 姫路店」もオープン!場所は、姫路城から北西へ車で約10分のところにあります。開放的なテラス席でのんびりジェラートを味わって。
「ケーキとはまた違った、ジェラートだからこそできる製法で瀬戸内の果実そのもののおいしさを表現したい」という思いで作る手の込んだジェラートが自慢。ラインアップは、両店ともにジェラートが7種類とソルベが3種類の計10種類をスタンバイしています。季節限定フレーバーは公式Instagramをチェックして。➡︎公式Instagramはこちら
『ダブル』(左からふらここ、ピスタ)600円
パティシエイチオシのフレーバーは、『ふらここ』。名前の由来は、フランボワーズコンフィチュールとココナッツジェラートの組み合わせからだそう。トロピカルで軽やかな甘さのココナッツピュレと、フランボワーズの爽やかな酸味の相性がGOOD!
人気フレーバーの『ピスタ』と合わせれば、彩り鮮やかに。イタリア産のピスタチオをローストして深みのある香りが自慢です。濃厚で上質なピスタチオそのもののおいしさを味わって。
『ダブル』(左からヘーゼルナッツショコラ、バナーヌ)600円
組み合わせ方次第で、シングルでは味わえない新しい味を楽しめるのがダブルの魅力。特におすすめの組み合わせは、キャラメリゼしたヘーゼルナッツと、ミルクチョコのジャンドゥーヤを組み合わせた『ヘーゼルナッツショコラ』と『バナーヌ』。二つの味が合わさることで、まるでチョコバナナな甘いハーモニーが生まれます。
※ジャンドゥーヤとは・・・焙煎したナッツ類(主にヘーゼルナッツやアーモンド)のペーストとチョコレートとの混合物
『バナーヌ』は適度に熟したバナナに、味と香りが増すコンポートとバニラ、後味を爽やかにするレモンジュースとオレンジゼストを加えます。「バナナってこんなにおいしかったっけ…?」と思わずにはいられない、計算し尽くされたフレーバーです。
※オレンジゼストとは・・・柑橘系の香りをプラスするために使われる、オレンジの皮の最上層のこと。
●ジェラートの価格
シングル400円/ダブル600円(コーン追加料金なし)
■DATA
banbi gelato(バンビジェラート)
- 所在地
- 兵庫県姫路市田寺東4-13-6
- 電話番号
- 050-1058-2265
- 営業時間
- 11:00~16:00
- ※問い合わせは公式InstagramのDMかメール(banbigelato@gmail.com)を推奨
■DATA
Patisserie Noé(パティスリーノア)
- 所在地
- 兵庫県赤穂市惣門町55-13
- 電話番号
- 0791-43-2031
- 営業時間
- テイクアウト/10:00~19:00
イートイン/10:00~18:00(L.O.17:30)
4.La lune(ラ・リュン)<姫路市>
JRはりま勝原駅の目の前にあるジェラートカフェ「la lune(ラ リュン)」。2022年2月にオープンしたばかりの新しいお店ですが、土日はテラス席までいっぱいになるほどすでに人気が集まっているお店です。
ショーケースには7種類の定番フレーバーのほか、季節限定や日替わりフレーバーなど常時12~14種類ほど。ラインアップが毎日入れ替わるので、訪れる度に新しい味と出合えるのがうれしいポイントです。素材の厳選はもちろんのこと、混ぜ込むコンフィチュールやフルーツソースなども一から手作りするのがこだわりです。
『キッズサイズ』(日本酒)430円 ※注文は20歳~
看板フレーバーは、姫路の地酒「龍力」を使った『日本酒』。ジェラートのベースに、「龍力」の酒粕と日本酒をたっぷり使用した、お酒好きにはたまらない大人な味わいに仕上がっています。日本酒の香りや酒粕のねっとりとした舌触りなど、五感で楽しませてくれるので、最後まで飽きの来ない一品。定番フレーバー『チョコレート』や『ラムレーズン』と合わせるのもおすすめです。
『ダブル』(イチゴのシャーベット、ミルク)650円
※『イチゴのシャーベット』はプレミアムフレーバー。11月末~4月末までの期間限定
生のフルーツを使ったシャーベットも絶品!地元の農園や産地から取り寄せた新鮮なフルーツをふんだんに使用し、ほぼフルーツの果汁だけで作る濃厚なソルベの味わいはまさにフレッシュフルーツそのもの。乳脂肪分の高い生クリームを贅沢に使用した『ミルク』と合わせれば、ミルキーな味わいによって素材本来の香りが引き立ち、さらにおいしさがアップ。春はイチゴ、夏はキウイ、秋はブドウなど、春夏秋冬をジェラートで感じるのもすてきですね。
ジェラートのほか、パティシエが作る『ジャーケーキ』(500円~)や『カヌレ』(130円~)などのスイーツも多彩にスタンバイ!フォトジェニックな空間でおいしいジェラートやスイーツを味わい、優雅なカフェタイムを満喫してみて。
●ジェラートの価格
キッズサイズ380円/ダブル600円(コーン追加料金なし)
※プレミアムフレーバーはプラス50円
■DATA
5.yellow(イエロー) <高砂市>
1921年創業の老舗鶏卵メーカー「籠谷(かごたに)」が運営する高砂市のジェラート専門店「yellow(イエロー)」。2021年4月には神戸元町に2号店をオープンし、SNSで話題のお店です。
ショーケースに並ぶ手作りジェラートは常時10種類。素材にこだわり、身体にやさしくおいしいジェラートが自慢で、小さな子どもからも人気があります。
『シングル』(たまごやさんのカスタード)400円
「yellow」の看板商品でもある『たまごやさんのカスタード』は、卵の風味がリッチに感じられる一番人気のフレーバー。奥丹波で丁寧に育てられた卵の豊かな風味を損なわず、丹波乳業の低温殺菌牛乳の甘みを最大限に感じられるよう試行錯誤を重ねて完成しました。カスタードのようなコク深い濃厚なテイストを堪能して。
『ダブル』(左からチョコミント、マンゴー)500円
※2022年6月末から販売。無くなり次第終了
季節限定フレーバーにも注目を!2022年6月末ごろから随時登場する夏限定フレーバーは『チョコミント』『マンゴー』『文旦ソルベ』の3種類。マンゴーの甘みを凝縮させた『マンゴー』は、まるで果実をそのままかじったかのようなジューシーな味わい。口溶けの良いソルベは夏にぴったりです。
『ジェラート』8個セット(8種×1個) 4,000円
テイクアウトや贈答用としても人気のカップ入りジェラートは、『カスタード』『抹茶』『ストロベリー』「チョコレート』『ジャバラソルベ』『黒豆きなこ』『ブルーベリーヨーグルト』『ピスタチオ』の8種のラインアップ。オンラインショップでは、4種×2個のセットも販売しています。➡︎オンラインショップはこちら
このほか、カフェスペースではモーニングやスイーツ、ドリンクの販売や、テイクアウトメニューが豊富なのも魅力的。新商品の情報は公式Instagramでチェックしてみて。➡︎公式Instagramはこちら
●ジェラートの価格
シングル400円/ダブル500円(コーン追加料金なし)
■DATA
6.狛犬GELATO(こまいぬジェラート)<加西市>
加西市の八王子神社境内に2022年4月にオープンした「狛犬GELATO(こまいぬジェラート)」。店舗はオーナーが自らリノベーションした、シンプルで無駄のないデザイン。窓に描かれたかわいらしい2匹の狛犬が出迎えてくれる、心地よい空間です。
地産地消にこだわり、毎日手作りするジェラート。店頭には常時4~6種類の定番商品に加え、季節限定商品もラインアップ。どれも試行錯誤してたどり着いたという、自慢のフレーバーです。
『シングル』(アーモンドプラリネ)450円
人気NO.1の『コマイヌミルク』(450円)に、香ばしいナッツをトッピングしたフレーバー。小野市にある「共進牧場」の牛乳を惜しみなく使用した濃厚な味わいと、ナッツのザクザク食感を楽しんで。
トッピングの瓦煎餅が無料で付いてくるのもうれしいポイント。カップと同様に描かれた狛犬のイラストがかわいらしいですね。
『ダブル』(ヨーグルト、ラムネ)520円 ※夏季限定
本格的な暑さが訪れ、いよいよ夏本番を迎える7月頃からは、夏季限定メニューの『ヨーグルト』が登場。定番メニューの『ラムネ』との酸味のバランスが絶妙で、相性抜群のコンビです。ジェラートが恋しくなったらぜひオーダーして。
『おもちかえりメニュー』各390円
テイクアウト用の持ち帰りメニューも要チェック。ショーケースには並ばないフレーバーなど、9種類以上が販売されています。保冷剤や保冷バッグ(各150円)の用意もあるので、思い立った時に気軽に購入してみては。
●ジェラートの価格
シングル450円/ダブル520円(コーンなし)
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年6月10日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。