2021年9月1日、JR姫路駅から南側へ徒歩10分の場所にクレープ専門店「辻クレープ研究所」がオープン!“手に持って食べるパフェ”と例えられるほど、ケーキやアイス、焼き菓子が、もちもちの皮の中に包まれた贅沢なクレープが自慢。今までに出合ったことのないようなマニアックなクレープを食べに、足を運んでみて。
静かで大人なクレープ専門店「辻クレープ研究所」
2021年9月1日にクレープ専門店「辻クレープ研究所」がオープン。場所は、JR姫路駅から南へ徒歩10分の住宅街の中にあります。
コンセプトは“静かなクレープ屋さん”。元々純喫茶だった店内のレトロな床や、壁紙を剝がして出てきた打ちっぱなしのコンクリート壁をそのまま残し、静寂や暗さ、歴史を感じさせるような趣ある空間に仕上げています。一級建築士であるオーナーが、自身もDIYで手を掛けた、こだわりの詰まったインテリアが魅力。むき出しの照明や古びたコンクリートが、一層洗練された雰囲気を演出しています。
座席はカウンター8席のほか、入口入ってすぐ横には2名掛けのテーブル席もあります。静かで落ち着いた時間が流れる店内で、ゆっくりクレープを味わって。
素材とバランスにこだわり、研究を重ねた渾身のクレープ
店名にある通り、とことんクレープを研究し、素材にもこだわっています。クレープ生地には、最高級ランクの国産小麦粉を使用。冷めてもおいしいモチモチ食感に仕上げるため、30回以上もレシピの改良をしたんだそう。研究の末にたどり着いた独自の配合には、焦がしバターもたっぷり混ぜ込まれているそう。生地だけでも食べたくなる、贅を尽くしたクレープです。
『クアトロフォルマッジのクレープ』
(テイクアウト)1,134円 (イートイン)1,155円
イチオシは『クアトロフォルマッジのクレープ』。クアトロフォルマッジピザからインスピレーションを得たオリジナルクレープで、ブルーチーズ、パルメザンチーズ、クリームチーズ、マスカルポーネチーズの4種類のチーズを使用しています。
中には、ブルーチーズとクリームチーズを使った自家製ベイクドチーズケーキがごろごろ。トッピングには、「パルメザンチーズと岩塩のクランブル」を使用し、カリッとした食感と甘しょっぱさをプラス。さらに国産はちみつと黒コショウをかけて、ピザのクアトロフォルマッジを再現しています。
クレープの上は、生クリームやマスカルポーネムースのキャラメリゼ、ピスタチオやアーモンドチュイールをオンなどで繊細に飾り付け。パフェのような見た目にテンションも上がります。ふわっと消えるような口どけの良さを追求したマスカルポーネムースや、香ばしいアーモンドチュイールは全て手作り。トッピング一つ一つにもこだわっています。
意表をつくような個性的なフレーバーも
『ラム酒バナナとチョコレートのクレープ』
(テイクアウト)1,134円 (イートイン)1,155円
クレープの定番“チョコ×バナナ”も、ちょっぴり大人テイストな仕上がり。ソテーしたバナナをラム酒でフランベしたラム酒のバナナフランベや、自家製アイスやプラリネなど、手の込んだトッピングを9種類も使用。「ヴァローナ社」のカカオ分66%のビターチョコレートを使用したチョコソースで仕上げた、大人な味わいのチョコバナナクレープです。
トップには、チョコアイス、生クリーム、ヘーゼルナッツプラリネ、チョコレートでデコレーション。中のアマンドキャラメリゼと上のヘーゼルナッツプラリネ、2種類のナッツが奏でる香ばしいハーモニーが、バナナの甘みとチョコの苦味を調和させる役割を担っています。
中は、ねっとり濃厚な自家製ガトーショコラとチョコソースがたっぷり。食べる場所で違った味を楽しめるので、一口一口しっかりと堪能して。
『抹茶とオレンジのクレープ』
(テイクアウト)1,026円 (イートイン)1,045円
抹茶とオレンジという意外な組み合わせは、「紅茶にオレンジやストロベリーが合うように、抹茶にも柑橘系が合うはず」とオーナーが考案。ほろ苦い抹茶と甘酸っぱいオレンジはどちらも味の主張が強そうですが、食べてみるとお互いの風味を際立たせ合い、エキゾチックな味わいに。
全体のテイストをまとめ上げるのは、小豆の寒天や大納言小豆、きなこのクランブルといった“和”のトッピングと、フロマージュブランクリームとミルクアイスの“洋”のトッピング。和と洋を絶妙なバランスで組み合わせることで、味の深みと調和を生み出しています。ヨーグルトのフロマージュブランクリームは、甘さ控えめですっきり爽やか。甘いスイーツが苦手な人にもおすすめです。
クレープに合うドリンクのペアリングも提案
『アイス珈琲』
(テイクアウト)486円 (イートイン)495円
クレープの味をより楽しみたい人は、「辻クレープ研究所」が提案するペアリングドリンクもご一緒にいかが。コーヒーは姫路市の焙煎珈琲専門店「ナカザキコーヒーロースター」から買い付け。深煎(い)りのタンザニアを多めにブレンドした豆は、力強いコクとロースト感が特徴的。『ホット珈琲』(テイクアウト432円/イートイン440円)は、『ラム酒バナナとチョコレートのクレープ』と合わせるのがおすすめです。
『ホットカフェオレ』
(テイクアウト)486円 (イートイン)495円
コスタリカ産の深煎りの豆で淹(い)れたコーヒーを、たっぷりの牛乳で割った『ホットカフェオレ』は、やさしい味わいで、飲むと心が落ち着きそう。クリーミーで甘じょっぱい『クアトロフォルマッジのクレープ』と合わせれば、牛乳のまろやかな甘さが際立ちます。
店内で手作りしたトッピングを約10種類使い、繊細で美しいビジュアルに飾りつけしたクレープが自慢の「辻クレープ研究所」。今後は、季節限定クレープや、クレープ以外のスイーツも登場するそう。今まで出合ったことのない個性的なスイーツを楽しみたい人は足を運んでみて。
■詳細情報
■DATA
辻クレープ研究所
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2021年9月1日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。