穴子にえきそば、アーモンドトーストなど、姫路には魅力的なご当地グルメが盛りだくさん!姫路を訪れたら“食べな損”な、姫路駅周辺で購入&食べられる名物グルメをピックアップしました。有名店や老舗はもちろん、地元ライターだからこそ知るローカルな店も紹介します。これを食べたら、姫路がもっと好きになるはず♪
1.【回転焼き】御座候(ござそうろう) 姫路駅店

『御座候』(1個)110円
1個110円とお手ごろ価格で、幅広い年代層から人気を集めている『御座候(ござそうろう)』。いわゆる回転焼きです。

『赤あん(つぶあん)』(1個)110円
ふっくらしっとりした生地の中には北海道産の小豆が決め手のつぶあんがたっぷり。

『白あん(つぶあん)』(1個)110円
白あんはふっくらと炊き上げた絹手亡豆を使っています。
温める時は、ラップで包みレンジで25秒~30秒加熱してからラップを外して、トースターで1分程焼くと外はカリッと中はホクホクに仕上がります。

包装もしてもらえるので、手土産にもぴったりです。

昭和25年に創業した「御座候(ござそうろう)」。”私が焼いた回転焼きで御座います”という気構えと”お買い上げ賜り、ありがたく御座候”という感謝の気持ちが屋号に込められています。
姫路には姫路駅店をはじめ、山陽店、リバーシティ店、ゆめタウン姫路店、工場ショップ、手仕事喫茶『御座候』書写山麓店など、複数の店舗で『御座候』が楽しめます。
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『担々麺』480円
実は御座候は回転焼きだけじゃないんです!フェスタ店では担々麺などの食事系メニューを販売し、昔から愛されています。地元の人にファンが多い『担々麺』は、1杯480円という驚きの価格。ゴマ味噌、醤油の2種類あり、圧倒的人気はゴマ味噌だそう。
どちらもベースは醤油です。たっぷりの練りごまと、ラー油が香ばしく、もやし、ネギ、コーンのあっさりとした具材が飽きのこないおいしさに仕上げています。
また、プラス150円で『大盛り』に、プラス200円で『特盛り』に変更も可能。また、『味玉入り』(600円)や『野菜入り』(580円)もあります。注文してからスピーディーにできあがるので、サクッと食べたいときにもおすすめです。
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2.【明石焼風たこ焼き】姫路タコピィ

『明石焼風たこ焼き』500円
明石焼きといえば出汁に付けて食べますが、タコピィではたこ焼きにソースを付けて、さらに出汁を付けるという食べ方が主流!
出汁、ソース、どちらの食べかたもできるようにとお店の人がテーブルにソースを置いておくと、お客さんが両方をつけて食べていたことがきっかけでこの食べ方が誕生したんだとか。今では姫路名物となり50年の歴史に。
姫路に帰省した人がこれを食べないと帰られないと訪れたり、新幹線を乗り継ぐ合間にわざわざ来店する人まで!多い日で1日2,000食もの注文があるそうです。

たこ焼きのフワフワの決め手は丹波で採れたつくね芋。毎日約8㎏を皮むきします。スパイスと酸味が効いた熟成ソースを付けて、カツオと昆布の自家製出汁に入れるとくずれそうなほどやわらか。
たこ焼きを食べたあとの出汁はきれいに最後まで飲み干せてしまうほどおいしいですよ。

「タコピア」として長年親しまれてきた「タコピィ」は、姫路グランフェスタの地下1階フードコート内にあります。購入は食券販売機で。券を渡すと目の前で焼いているところが見られます。素早く焼きあげる職人技は必見です。
姫路市民の人も、県外から訪れる人も、ぜひ同店の『明石焼風たこ焼き』を食べてみて。
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3.【姫路おでん】おでん処 能古(のこ)

姫路のソウルフードといえば「姫路おでん」。すりおろした生姜に醤油を加えた“生姜醤油”を合わせていただくのが定番で、おでん出汁で割った生姜醤油に具材をくぐらせて食べたり、上からたっぷりとかけたり、生姜醤油と一緒に具材を煮込むお店も。一言に“生姜醤油”といっても、味わいや提供スタイルは店ごとに異なり、楽しみ方も幅広いのが「姫路おでん」の醍醐味です。
地元の人が県外からのお客さんをもてなしに連れてくることも多いという「おでん処 能古(のこ)」。「ミシュランガイド2016」の掲載店で、言わずと知れた人気店です。

同店では、約25種類(220円〜)のおでんがスタンバイ。播磨灘産のタコや「姫路れんこん」など、国産や地元で採れる季節の食材にこだわっています。滋賀県名物の『赤こんにゃく』は、同店を訪れるお客さんのほとんどが注文するという人気の一品。一口頬張るだけでジュワッと出汁が広がるほど、しっかりと味が染み込んでいます。かつおと昆布からとった黄金色に輝く出汁は具材のうま味が染み出て、思わず飲み干したくなるほど絶品!
姫路の地酒をはじめ、おでんにぴったりのお酒も種類豊富に用意しているので、出汁も愛情もたっぷりのおでんとともに、晩酌を楽しんで。

JR・山陽姫路駅から徒歩約6分。親子2代、25年以上にわたり暖簾(のれん)を守り続けてきた「おでん処 能古(のこ)」。女将が温かな笑顔で迎えてくれる店内は、思わず「ただいま」と口にしたくなるような、あたたかくアットホームな空気に包まれています。平日でもすぐに満席になることが多いので、予約のうえ来店がおすすめです。
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4.【アーモンドトースト】はまもとコーヒー

『アーモンドトースト』550円
TV番組「秘密のケンミンショー」で紹介されて以来、姫路名物として全国へと広まった「アーモンドトースト」。「はまもとコーヒー」のアーモンドトーストはそれより以前にあり、コーヒーが自慢の喫茶店でありながらも、これを目当てに足繁く通うお客さんも多いという人気メニューです。
おいしさの秘密はまずパンへのこだわりから。焼き上がりを急速冷凍することで水分をとじこめ、トーストしたときのモチモチッとした食感につなげます。風味豊かなアーモンドプードルと、たっぷりのアーモンドダイスを混ぜたアーモンドバターをこんがりロースト。一度取り出してアーモンドスライスをのせてトーストすることでパリッと軽い食感に。
あまりのおいしさから、持ち帰り用のアーモンドバターを作ってほしい!と声が多く寄せられるそうですが、持ち帰り用は作らないというのが「はまもとコーヒー」のポリシー。その理由は、味が落ちる原因にもなりかねない保存料の使用を控えるためなんだとか。

1975年創業、みゆき通りの商店街の一角にある「はまもとコーヒー」。10年以上通い続ける常連客だけでなく、その評判を聞きつけ国境を越えてはるばる海外から訪れるお客さんも多いお店です。長きにわたって愛される姫路民のソウルフード「アーモンドトースト」と香り高いコーヒーを求めて訪れては。
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5.【えきそば】えきそば

『天ぷらえきそば』500円
JR姫路駅の山陽本線上下線ホームにある立ち食いそば屋「えきそば」。辺りには和風出汁のよい香りが漂い、お客さんのそばをすする音が響きます。
つるんとした喉ごしの中華麺にふわふわの天ぷらがのった『天ぷらえきそば』は、500円とリーズナブル。ほかには『きつねえきそば』(500円)や『とり天えきそば』(680円)などもあります。地元姫路の人にとってはソウルフードとも呼ぶべきグルメです。

明治21年の創業から地元に根ざした「まねき食品」が展開する「えきそば」。終戦後何もない混乱期に、手に入りにくい小麦粉の代わりにこんにゃく粉とそば粉を混ぜたそばを販売したのがはじまり。その後、試行錯誤の末、昭和24年に「中華麺×和風出汁」という一見ミスマッチながらも抜群の相性の看板メニューが生まれました。これが『えきそば』の誕生です。
現在ではメニューも増え、「えきそば」ファンをはじめ、忙しいビジネスマンや学生にも親しまれています。
■DATA
えきそば JR姫路駅在来線上り店・下り店
- 所在地
- 兵庫県姫路市駅前町188-1 JR姫路駅山陽本線上下線ホーム

- 電話番号
- まねき食品総務部:079-224-0255
- 営業時間
- 上り店/6:00〜23:00
下り店/6:00〜24:00
6.【ひねぽん】やき鳥 きむら

『ひねぽん』500円
姫路を訪れたらぜひ食べておきたいのが「ひねぽん」。ひね鶏をポン酢でいただく、播州地方のご当地グルメで、多くの居酒屋で提供されている定番メニューです。ひね鶏とは、産卵を終えた「親鶏」のこと。若鶏よりも筋肉が発達しているため、身が引き締まっていて、しっかりとした歯応えと噛むほどに広がるうま味が特徴です。

“ひねぽん発祥の店”と言われる「やき鳥 きむら」のひねぽんは、自家製ポン酢に一晩以上漬け込み、ユズと七味の風味を利かせた一品。母から娘へと受け継がれ、60年以上愛されている秘伝の味です。

JR姫路駅から徒歩約12分。本町商店街にこぢんまりと店を構える「やき鳥 きむら」は、どこか昭和情緒が漂う雰囲気たっぷりの一軒。カウンターに7席、奥にはテーブル席を4卓備え、一人飲みはもちろん、グループで来店もOKです。ひねぽんはもちろん、『ひねからあげ』(500円)や『ひねももあぶり焼き』(600円)など、豊富なひね鷄メニューに注目して。
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7.【穴子】あなご料理 柊(ひいらぎ) 本店

『穴子づくし御膳』4,400円
姫路名物の「伝助穴子」は、一般的な穴子の3~4倍もの大きさが特徴。数ある穴子料理専門店の中でも、「あなご料理 柊(ひいらぎ)」では、穴子の刺身、山椒煮、焼き穴子、蒸し穴子、穴子の出汁巻き、酢の物、天ぷらなど、さまざまな穴子料理が楽しめる『穴子づくし御膳』を提供しています。
御膳の中でも特に注目してほしいのが、その時期に最もおいしい脂ののった穴子を、職人の手でじっくりと炭火で焼いた「焼き穴子」。たっぷりと塗られた秘伝のタレは、そのおいしさにタレだけを注文する人がいるほど。

姫路駅から徒歩約10分。飲食店が軒を連ねる十二所前町に店を構える「あなご料理 柊 本店」では、姫路が誇る「伝助穴子」を多彩な料理で味わうことができます。ほかとは一線を画す“姫路の穴子”のおいしさを、ぜひここで存分に味わってみては。
■DATA
あなご料理 柊(ひいらぎ) 本店
- 所在地
- 兵庫県姫路市十二所前町88

- 電話番号
- 079-284-1239
- 営業時間
- ランチ/11:00~14:00(L.O.13:30)
ディナー/17:00~22:00(L.O.21:00)
8.【どろ焼・姫路ちゃんぽん】喃風(なんぷう)姫路本店

『どろ焼(どろねぎすじこん)』1,254円
とろけるようにやわらかい食感の『どろ焼』。ふわふわの生地をスプーンですくい、和風出汁につけて食べる斬新な発想が話題を呼び、全国的にも有名に。
卵たっぷりの生地はふわふわに焼き上がり、ゴロンと入った大きめのタコの食感がアクセントになっています。

中でも餅とチーズを入れた『どろもちチーズ』(1,056円)が人気だとか。“表はパリッ、中はトロリ”の新食感をまだ体感したことのない人は一度食べてみて。

『姫路ちゃんぽん』1,166円
焼そばと焼うどんをミックスした、姫路発祥の『姫路ちゃんぽん』にも注目を。そばとうどんを“ちゃんぽん(混ぜる)”する、という事から名付けられた欲張りな一品です。ボリューム満点で、太さや食感が違う2種類の麺が同時に味わえる姫路のB級グルメ。鉄板でこんがり焼かれたソースの香りは、食欲をかきたてられること間違いなしです!
いろんなものをたくさん食べたい人には、『食べ放題コース』(2,508円~)がおすすめです。

地元の人達に愛されて30年のお好み焼き店「喃風(なんぷう)」。本店はJR姫路駅から北へ徒歩約3分のところにあります。お好み焼でもたこ焼でもない、姫路名物『どろ焼』や『姫路ちゃんぽん』を堪能して。
■DATA
喃風(なんぷう)姫路本店
- 所在地
- 兵庫県姫路市東駅前町57 あらきビル1F

- 電話番号
- 079-280-3411
- 営業時間
- 平日/11:30〜15:00(フードL.O.14:00、ドリンクL.O.14:30)、17:00~23:00(フードL.O.22:00、ドrンクL.O.22:30)
土・日曜日・祝日/11:30~23:00(フードL.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年12月12日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。







