初詣で一年の運勢を占うために引くおみくじ。兵庫県内の神社には、引いて終わりではなく、身に付けたり、飾ったりできるおみくじがあるのを知っていますか?水に浮かべると文字が出てくるものや扇子のカタチをしたものなど、かわいい&ユニークなおみくじ7選を紹介します♪
1.姫みくじ/廣峯(ひろみね)神社<姫路市>
『姫みくじ』初穂料200円
青、ピンク・黄色の着物をかたどったおみくじ。着物をめくると、姫度がパーセントで示されているほか、歴史上の女性に例えると誰か、運命の殿方の年齢や星座、血液型などの詳細、なんとお叱りの言葉まで書かれています。
姫に近づく幸運の鍵も書かれているので、姫度100%を目指してみて♪ひもが付いているので、栞としても利用できそう。
廣峯神社は牛頭天王の総本宮で、陰陽の郷としても知られています。本殿裏には一白水星から九紫火星まで、九星詣り祈願ができる9つの穴があり、「自分の運命星の守護神に願いごとを3回ささやくとかなう」と話題に。
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2.引きよせ 糸みくじ/髙砂神社<髙砂市>
『引きよせ 糸みくじ』初穂料200円
和柄の包みを開けると、おみくじと色によってご利益が変わる糸が入っています。
赤は恋愛、白は勝利、緑は健康など8色の糸がさまざまな縁や運を引き寄せてくれます。糸は親指の先ぐらいのサイズなので、財布に入れて持ち歩くのもおすすめ。
“高砂や、この浦舟に帆をあげて・・・”で知られる謡曲「高砂」発祥の地である髙砂神社。境内には夫婦和合の象徴である「尉(じょう)と姥(うば)」をまつる社(やしろ)があり、根が一つで雌雄の幹が左右に分かれた霊松「相生の松」があるなど、多くの人たちの信仰を集めています。
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3.扇子おみくじ/日岡神社<加古川市>
『扇子おみくじ』初穂料300円
色は黄・緑・赤・青・紫・ピンクの6種類。小さいながら、本格的な作りの扇子を開くと吉凶のほか、恋愛や出会い、健康、金運などの運勢が書かれています。
読んで結ぶおみくじと違って、何度も見返すことができるのが特徴。時々扇子を開いて、書かれている言葉をかみしめながら一年を過ごして。チェーンが付いているので、カバンやポーチに付けるとかわいいかも♪
「安産の神様」として、播磨一円で多くの人たちの信仰を集めている日岡神社。妊娠五カ月目の戌の日には、1300年近い歴史ある神社に安産祈願のお参りを。
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4.開運 水みくじ/赤穂大石神社<赤穂市>
『開運 水みくじ』初穂料200円
授与所で「水みくじ」を引くと、渡されるのは何も書かれていないおみくじ。
拝殿に向かって左にある水鉢におみくじをつけると、運勢が書かれた文字が浮き出てきます。友だちや家族と運試しのつもりで一斉につけるもよし、一人でこっそりつけて、おみくじの内容をかみしめるもよし。
拝殿に向かって右にある水鉢には、忘れ去りたいことを漢字一文字で現して用紙に書き、水に浮かべると消えてしまう「一文字流し」も。消し去りたいことがあれば、ココですっきりさせて、新たな門出を!
赤穂大石神社は忠臣蔵ゆかりの神社で、参道には赤穂義士47人の石像が並んでいます。境内には貴重な刀や盃などが展示されている義士宝物殿や大石邸の長屋門、庭園などがあり、見学もできますよ。
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5.傘おみくじ、一年安鯛みくじ/駒林(こまがばやし)神社<神戸市>
『傘おみくじ』初穂料500円
「傘を開くと運気が開ける」と人気のおみくじ。友だちや仲間と、色とりどりの傘を手に写真を撮れば、SNS映え間違いなし!
全長は約10cmで、色は赤・黄・青・ピンクの4種類。傘を開くと、快晴は大吉、曇りは吉、雨は小吉など、天気に例えた運勢が書かれています。
精巧な作りで、あまりのかわいさに持ち帰る人がほとんど。開いた傘を玄関に飾れば、運気が舞い込むかも!?
『一年安鯛みくじ』初穂料500円
竿を使って、ひもの付いた縁起物の鯛を釣り上げるゲーム感覚のおみくじ。
張り子製のタイは一番人気の金のほか、黒・白・赤の4色。尻尾に二つ折りにしたおみくじがはさまっています。狙いを定めた獲物を釣り上げ、めでタイ一年に!
実は神戸市長田港沖は、クロダイが有名。何色のタイを釣り上げるか迷ったら、黒いタイを狙ってみて♪
長田港のすぐ側に神社があります。大陸との貿易が盛んだった平安時代、国内に災いが入らないように取り締まっていた入国管理事務所や税関などの出先機関が駒ヶ林にあったことから、厄除けの宮として有名に。
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6.イチハラヒロコ恋みくじ/北野天満神社<神戸市>
『イチハラヒロコ恋みくじ』初穂料200円
ユーモアに満ちた言葉と文字だけの作品を制作している現代美術アーティスト・イチハラヒロコさんの直球すぎる一言が胸に刺さるおみくじ。
引いたおみくじには「王子さまが来てくれたので、どうしようかと思いました」とユニーク?な言葉が書かれていました。
王子さまが現れても、結局どうしよう?と悩むだけ。それなら今好きな人にアタックせよ!と勝手に解釈。恋愛だけでなく、仕事や家族などに当てはめ、自分なりに読み解けるのが面白いですよね。おみくじはハガキと同じサイズなので、持ち帰ってアートとして額に入れて飾るとオシャレ。
1180年に平清盛が建立し、北野の地名の発祥になった北野天満神社。拝殿前からは異国情緒漂う異人館「風見鶏の館」のほか、神戸の街と港を一望することができます。学問の神さまとして有名な菅原道真をまつっているほか、恋愛成就のパワースポットとしても有名。
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本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年12月23日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。