世界遺産「姫路城」の大天守にも使われている「いぶし瓦」。実は姫路にある窯元(かまもと)で製造しているのは知っていますか?文化財にも珍重される窯元(かまもと)で、瓦作りが体験できます!姫路城もいつもと違う目線で見られるかも。
姫路城の鯱瓦にも使われる「いぶし瓦」
文化財にも珍重される「いぶし瓦」。姫路城の鯱瓦や鬼瓦としても使われています。
「神崎瓦」とも呼ばれ、質が高いことで知られているそう。
かつて船津町は良質な粘土に恵まれたことから、神崎瓦の製造が盛んに行われていました。
今では貴重となった昔ながらの技術を守り続ける一軒の「光洋製瓦」。
職人から直接指導を受けて瓦造りの一端を学び、工場見学もできる体験プログラムが人気を集めています。
型ぬき小物作りにチャレンジ!
姫路城歴代城主の家紋が刻まれた石こう型に粘土を詰め、オリジナルのオブジェを作ります。
①型は数種類の中から選ぶことができます。今回は姫路城を築城した池田家の家紋・揚羽蝶に決定!
指導してくれるのは、姫路城の平成の大修理を手掛けた瓦道具師の構井(かまい)俊一郎さん。熟練の技に圧倒されます。
②なめらかにした裏面には名前やイニシャル、メッセージを彫ってもOK。より一層愛着が増しそうですね。
③「細かいところまで出ているかな…」と、型から外す瞬間はドキドキ。
④構井さんの仕事を拝見。下絵や図案はないため、文化財の瓦を復元するときも、頭の中のイメージをもとに手を動かすそう。
⑤焼き上がると光沢が出て威風堂々。味のある仕上がりです。
工場見学付き!ミニチュアサイズの瓦も販売
工場見学は紙芝居を使っての解説付き。大修理時の興味深い裏話も聞くことができます。
年季の入った機械が現役で稼働中。手間暇かけて造ることで気候変動に強い瓦になっていきます。
『ミニチュア 鯱瓦』 540円
ミニチュアサイズのいぶし瓦も販売。お土産にぴったりです。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2018年5月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。