神社やお寺に行くと、手や口を清める手水舎に花を浮かべ、参拝者を楽しませてくれる「花手水(はなちょうず)」。四季折々の色鮮やかな花を見るとほっこり和むと同時に、写真を撮りたくなります。そんなSNS映えする「花手水」が撮影できる神戸周辺の神社やお寺を紹介します。心癒やされに出かけませんか?
1.華道の家元が生けた花が出迎えてくれる「神戸北野天満神社」<神戸市>

神戸市中央区、JR・阪神・阪急三宮駅から徒歩で約20分。北野坂を上がった先にある異人館「風見鶏の館」の東隣に「神戸北野天満神社」があります。
起源は治承4(1180)年。福原遷都の際に平清盛の命を受けた大納言五条邦綱が、新しい都の鬼門を封じ、災難から守るために京都の北野天満宮から分霊して社殿を造営し、僧・信海(そうしんかい)に管理させたのが始まりと伝えられています。

鳥居をくぐって石段を上がると目に留まるのが手水舎。水面から跳ね上がる鯉(こい)を彩るかのように四季折々の花が添えられています。
神社を訪れて週1回、季節の花を生けているのは佳生流 四代家元・西村翠雲(すいうん)さん。宮司の佐藤さんは、「コロナ禍で手水舎の使用が制限された頃、SNSなどで色鮮やかな花を浮かべて装飾する花手水が注目されるようになり、訪れる参拝者たちの癒やしになれば」と知り合いの家元・西村さんにお願いをして始めたそうです。
ピンクや黄など、淡い色の花を見ていると、心が和み、ほっこりした気持ちになります。

生け花が飾られた手水舎の鯉は、水をかけて祈願すると願いが叶うといわれている「叶い鯉」。水を「鯉にかける」ことから、鯉と恋を掛けて恋愛が成就するといわれています。力強く生けられた紅色の花からは、元気やパワーをもらえそうですね。
優しい音色の鈴が付いた『叶い恋御守り』や鯉の張り子に目を描き入れたり、願い事を書いて奉納したりできる『恋鯉守り』と共に恋愛成就を願えば、ご利益アップ間違いなし!?
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2.四季折々の花が鮮やかに浮かぶ「生田神社」<神戸市>

神戸市中央区、各線三宮駅から北へ10分ほどのところにある「生田神社」。創建は神功皇后摂政元(201)年。神功皇后の三韓外征の帰途、神戸港の沖合で船が進まなくなったので神占いをしたら、稚日女尊(わかひるめのみこと)が現れ、「私は生田の地にいたい」と言われたので、海上五十狭茅(うながみのいさち)によってまつられたのが神社の始まりです。

拝殿の東奥、朱色の鳥居が並ぶ稲荷神社前の手水舎では、色とりどりの花が不定期で浮かべられています。ピンクや黄、赤など明るい色の花もあれば、淡いピンクやオレンジのキク、白いユリなど、シックな色で統一されている日も。訪れた人たちは立ち止まり、写真撮影する人が多いそう。一目見ただけで幸せな気持ちになります。
※季節や時期によって、花がない場合もあります。

花手水と合わせて、癒やしスポットとなっているのが、社殿の北に広がる「生田の森」。平安時代の「枕草子」をはじめ、さまざまな書物にも登場する鎮守の森で、源平合戦の古戦場跡としても広く知られています。
森には樹齢500年を超える4本のご神木があり、天災や震災などを乗り超えた木々からは、あふれる生命力を感じます。木にそっと手を当てれば、自然のパワーがもらえるかも。
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3.ダリアが彩る花手水が美しい「伊和志津神社」<宝塚市>

宝塚市にある「伊和志津神社(いわしづじんじゃ)」は、平安時代中期に編さんされた「延喜式神名帳」にもその名を残す由緒ある神社。祭神は疫病災難除けや学問、縁結びの神として知られるスサノオノミコトで、境内には安産・子育てのご利益がある「宝塚水天宮」、火伏せの神をまつる「愛宕社」も鎮座しています。
近年は、宝塚市ゆかりの漫画家・手塚治虫とのコラボ授与品でも注目を集めています。「ブラック・ジャック」が描かれた「医療成就絵馬」や、手塚作品キャラクターがデザインされた「特別コラボ朱印帳」、宝塚市花のダリアとスミレをモチーフにした「幸咲守(さいさきまもり)」など、ここでしか手に入らない授与品を求めて全国から多くの参拝者が訪れます。

境内の手水舎では、季節の花々を浮かべた「花手水」が人気。宮司夫妻が育てた花のほか、宝塚北部・西谷地区の特産品であるダリアを「ダリアを楽しむ会」の皆さんから奉納いただくこともあるそうです。祭典や毎月1日の参拝日に合わせて新しい花が用意され、訪れるたびに異なる表情を楽しめます。

花手水を始めたのは、新型コロナウイルス感染症の流行で手水舎の柄杓が使われなくなったことがきっかけだとか。「花の力で少しでも重たい気持ちを癒やせれば」との思いから始まりました。母の日など季節の行事に合わせた花を取り入れながら、参拝者が神様へご挨拶する前に心が洗われるような空間づくりを心がけているといいます。

また、春には梅や桜、秋には紅葉やイチョウが境内を彩り、四季折々の景色を楽しめることから、参拝者の間では「花ノ宮(はなのみや)」の愛称でも親しまれています。色鮮やかな花手水とともに、自然の移ろいを感じながらゆっくりと境内を散策してみては?
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4.季節の花が彩る手水にアヒルが泳ぐ「多聞寺」<加西市>

山陽道加古川北ICまたは中国道加西ICから車で約10分。北条鉄道播磨下里駅からは徒歩約15分のところにある、加西市の「多聞寺(たもんじ)」。
黒田官兵衛率いる「黒田二十四騎」の一人でもあり、大阪夏の陣の「大阪五人衆」の一人として活躍し、道明寺の戦いにおいて討ち死した後藤又兵衛。1616年、又兵衛の三男が菩提を弔うため、1周忌の命日に合わせて建立したのが「多聞寺」の始まりです。

そんな歴史あふれるお寺にSNS映えすると話題の花手水があります。手水に花を浮かべるようになったのは約10年前。「お参りしてくださる人たちの癒やしになれば」と住職のアイデアでスタートしました。取材日はガーベラやカーネーション、マーガレットなどが浮かび、花の上にはアヒル!
訪れた人たちは「色鮮やかできれい」「アヒルがかわいい」「インスタ映えしそう」と写真を撮ったり、じっくり眺めたり。季節の花々とかわいらしいアヒルが心を和ませてくれます。

花は栽培しているものを使うほか、参拝者からの供花料やご朱印費用で賄っているそう。多い時は約120輪の花や葉が手水を彩ります。
花を浮かべるときに意識しているのは季節感。春には心弾むような淡い色を、夏には見ただけで涼を誘うように、秋には色付く紅葉を意識して、冬には温かみのある色の花を浮かべています。時には竹製のトイにハートをくり抜いた葉が登場することも。
そのほか、境内の手水鉢なども花で彩られています。花手水の詳細は「多聞寺」の公式Instagramをチェック!
➡︎公式Instagramはこちら
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本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2026年6月10日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。







