兵庫にいながら本場・讃岐のうどんが楽しめると、うどん好きから支持を集める「がいな製麺所」。加西市の田園地帯に佇むお店は、のどかな風景の中に突如現れる「がいなばあちゃん」の大きな看板が目印です。打ち立て・ゆで立てにこだわったコシの強いうどんは、素朴ながら一度食べるとやみつきになる味わい。観光客はもちろん、地元の常連客が足しげく通う人気店で、休日には行列ができることも。讃岐うどんの奥深さを堪能できる一軒です。
・小さなガレージから始まった「がいな製麺所」
加西市ののどかな田園風景の中にある「がいな製麺所」。静かな立地にもかかわらず、本格讃岐うどんを食べに訪れるお客さんは県内外を問いません。リピーターが多く、土日は行列ができ、1時間以上待つこともあるので時間に余裕を持っての来店を♪
創業は2004年、小さなガレージでのうどん作りから始まりました。それが人気が高まるとともにお店を増築。明るい店内にテーブル席が48席とカウンター席が8席(うち8席は屋外)と広々しています。
店主が修業を積んだ本場讃岐の名店「池上製麺所」の名物おばあちゃんが「がいなおばあちゃん」と呼ばれていたことから、この名が付きました。いつも笑顔のおばあちゃんのように笑顔と幸せがあふれるお店にしたい願いが込められています。ちなみにがいなとは、「強い」「根性のある」という意味の香川の方言だそう。パワフルなおばあちゃんがそれだけすごいと思われてたんですね。
お店の外にはインパクトのあるがいなばあちゃんの大きな看板が。幸せがあふれるおばあちゃんの笑顔がお客さんを見守ります。お店を訪れたらぜひ記念撮影をどうぞ!
・こだわりの原料で丁寧に作る本格讃岐うどん
お店自慢のうどんは、コシがやや強めの中太めん。水、粉、塩にこだわっておいしいうどんが作られます。
うどん作りに欠かせない水はすべて浄水されています。うどんだけでなく、手洗い用など敷地内に出る水はすべて浄水にする徹底したこだわりぶりです。粉は香川県から取り寄せた特製ブレンド小麦粉を使用し、本場の風味を大切にしています。
うどんは作るというより「育て上げるもの」。おいしくなれと愛情を注いで練り上げると、うどんが成長してくれるのだそう。大きな釜でゆっくりとくっつかないように丁寧にゆで上げられた、もっちりとしたコシのある麺はゆで立てが最高に美味です。
・人気No.1は『温泉卵の鶏天おろしかまたま』
『温泉卵の鶏天おろしかまたま』940円
メニューはうどん単品14種のほか、ごはんと組み合わせた定食も用意。うどんは「温」が11月~4月限定、「冷」が5月~10月限定と、季節に合わせて提供しています。さらに天ぷらや日替わり定食、季節限定メニューも登場し、いつ訪れても新しい味に出合えるのが魅力です。
同店の看板メニュー『温泉たまごのとり天おろし釜たま』は、もちっとした中太麺に温泉卵と大根おろしがなめらかに絡む、まろやか&爽やかな味わい。さらに、ジューシーなとり天のサクッとした食感が絶妙なアクセント。讃岐本場のコシを感じるうどんと組み合わさり、満足感たっぷりの一品。リピーターが多い理由も納得の人気メニューです。
・早い者勝ち!お得な『がいな特別定食』
『がいな特別定食』1,300円 ※数量限定
数量限定の『がいな特別定食』は、海老天のおろしぶっかけ、がいな特製TKG(卵かけご飯)、コーヒーorジュースががセットになった贅沢な一品。
ぶっかけうどんは温・冷から選べますが、おすすめは強さを存分に堪能できる「冷たい麺」。カツオ・いりこ・昆布で丁寧に取っただしと、バランスの良いしょうゆが味の決め手です。卵かけご飯は、夢前産の新鮮卵と加西市「サクライズミ 高橋醤油」のしょうゆを使い、地元の恵みがたっぷりと詰まっています。
・テイクアウトもOK!体験講座やイベントも
『がいなの生麺(4人前)』(だししょうゆ付き)670円、(だししょうゆなし)590円
こだわりの手打ちめんはお持ち帰りもできます。自宅で本格讃岐うどんを味わって!おいしいゆで方も教えてもらえます。
『半生麺』(3人前)600円、(6人前)1,300円
お土産用に水分を抑えて日持ちをよくした半生麺もあります。その他に県内外のイベントに出店したり、うどん打ちの出張体験講座を行ったりしているので、身近なところで本場讃岐のおいしいうどんに出合えるかも。
西播磨エリアで本格讃岐うどんを味わえる「がいな製麺所」。昼時には行列ができるほどの人気店で、加西の自然に囲まれながら打ち立ての麺を堪能できます。加西を訪れたなら外せない名店のひとつです。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年8月25日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。