老舗酒蔵「富久錦(ふくにしき)」のフラグシップショップ「ふく蔵」。伝統を守りながら、新しい食文化を提案しているお店です。シンプルながらも材料一つ一つにこだわった食事は絶品。幅広い世代に愛され、遠方から訪れる人も後を絶ちません。趣ある落ち着いた空間で、大人時間を過ごしてみませんか?
※新型コロナウイルスの影響で、ランチ営業を変更しております。
詳しくは店舗へお問い合わせください(2020年8月26日時点の情報)
「富久錦」の酒蔵を再生させたレストラン「ふく蔵」
加古川北ICから車で5分、加西市三口町にある「ふく蔵」。1839年創業の酒蔵「富久錦」が運営しているお店です。1階は蔵元直売の純米酒、純粋な調味料、地元の農産物などを販売するショップ、2階はレストランになっています。
駐車場からお店へと向かう橋は、古き良き日本の風景。
明治時代の酒蔵を再生させた店内。当時の柱や梁(はり)はそのままに。木のぬくもりが感じられます。吹き抜けになっていて、開放的ながらも歴史を感じる趣ある空間。しっとりあたたかな照明も相まって、まるで秘密の屋根裏部屋にいるような感覚。
麹を作るときに使う道具を再利用したお盆など、酒造りにまつわるもので溢れています。
素材本来の味を生かした絶品ランチ
※新型コロナウイルスの影響で、ランチ営業を変更しております。
詳しくは店舗へお問い合わせください(2020年8月26日時点の情報)
『ふく蔵弁当』2,400円(デザート付き)※数量限定
1番人気のランチがこちら。地元で採れる季節の野菜をふんだんに使った、月替わりのお弁当です。“食は純粋であるべき”をモットーとし、シンプルな調理方法で素材本来のおいしさを引き出しています。お米の旨みが豊かな酒粕にだしがしっかり効いた粕汁、衣に米粉を使ったトウモロコシのかき揚げなど、酒蔵ならではのメニューが豊富。天然調味料にもこだわり、全国から納得のいくものだけを取り寄せ。なじみのある食材ながらも、家庭料理とはまた違った味わいを楽しめます。心のこもった料理は、一つ一つが繊細でお酒に合う仕上がりになっています。
平日は30食、土日祝は45食限定。早めに売り切れることもあるので予約がベター。このほか、季節限定膳(月替り2,000円〜)も用意しています。
酒造りに関する材料から作る自家製スイーツ
『酒まんじゅう』200円
「ふく蔵」を代表するお菓子の一つが、毎朝手作りする『酒まんじゅう』。日本酒を発酵させる酵母菌の力で生地をふくらませています。芳しい酵母菌の香りと、皮のもっちりとした食感を楽しんで。持ち帰り用の5個入り(600円)も1階のショップで購入できます。
『こうじアイス』300円
酒造りにかかせない米麹から、甘み成分を引き出した麹蜜をベースに、「共進牧場」の生クリーム、低温殺菌牛乳、卵から作ったアイス。独特な甘さは新感覚!
毎年人気!夏季限定のかき氷がスタート!
『豆かん氷』700円 ※数量限定
夏になると毎年人気なのが、仕込み水で作ったかき氷。実際の酒造りにも使用する、井戸から汲み上げた軟水を凍らせ、やわらかな食感を実現しました。
オススメの『豆かん氷』は、ほんのり塩味の効いた豆かん、こうじアイス、粒あんを器に盛り、その上にかき氷をふんわりと積み上げています。沖縄波照間産の純黒糖蜜を使用し手作りしたシロップとの相性はバツグン。落ち着いた味わいのかき氷です。
このほか、上品な抹茶と粒あんが絶妙なハーモニーを奏でる『抹茶練乳氷』、やさしい甘さが特徴の阿波和三盆糖をふりかけたシンプルな『阿波和三盆氷』の2種類がラインアップ。
※かき氷は9月22日までの期間限定。
ギャラリー併設のお土産ショップ
1階のショップでは、全国から取り寄せた選りすぐりの天然調味料や、地元の農産物などを販売しています。レストランの料理で使用されている調味料も手に入るので、食事を楽しみながらお気に入りを見つけてみて。
もちろん富久錦の純米酒も多数取り揃えています。手土産にもピッタリ。
店舗の奥には、2週間ごとに入れ替わるギャラリーを設置。地元の作家や地場産業にスポットを当て、作品や雑貨の展示、販売を行っています。
■詳細情報
■DATA
ふく蔵
- 所在地
- 兵庫県加西市三口町1048
- 電話番号
- 0790-48-2005
- 営業時間
- ショップ&ギャラリー 10:00~18:00
ランチ 11:30~15:00(最終入店13:30)
カフェ 13:30~17:00(最終入店16:00)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2020年8月17日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。