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2023.3.5
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【明石焼8選】老舗やカフェなど人気おすすめ店を厳選!生地や出汁のこだわり、たこ飯にも注目

兵庫県明石(あかし)市のご当地グルメ「明石焼(あかしやき)」を知っていますか?生地に卵を多く使用することから地元では「玉子焼」の愛称でも親しまれています。明石焼はたこ焼きと違って、小麦粉だけでなく「じん粉」(小麦粉からでんぷん質のみを取り出して精製したもの)を使うことで、ふわふわとろとろの食感が特徴です。また、だし汁に付けて食べるのも明石焼の醍醐味!今回は老舗から最新カフェまで、人気店8選を紹介!各店のこだわりや人気メニューをリサーチしました♪

 

【関連記事】明石焼のルーツや、たこ焼きとの作り方・食べ方の違いについて知ろう!

1.本家きむらや

1924年創業の「本家きむらや」。地元の人はもちろん、観光客も大勢訪れる老舗の明石焼専門店です。屋台から始まった同店は、店主の代で4代目になり、創業当時から変わらない味の明石焼が人気です。

店内は昭和にタイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気があふれています。平日の午前中でも地元の常連客や、出張帰りの人が多く訪れるんだとか。休日は観光客で行列ができる人気ぶりです。

20個入った同店の明石焼は、一人前あたりL玉の卵を2個使用。味付けは昆布だし、醤油のみシンプルです。卵を多めに使用しているので、何も付けずに食べてもしっかりと味がついています。

『明石焼き(玉子焼き)』900円

まずはそのままで食べたり、塩をかけたりして明石焼本来の味を楽しんで。そのあとはこだわりのだし汁で味わうのもおすすめです。だし汁は道南産の一枚昆布と魚の棚商店街にある「花かつお 室田」から仕入れたカツオ節で作っています。濃いめの味わいが特徴的で、明石焼の味が引き立ちます。ふわふわ、とろとろの明石焼は、卵の風味がしっかり感じられます。

テイクアウトや冷凍販売も。遠方の人はオンラインショップでの購入もできるのでチェックして。➡︎公式オンライショップはこちら

『タコ』500円、『スジ肉』300円、『卵』『厚揚げ』『大根』各150円

自慢の出汁で作った『おでん(関東煮)』にも注目を。昆布やイリコ、ザラメを使用した、甘めの味付けが特徴です。すべての具材にしっかりと味が染み込んでいて、中でも『タコ』がイチオシ!たこ足が1本丸ごと串刺しになっています。スッと噛むことができるほど柔らかい食感なので、豪快にかぶりついて召し上がれ。

明石焼をシェアして、おでんと一緒に楽しむのも良いですね。昔から変わらない歴史あふれる「きむらや」の老舗の味を堪能しては?

●混み合う時間帯 平日は11:00〜14:00、土日・祝日は10:00〜15:00
●狙い目の時間帯 平日は10:00〜11:00、土日・祝日は14:00ごろ
●テイクアウト 予約可能。受け取り予定の30分前の予約がおすすめ。
※テイクアウトの場合は、焼き上がりから3時間以内に食べてください。

■DATA

本家きむらや

所在地
兵庫県明石市鍛治屋町5-23
電話番号
078-911-8320
営業時間
10:00〜15:00

2.明石焼き ゴ

2002年に創業し、21年目を迎える「明石焼き ゴ」。店主の奥さんの実家が淡路島で明石焼店を営んでいて、「この味を明石でも広げたい」と思いオープンしました。会社員を定年退職した後、第二の人生としてお店を始めたんだとか。

店内はカウンター席4つのほか、テーブル席が5つ、小上がり席が3つあります。料理を注文すると、漢字クイズが出されるという面白い仕掛けが!点数によって割引をしてもらえるうれしい特典もあるので、待ち時間の間に全問正解を目指してぜひ挑戦してみて。

明石焼は10個入りか15個入りから選ぶことができます。がっつり食べたい時や小腹がすいた時、シェアしたい時などシーンに合わせて選べるのが同店の魅力です。

『明石焼き』(15個)680円

冷めてもおいしさを保てるように、同店では浮き粉と卵のみを使用するのがこだわり。生地はもちっとしていて、トロトロアツアツなのがたまりません!たこは明石産のものを使用し、歯応えがしっかりしているので、噛むほどにたこのうま味や甘みが楽しめます。

同店の明石焼は種類が豊富!たこのほかに、「エビ」や「キムチ」、「すじこん」、「アナゴ」などさまざまな具材がが入った明石焼を提供しています。中でも店主のおすすめは「青春バス」と「たんこぶ」。「青春バス」は梅とたこが入っていて、梅のさっぱり感と優しい生地の味わいがよく合います。「たんこぶ」は塩昆布が入っていて、塩気があるのでそのままで食べるのがおすすめ!

『玉焼きごろごろ(あんかけ明石焼き)』730円

明石焼にたっぷりのあんかけがかかった『玉焼きごろごろ』。通常の明石焼に使っているだし汁を餡にしています。だし汁は北海道産の昆布とカツオ、醤油で作り、昆布のうま味が利いたあっさり目の味わいです。生姜がたっぷりとのっていて、ポカポカと身体の内側から温まる一品。寒く冷え切った季節にはぴったりです。

いろんな具材の明石焼を堪能できたり、漢字クイズが楽しめる「明石焼き ゴ」。クイズに全問正解して、お得に明石焼を食べてみて♪

●混み合う時間帯 平日は11:00〜13:00、土日・祝日は11:00〜17:00
●狙い目の時間帯 平日は14:00〜15:00、土日・祝日は17:00〜
●テイクアウト 電話にて予約可能。デリバリー(出前館)にも対応しています。

■DATA

明石焼き ゴ

所在地
兵庫県明石市本町2-1-4 熊本ビル1階
電話番号
078-913-8205
営業時間
11:00~21:00(L.O.20:30)

3.タコあしCAFE

「タコあしCAFE」はゆったりとしたカフェ空間で明石焼が味わえる、新しいスタイルのお店です。「もっと色んなスタイルで、明石焼を楽しんでほしい」との思いで2022年1月にオープンしました。

店内に足を踏み入れると、シックなインテリアが溶け込んだ、落ち着いた雰囲気の空間が広がります。2〜3人が座れるほどの広めのソファ席が2つ、奥にはテーブル席が4つあり、子連れでも気兼ねなく過ごすことができます。

『明石焼(玉子焼)』650円

外はカリッ、中はフワフワになるよう、火加減を調整しながら焼き上げる『明石焼(玉子焼)』。ふっくらとした明石焼を、まずは定番のだし汁につけて召し上がれ。明石焼のうま味を最大限に引き出せるよう、昆布とカツオを使用しただし汁は、あっさりとした優しい味わいが特徴的です。

テーブルにはソースや岩塩もスタンバイ。明石焼に岩塩を振りかけてそのまま食べてみて。フワッとした明石焼に、ガリッとした岩塩の食感がクセになります。

『明石焼CAFE(カフェ)セット』1,190円

明石焼のほか、和スイーツやドリンクがセットになった『明石焼CAFE(カフェ)セット』は同店の人気メニュー。スイーツはあんみつやパフェなど6種類の中から選ぶことができ、ドリンクもコーヒーや紅茶、ジュースなど種類豊富に用意しています。

取材日のデザートは「あんみつ」をチョイス。白玉やカラフルな求肥(ぎゅうひ)、フルーツのほか、たっぷりのあんこがトッピングされ、底には寒天がぎっしりと入っています。黒蜜も添えられているので、味変を楽しんで。明石焼を堪能したあとは、ドリンクとスイーツでお口直しができるのも良いですね♪

スイーツは単品でも注文可能。季節限定のパフェなどにも力を入れているそうなので、詳しくはInstagramをチェックして!➡︎公式Instagramはこちら

『アラカルト明石焼きのプレート盛り』1,380円

明石焼の中に和洋さまざまな具材が入った新感覚の『アラカルト明石焼のプレート盛り』。かわいらしくレンゲに盛られ、5種類の味が食べ比べできる、変わり種の明石焼です。

取材日は「トマト・クリームチーズ×バジルソース」「ホタテ×ゆず」「エビ×マヨネーズ」「モチ×明太子」「牛すじ×おろしネギ」が登場。一つひとつの具材は明石焼との相性抜群!各種2つずつ提供されるので、シェアして食べるのもおすすめです。

このほか、定食や一品などのメニューも種類さまざまに取りそろえ、明石焼にプラスしてシェアして楽しめるのも同店の魅力。明石焼とカフェメニューが一度に楽しめる「タコあしCAFE」でゆったりとした時間を過ごしてみては。

●混み合う時間帯 平日は12:00〜13:00、土日は13:00〜15:00
●狙い目の時間帯 オープン時の11:00〜12:00、13:00以降
●テイクアウト 電話予約可能。店頭受け取り。

【明石】「タコあしcafe」カフェ空間で楽しむこだわりの明石焼!定食やスイーツも豊富♪

■DATA

タコあしCAFE

所在地
兵庫県明石市鍛冶屋町4-22
電話番号
078-920-8722
営業時間
平日/11:00〜21:00(L.O.20:30)
土曜日/9:00〜21:00(L.O.20:30)
日曜日/9:00〜18:00(L.O.17:30)


4.よこ井

1952年創業。両親から受け継いだ店を一人で切り盛りする「よこ井」。明石焼の元祖と言われる伝説の向井清太郎のレシピを唯一引き継ぐお店です。店主は2022年に明石市から「明石焼職人」として表彰され、伝統の味を今日も守り続けています。

店内はカウンター席とテーブル席が配されたシンプルな空間。お客さんにベストな明石焼を提供するため、メニューは明石焼とビールのみ。職人としての誇りとプライドが伝わってきます。

同店の明石焼の特徴は、ほどよくきつね色に色付いた焦げ目。厚みのある銅板で絶妙に火を入れながら、ふっくらやわらかに焼き上げていきます。卵の甘い香りが漂い、その見た目からも明石焼が”玉子焼”の名で親しまれている理由が分かる仕上がりです。

『明石焼き』(1人前10個)600円
※写真は2人前

まずはそのままで食べるのが本来の明石焼のあり方という店主。明石焼の歴史をたどると、焼きたての明石焼で口の中を火傷しないように、冷ますためにだし汁を付けて食べるようになったんだそう。

同店のだし汁は昆布ベースのあっさりとした味わい。ネギや三つ葉を入れていないのは、明石焼そのものの味わいを最大限楽しんでもらいたいから。卵の甘みと焦げの風味、ふわふわとろとろとした食感が三位一体となり、「これぞ玉子焼」とグルメもうなる納得の味わいです。

コリっとした食感と磯のうま味が広がるたこは地元の「明石だこ」を使用しています。

「真の玉子焼(明石焼)を知りたければうちに来てほしい」と腕をならす店主。70年守られ続けてきた味わいは、誰もがほっと心あたたまるような懐かしさにあふれています。

店内の壁にはたこ焼きと明石焼の違いについて明記した表も展示してあるので、ぜひその違いを理解してからじっくりと味わってみて。

●混み合う時間帯 平日は特になし、土日は12:00〜15:00
●狙い目の時間帯 10:00〜12:00
●テイクアウト 店頭で注文と受け取りを。電話予約不可。

■DATA

よこ井

所在地
兵庫県明石市本町1丁目1-13
電話番号
078-913-0068
営業時間
10:00〜L.O.16:00(材料が無くなり次第終了)

5.たこ左衛門

魚の棚商店街の中心部に店を構える「たこ左衛門」。明石焼以外にもさまざまなメニューがあり、夜も22:00まで営業しているので、観光客だけではなく地元の人もふらっと気軽に立ち寄れるお店です。ひときわ目立つ黒い壁に描かれた大きなたこの絵を目印に訪れて。

テーブル席やカウンター席、2階にも席の用意がある同店は、おひとり様からファミリー向けにぴったりです。注文は席に置いているタッチパネルでできるので、混んでいてもスムーズに注文できるのがうれしいですね♪

同店では、大きな窓から実際に焼いている所を見ることができます。注文してから待っている間、焼いている様子を間近でのぞいてみるのも楽しみの一つになるのでは。

『明石玉子焼き』550円、左奥『明石さいだー』363円、右奥『明石たこビール』768円

同点の看板商品でもある『明石玉子焼き』は、明石産の卵をふんだんに使い、なるべく無添加で作られています。だし汁で食べるほかにも、ソースにも合うよう少し甘めの味わいが特徴。箸で持ち上げるとその柔らかさにびっくり。食べた瞬間トロっととろけ、少し焦げ目がついた香ばしさの中に、優しい味が飽きのこない一品です。『京風 たこ焼き』も販売しているので食べ比べてみるのもおもしろそうですね。

甘さ控えめでドライな味わいの『明石さいだー』と、スッキリと飲みやすさとホップの程良い香りを感じる『明石たこビール』にも注目を。どちらも明石焼に合うように作られています。

左『たこぶつ』869円、右『たこ飯』550円

新鮮な「明石だこ」をそのまま味わえるお造りや、しっかりお腹を満たしてくれる『たこ飯』もスタンバイ。『たこ飯』は「明石だこ」のうま味を最大限に活かしあっさりした味付け。ほのかに香るごま油のコクと風味で食べ進めるほど箸が止まりません!一度にさまざまな「明石だこ」を楽しみたい人は、『明石玉子焼き』と『たこ飯』がセットになった『たこ・たこランチセット』(1,000円)を注文してみて。

●混み合う時間帯 11:00〜14:00
●狙い目の時間帯 15:00以降
●テイクアウト 電話のみ予約可能。店頭受け取り。

■DATA

たこ左衛門

所在地
兵庫県明石市本町1丁目1-17
電話番号
050-7132-6787
営業時間
11:00〜22:00

6.まるまる

創業から30年以上もの間、地元の人を中心に親しまれてきた「まるまる」。JR・山陽明石駅から南へ出て歩くこと1分ほど、「パピオスあかし」の1階にあるのでアクセス良好です。

店内は海辺のサーフショップのような佇まい。店主の趣味で、全長約4mの木製サーフボードやおしゃれなサーフ系のインテリアが飾られています。店内のテーブルや内装の一部は店主が自らDIYしたそう。イスは学校のイスが使われていて、どこか懐かしさも感じられます。

『まるまるの玉子焼』750円

小麦粉やじん粉、出汁、卵、長イモを使用して作る同店の明石焼。長イモを入れることでバランスの良いさっぱりとした味わいになるそう。だし汁には北海道産の昆布やカツオ、アゴを使用。とっくりに入れて提供されるので、アツアツで食べることができるのもポイント。少し甘みのある優しい味わいのだし汁は、香ばしく焼かれた明石焼を引き立ててくれます。

『しそ&明太子入り玉子焼』950円

『しそ&明太子入り玉子焼』は同店の人気メニュー。たこやシソ、九州から取り寄せる明太子が入った、具材たっぷりの贅沢な明石焼です。シソの風味が口いっぱいに広がり、ピリッと辛い明太子の味と相性抜群!お好みでソースをつけて食べるのもGOOD!ピリ辛のどろソースや、自家製の甘口ソースで味変を楽しんで♪

さまざまな具材が味わえる明石焼のほか、オリジナルのたこ焼きもあります。たこ焼きも「バターしょうゆ」や「さっぱりポン酢」など豊富なラインアップ!明石焼とたこ焼きの食べ比べをするのもおすすめです。

●混み合う時間帯 10:30〜15:00
●狙い目の時間帯 15:00〜17:00(生地がなくなり次第終了)
●テイクアウト 電話にて予約可能。明石焼はプラス50円、たこ焼きはプラス30円
(明石焼には三つ葉付き、ソースも事前の連絡で、かけてもらうことも可能)

■DATA

まるまる

所在地
兵庫県明石市大明石町1丁目6-1 パビオスあかし1階
電話番号
078-918-6038
営業時間
10:30〜21:00(L.O.20:30)

7.明石玉子焼 梅菊(うめきく)

「魚の棚商店街」の東側にある「梅菊(うめきく)」は、明石の食材にこだわった居酒屋「魚菜酒蔵だいがく」の姉妹店。2020年12月にオープンし、明石焼やたこを使った料理を提供しています。

店内にはカウンター席が4つ、奥には4人掛けのテーブル席が7つあります。そのうち、3つは仕切りのある席になっているので、子連れに利用しやすい造りになっています。

『玉子焼』600円

とにかくだし汁にこだわっているという『玉子焼』。利尻昆布と独自ブレンドしたカツオ節で毎朝出汁をとっているそう。カツオの風味がしっかりと利いただし汁に、明石焼をくぐらせて召し上がれ。

三つ葉やネギの薬味を提供する店が多い中、同店では三つ葉・ネギ・シソを混ぜ合わせています。ミックスされた薬味は、だし汁や明石焼との相性抜群!素材それぞれの豊かな香りが楽しめます。

『たこぶつ』750円

明石焼のほかに、たこ料理にも注目を。同店では明石産のたこをなんと生きたまま仕入れているそう。厨房で丁寧に塩で手もみし、湯がきあげた新鮮なたこを使用しています。たこをぶつ切りにした『たこぶつ』はしっかりとした弾力が特徴で、吸盤のプリッとした食感もやみつきに。造り醤油も手作りするこだわりぶり。造り醤油におろし生姜を混ぜるのもよし、スダチを絞ってさっぱりとした味で楽しむのもよし!食べ進める手が止まらない一品です。

『たこ飯』850円

出汁の優しい味わいとたこのうま味がたっぷりの『たこ飯』。たこ飯の上には出汁で炊いたニンジンやキヌサヤ、だし巻き卵、たこの柔らか煮がのっています。たこの柔らか煮はたこ飯のためだけに作っているそう。ショウガの香りがふわりと広がり、ホロッと口の中で崩れるたこの食感に驚くはずです。

アルコールメニューも充実しているので、昼飲みで訪れるのもいいですね。同店自慢の出汁を使った、明石焼やたこ料理を心ゆくまで堪能しては?

●混み合う時間帯 12:00〜14:00
●狙い目の時間帯 11:00のオープン始め、14:00以降
●テイクアウト 電話での予約可能。店頭受け取り。

■DATA

明石玉子焼 梅菊(うめきく)

所在地
兵庫県明石市本町1丁目1-11
電話番号
078-995-9433
営業時間
11:00〜15:00

8.明石夢工房 西明石店

JR西明石駅から徒歩4分ほどの場所に店を構える「明石夢工房 西明石店」。明石焼専門店が集結するJR明石駅から1駅離れた、比較的入店しやすい立地にあります。とはいえ地元民の食卓では定番の味で、明石焼をテイクアウトするお客さんがひっきりなしに訪れます。

同店のオーナーの祖父は、山陽電車東二見駅前にある1968年創業の老舗「玉子焼 てんしん」の創業者。2003年、2004年に開催された「あかし玉子焼フェスティバル」にて、2年連続最優秀賞を受賞した「玉子焼 てんしん」のレシピを元に改良を加え、「明石夢工房」の明石焼が誕生しました。

店内はカウンター席のみのシンプルな造り。目の前が調理場なので、明石焼が焼ける音や香りを感じながら待ち時間も楽しめます。

『明石だこの玉子焼』630円(ネギ入り700円)

同店の明石焼は、弾力のあるもちっとした食感が特徴で、噛めば噛むほど卵のコクが感じられます。生地にしっかり味が付いているので、冷めてもおいしいと人気です。北海道産の真昆布とカツオで作るだし汁は濃いめの味わいで、魚介の奥深い味わいが明石焼と相性抜群。このほか明石のり、ソース、抹茶塩が各席にスタンバイしているので、自由に味変を楽しんで。

噛み応えのあるぷりっぷりのたこは、新鮮な明石の地たこを契約水産業者から仕入れています。たこの代わりに穴子が入った『アナゴ玉子焼』(10玉730円)や、1玉で「明石だこ」とアナゴが両方楽しめる『デラックス玉子焼』(10玉1200円)もあるので、港町ならではの味わいを堪能しては。

『大黒堂の福玉焼』(9玉)300円〜

明石焼と並ぶ看板商品『大黒堂の福玉焼』もオーナーの祖父が考案したもの。明石のお祭りでは欠かせない名菓で、地元の人で知らない人はいません。外はサクッ、中はふわっと、クリームは半熟で手が止まらなくなります。

家でも自慢の味わいを楽しんでほしいと持ち帰り商品の開発にも力を入れる同店。お土産にぴったりの冷凍の明石焼(12玉入り918円)や、たこ焼き用のホットプレートで明石焼を作ることができる粉セット(3食分540円)などを販売しています。粉セットにはだし汁も付いていて、自宅で明石焼パーティ“あかパー”が楽しめるB1グランプリ公認のおすすめ商品です。

「あかし玉子焼ひろめ隊」の隊長も務め、全国で明石焼をはじめとした明石の名産物のPR活動を行うオーナー。“明石愛”にあふれたオーナーが手がける明石焼は、1玉で心を奪われること間違いなしです。

「明石夢工房」は第二神明道路の明石SA下り・上りにも出店しています。観光やドライブの合間に、気軽に立ち寄ってみては。

●混み合う時間帯 12:00〜15:00
●狙い目の時間帯 11:00〜12:00、15:00〜17:00
●テイクアウト 電話予約可。店頭受け取り。

■DATA

明石夢工房 西明石店

所在地
兵庫県明石市花園町3-13
電話番号
078-929-1188
営業時間
11:00〜21:00

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年1月27日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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