隠れ家のようなカフェや県内初の大型ブックカフェなど、本好きの人なら一度は訪れたいカフェをピックアップ。10月27日〜11月9日の二週間は秋の読書週間です。すべての世代の人に本を親しんでもらうきっかけづくりを目的として、全国で展開されています。そんな読書の秋におすすめしたいおしゃれなブックカフェを厳選しました!
1.Parland Coffee(パーランドコーヒー)<姫路市>
※コロナウイルス感染症拡大防止のため、当面の間は本を撤去しています
姫路城から車で5分ほどの野里の閑静な住宅街にたたずむ「Parland Coffee」。シドニーの田舎にあるカフェのような、開放感抜群で自然と一体化していながらも空間は洗練されている、ゆるくてナチュラルな雰囲気のカフェです。
店内は木目調のあたたかい雰囲気にブラックボードが映えるブルックリンスタイルを思わせる空間。”ORDER HERE”とあるカウンターで先に注文と会計をするスタイルです。
オーナーのチョイスで置かれた雑誌や、元書店員の経験を持つ陽文庫(あきらぶんこ)のみずいけ あきら氏の古本も置かれています。
陽文庫の本は不定期で入れ替えがあるので、常連でも新しい本に出合えるのがうれしいポイント。みずいけ氏がオススメする“今月の1冊”もあります。
『カフェラテ』454円
読書のお供にこだわりコーヒーはいかが?
豆はすべてスペシャルティーコーヒーを取り扱いこだわり抜かれた一杯ですが、価格はお手ごろ。
値段を抑える理由は、“店側が客層を決めることなく裾野を広げてさまざまなお客さんにおいしいコーヒーを楽しんでもらいたいから”なんだそう。
『ベイクドバナナチーズケーキ』399円 『抹茶ラテ』454円
自家製スイーツもチェックして。『ベイクドバナナチーズケーキ』と『ガトーショコラ』が人気。『ベイクドバナナチーズケーキ』はなめらかな食感と食べやすい甘さで、しっかりとしたコクのある味が魅力です。
天気のいい日は、姫路城も臨めるテラス席で優雅なひとときを過ごしてみて。
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2.cafe the fourth wall(カフェ ザ フォースウォール)<姫路市>
JR姫路駅から徒歩8分、呉服町から少し北に歩いたところにある「cafe the fourth wall(カフェ ザ フォースウォール)」。2017年にオープンしたブックカフェです。
読書好きにとって、本を読む環境はとっても大事。店内は木目調で統一され、落ち着いた雰囲気です。
ジャンルは問わず、オーナーがお気に入りの本を集めて、不定期に入れ替えています。そして「1冊読み切るほど腰を据えてもOK!」です。
日替わりスイーツ『肉球マフィン』500円
『肉球マフィン』はそのかわいらしい見た目とは打って変わって外はサクッと中はしっとり、朝焼き上げたことがわかる風味の豊かさが魅力です。
中にはストロベリーチョコレートがごろごろ入って、甘酸っぱい大人な味。日替わりで抹茶やバナナにアレンジされます。
『ノンアルコールサングリア』500円
スイーツのお供になるドリンクにもこだわりが感じられます。
オリジナルレシピのジンジャーシロップで作る『自家製ジンジャーエール』500円や、少し渋味が感じられるほどに濃厚なブドウジュースで作る『ノンアルコールサングリア』450円はここでしか味わえないおいしさ。
ドリンクはおしゃれなBOXでテイクアウトもできます。土・日曜日はお客さんでにぎわうので、オススメは平日だそう。
お店の名前にもなっている、“fourth wall”は、“舞台”という非現実的世界と、“客席”という現実世界の間に位置する、見えない壁を意味するのだとか。ゆっくり時間を忘れて二次元の世界に浸ってみては?
誰にも教えたくない、自分だけの隠れ家カフェになるはず。
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3.トキシラズ<相生市>
ビルの2階に入っている「トキシラズ」。建物向かって左手にある階段から2階へと上がります。店主は大人になって古本に魅せられ、古本屋を持ちたいと思い立ち、相生に唯一となるブックカフェをオープン。2010年のオープンから10年目を迎えました。
ドアを開くとその向こうには本の世界が広がります。広々とした店内をぐるりと囲むように置かれた書棚には、アートや写真集、和書、洋書、古書など幅広いジャンルの書籍や雑誌が並んでいます。
これらはすべて販売用の古本で、手にとって店内で読むこともできます。お客さんからの古本の買い取りもしているので、買い取りのみの来店もOK!
お客さんから「ブックカフェでは話しちゃいけないですか?」とよく聞かれるそうですが、「そんなことはありません。思い思いにくつろいでもらえたら。」と店主。読書以外にもパソコンを開いて仕事をしたり、友人との再会を果たしたりする人も。13時から23時まで晩ご飯の時間以外ずっと読書にふける人もいるんだとか。
『ブレンド・クリアー』450円 『チーズケーキ』350円
コーヒーの種類は『ブレンド』『コロンビア』『パプアニューギニア』の常時3種に加え、期間限定でさらに1種加わることも。オーダーが入ると豆を挽き、店主が一杯一杯丁寧にハンドドリップで淹れるこだわりようです。読書と供に長く付き合って欲しい、という店主のやさしさがカップになみなみと注がれたコーヒーに表れています。
店主の気まぐれで楽しめる日替わりスイーツ。取材時のスイーツは『チーズケーキ』350円と『スコーンくるみ』250円。『チーズケーキ』はしっとり濃厚で本格派、一番人気のスイーツです。
「トキシラズ」の夜は、月明かりと間接照明がレトロ感をさらに高めて昼とはまた違ったムード。
読書の秋に押さえておきたい「トキシラズ」。新たな本との出合いの場で素敵な時間を過ごしてみては。
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4.スターバックス コーヒー TSUTAYA パークタウン加古川店<加古川市>
ツタヤの本を読みながら、スターバックスでコーヒーブレイク。ツタヤとスターバックスがコラボした本好きにはたまらない店舗が、昨年県内ではじめて加古川に登場しました。
複合施設「ニッケパークタウン」内の「スターバックス コーヒー TSUTAYAパークタウン加古川店」。併設のツタヤに備えられた未購入の本を、ソファやテーブルが用意されたスターバックスの店内に持ち込んで、ドリンクやフードを楽しみながらじっくりと読むことができます。
お目当ての本を、立ち読みではなくゆっくり座って読めるのがうれしいですね。小説に夢中になるもよし、気になる雑誌をサクッとチェックするもよし。
テーブル席のほかにも気軽に休憩できるシートや子どもを遊ばせることができるスペースもあり、子連れでもゆっくり過ごせそう。
JR加古川駅から徒歩10分とアクセス良好です。
『スターバックスラテ』(トールサイズ)380円と『 チョコレートチャンクスコーン』260円
本に囲まれてゆったりと過ごせる居心地のよい空間は、何時間でもくつろいでいたくなります。
ミルキーな味わいが人気の『スターバックスラテ』と発酵バターが香る『 チョコレートチャンクスコーン』をお供に、読書の秋を満喫してはいかがでしょうか。
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本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2020年8月27日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。