カフェとショップ、展示室を併設した「水上村・川のほとりの美術館」。カフェでは、播磨でとれる季節の果実で作った自家製シロップのドリンクやかき氷や、手作りグラノーラを。ショップでは暮らしを豊かに支えてくれる、おいしいものや、ぬくもりのあるもの、わくわくする雑貨などを取り扱っています。ぬくもりのある空間で、ゆったりとくつろいでみませんか?
川のほとりにたたずむミュージアムカフェ
姫路城につながる船場川のほとりにある「水上村・川のほとりの美術館」。
深みのある赤い壁が目を引く建物の1階には、こだわりメニューを提供するカフェと生活になじむ商品が並ぶショップが、2階展示室では企画展を開催しています。
カフェでは播磨の食材をたっぷり使ったドリンクやかき氷がいただけます。ナチュラルテイストの店内は自然光がたっぷり注ぎ、ゆったりとした気持ちにさせてくれます。
二十四節気を楽しむコーヒーとグラノーラ
『季節のコーヒー』450円と『ミニパフェ』350円〜
自家焙煎の『季節のコーヒー』は、二十四節気をイメージしてブレンドした、ここだけのオリジナル。
二十四節気とは、1年を24の節に分け、季節の移り変わりの目安としたもの。立春、啓蟄、夏至などがそれです。
豆を挽いた瞬間からコーヒーの芳醇な香りが広がり、ハンドドリップで丁寧に淹れる一杯は苦味が少なくさわやか。
『ミニパフェ』には、フレッシュなフルーツと、シャクッとした口あたりが楽しい自家製アイスが。その上にあしらわれた自家製グラノーラは、コーヒーと同じく二十四節気にちなんだもの。大麦やナッツをベースに季節の果実などを混ぜています。
『季節のグラノーラ』50g 320円、100g 550円、150g 800円
ザクザクとした食感で食べごたえのあるグラノーラは、忙しい朝の朝食やおやつにぴったり。
二十四節気は約2週間おきに一気が訪れるので、コーヒー、グラノーラともに2週間ごとに味を変えています。忙しい日々の中で忘れがちな、こまやかな季節の移ろいに思いを馳(は)せて味わってみて。
氷から手作り!自家製シロップが自慢のかき氷
かき氷『いちじく』800円
毎年、立夏から肌寒くなる頃まで好評のかき氷。みぞれや宇治などの定番や、梅や柚子、いちじくなど播磨産の季節の果実をじっくり漬けこんだシロップがけの氷など、種類豊富。
オレンジとレモンをのせた『シトラス』は、さっぱりした酸味が暑さを和らげてくれます。どの味も、シロップが無くなり次第終了で数量限定です。
自家製シロップで作るジュースやソーダなどのドリンクも提供しているので、こちらも要チェック!
透明度の高い氷は、ご主人が手作りしているというこだわりっぷり。レトロなかき氷機で削る氷はふわふわで、口に入れた瞬間優しく溶けていきます。
ここでしか出合えないものに出合う
人々の暮らしの中から生み出される芸術「フォークアート」。「川のほとりの美術館」は、それらを体感できるスペースとして親しまれ、老若男女問わず人が集う場所に。
美術館と聞くと敷居が高いイメージですが、「日常的に気軽に足を運べる場所でありたい」とオーナーご夫婦。
2階展示室では、暮らしにまつわるテーマでさまざまな企画展を行っています。ストーリー性があり親しみやすく、ふらりと立ち寄れる空間です。
写真は、過去に開催した「李桂香(イ・ケヒャン)さん人形展」。(※時期により展示内容は異なります。)
季節感を大切にしたドリンクやグラノーラ、使いやすく優しい素材の商品、あたたかみのある企画展。「川のほとりの美術館」で出合うものすべてに、オーナーご夫婦の「人の暮らしに寄り添いたい」という素朴な願いが感じられます。
ちょっと疲れたとき、ぜひ訪れてみてください。きっと、心も体もほっこりしますよ。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2021年5月31日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。