播磨の小京都・龍野城下町に店を構えるコーヒースタンド「repos(ルポ)」。3つの飲食店が連なる長屋の一角にあります。フランス語で“休息”を意味する店名の通り、街歩きの道中に一息ついたり、日常の中の休息にふさわしい空間を提供しています。風情に満ちたこぢんまりとした空間の中、淹(い)れたてのスペシャルティコーヒーで至福の時間を過してみては?
・“ひと休み”のコーヒースタンド「repos(ルポ)」
風情あふれる“播磨の小京都・龍野城下町”。この城下町にある長屋の一角に、コーヒースタンド「repos(ルポ)」があります。
店名の「repos」とは、フランス語で「休息」という意味の言葉。「日常の中の休息」をコンセプトにした居心地のよさが魅力のコーヒースタンドです。
店主とコーヒーとの出合いは10年以上前。某大手コーヒーチェーン店でバリスタとして働き始めたことがきっかけだったそう。その後、みるみる内にコーヒーの魅力に惹かれて「“人が集う場所にコーヒーとなんだかいいなと思う空間”を届けられるお店を開きたい」との夢を抱くようになり、2022年8月に念願のカフェをオープン!
特にSNS上では、コーヒーのおいしさと洗練された空間に感動したお客さんの投稿が広まり、日々人気が高まっています。
使いこまれた土壁や柱、何度も塗り直したあるコンクリートの床はあえてそのまま残し、新たに店主お手製のコーヒーカウンターや家具店にオーダーで作ってもらった黒のテーブルとチェアを設置。「完璧ではない仕上がりが逆に味になり、心地よさに繋がっているのでは」と店主は語ります。お店のところどころに、イメージカラーの黒とベージュがセンスよく使われていて、古さの中にモダンな雰囲気が漂います。
・店主もほれ込むスペシャルティコーヒー
『ハンドドリップ』450円
店主が一杯ずつ丁寧に淹れる『ハンドドリップ』は、店主がプライベートでも通い詰めている、西宮発の自家焙煎コーヒー専門店「TAOCA COFFEE(タオカコーヒー)」の豆を使用しています。
豆は浅煎(い)りの「エチオピア」、中深煎りの「ブラジル」、深煎りの「ルポブレンド」の3種類から選べ、すべて高品質なスペシャルティコーヒー。それぞれ個性がまったく異なるので、飲み比べて自分好みの一杯を見つけてみて。
抽出スピードやお湯の量、豆の膨らみ方などをじっくり見ながら丁寧に淹れたコーヒーは、豆の香りが存分に引き出されて風味豊か。特に店主イチオシの「エチオピア」は、浅煎りならではのフルーティーさキュッと引き締まった酸味が生きています。
コーヒーのコクがしっかり感じられる同店の浅煎りコーヒーは、「浅煎りは酸っぱくて苦手」という人にもぜひ試してほしい一杯。この一杯で、浅煎り派に変わるかもしれませんよ♪
『アイスカフェラテ』500円 + 『アイストッピング』200円
暑い日は『アイスカフェラテ』が大人気。ミルクとエスプレッソが合わさって生まれるグラデーションがなんとも言えない美しさです。エスプレッソは、ハイクオリティエスプレッソマシン「SYNESSO(シネッソ)」を使い、深煎りの「ルポブレンド」から上質なショットを抽出。さらに低温殺菌牛乳を使うなど、シンプルだからこそ、素材にもとことんこだわっています。
プラス200円でアイスクリームをトッピングすることも可能。アイスは「バニラ」「丹波黒豆」「チョコレート」のほか、季節限定の「あまおう」から好きなものをチョイスして。おすすめは濃厚な「バニラ」か「チョコレート」。「バニラ」を合わせればミルク感が増し、「チョコレート」を合わせればカフェモカ風で楽しめます。
・広島県産レモンを使った自家製レモネードも
『レモネード』480円
※シロップが無くなり次第終了
コーヒーが飲めないという人は、自家製『レモネード』がおすすめ!広島県尾道産の無農薬レモンを皮ごとシロップに漬け込んだ、爽やかなドリンクです。尾道のレモンは皮が薄く、色鮮やかなレモンイエローが特徴。皮が薄い分苦みが少なく、皮ごと食べてもフレッシュな香りが楽しめるのが魅力です。
今後は、国産レモンの季節が終われば梅など、旬の果実を使った自家製ジュースを考えているそう。季節限定メニューは、公式Instagramをチェックしてみて。➡︎公式Instagramはこちら
・コーヒーに合わせたい濃厚アイスクリーム
『ダブル(チョコレート/丹波黒豆)』550円
神戸のジェラート店から仕入れる濃厚なアイスクリームは、ドリンクのトッピングにはもちろん、スイーツとしていただくのもおすすめ。シングルが450円、ダブルが550円なので、断然ダブルの方がお得!ラインアップは定番の「バニラ」「丹波黒豆」「チョコレート」のほか、その時々で季節限定フレーバーが登場することもあります。
一番人気は意外にも「丹波黒豆」。ミルクジェラートに丹波の黒豆がたっぷり入っていて、口に入れた瞬間、豆の香ばしい風味がふわりと香ります。甘さ控えめでミルク感が強く、コーヒーとの相性も抜群です。「チョコレート」は、アイスクリームを超えてもはやガトーショコラのようなねっとりとした口当たりと濃厚な味わいが魅力。カカオの香りやビターな味わいが生きていて、大人も満足のフレーバーです。
城下町を散歩しながら味わうもよし、洗練された空間の中でゆっくり過ごすのもよし。同店のスペシャルティコーヒーを片手に、“日常の中の休息”の時間を作ってみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年5月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。