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2023.4.18
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【姫路】「サイカフェ」世界一のシェフ監修の野菜ラーメンやカレーが絶品!足湯席にも注目

2023年3月21日、JR野里駅から西へ徒歩13分ほどのところにオープンした「サイカフェ」。世界一に選ばれた東京のヴィーガンレストランのシェフが監修するお店で、野菜だけで作るヘルシーなラーメンやカレーを提供しています。季節変わりのパフェやスペシャルティコーヒーもあるので、ヴィーガンでない人も気軽にカフェタイムを楽しみに訪れてみて♪

・「SAI-CAFE(サイカフェ)」

JR野里駅から西へ徒歩13分ほどのところに店を構える「SAI-CAFE(サイカフェ)」。2023年3月21日にオープンした、ヴィーガン料理やスイーツ、スペシャルティコーヒーを提供するお店です。

店名の「SAI」は、野菜の「菜」と看板メニューの『斎麺』、そして同店のレシピを監修した東京のヴィーガンレストラン「菜道」から取ったもの。さらに動物のサイとかけて、店舗のロゴには曲線でオシャレにサイが描かれています。

「斎」は仏教用語で「食事」を意味する言葉なんだとか。オーナーはとある勉強会で、姫路市内にベジタリアンやヴィーガンに対応した飲食店が少ないことを知り、「海外からも多くの人が集まる姫路で、誰もが笑顔で囲める“斎=食事”を届けたい」との思いで同店をオープンしました。

店内は海外のカフェをイメージしたスタイリッシュな雰囲気。ペアやグループで囲めるテーブル席やソファ席、おひとり様が利用しやすい長テーブルなど、いろんなタイプの席が用意され、誰もが居心地よく過ごせる空間です。

中庭が見えるカウンター席はなんと足湯付き。足湯に浸かりながらリラックスしたり、世界時計を横目にプチ旅行気分を味わってほしいとオーナー。街中のカフェでありながら、ほっと一息つける非現実的な空間が広がっています。

姫路市内でサロンやヘッドスパ専門店も経営するオーナーは、お客さん一人ひとりのトータルビューティをサポートしたいと、「サイカフェ」に併設のエステや岩盤浴も準備中。最新情報は公式Instagramをチェックして。➡︎公式Instagramはこちら 


・世界一のシェフ監修!ジャンキーヴィーガン

『斎麺』各1,650円

看板商品は野菜だけで作られた色鮮やかなラーメン。このほか、野菜たっぷりのスパイスカレーも用意しています。メニュー表を見て、「ヴィーガン料理でヘルシーかと思いきや、ラーメンやカレーが食べられるの!?」と驚くお客さんも多いとか。「ヴィーガンだけでなく、美容や健康を気遣う人やダイエット中の人も我慢せずにジャンキーな料理をヘルシーに楽しんでほしい」と、業界でも珍しい「ジャンキーヴィーガン」を提供しています。

料理に使う野菜は「丹波ろべろじ」から取り寄せ。自然豊かな丹波篠山で作られた旬野菜はどれもみずみずしく、その色鮮やかさからも新鮮さが伝わってきます。甘味料には山田錦の米麹甘酒を使うなど、素材選びにもぬかりありません。

同店のレシピを手がけたのは、東京自由が丘にあるヴィーガンレストラン「菜道」で腕をふるう楠本シェフ。「菜道」は世界中のヴィーガン、ベジタリアンに最も利用されているレストラン情報サイトで世界1位を獲得した有名店で、オーナーは同店を訪れた際に、シェフのヴィーガン食の考え方と素材を生かしたおいしい料理に感動したそう。「サイカフェ」では「菜道」で提供されている料理や、楠本シェフが姫路風にアレンジした特別メニューが楽しめます。

・手ごろなコース料理がイチオシ!メインは『斎麺』が人気

よりバランスよく食事を取りたい人は、『菜斎コース』(1,850円)がおすすめ。メイン料理はラーメンかカレーから選べ、単品価格にプラス200円するだけでサラダとデザートが付くのでとってもお得です。

コースは『五穀豆の燻製サラダ』からスタート。モクモクとスモークをまとって登場するサラダは、思わず釘付けになるフォトジェニックな一品です。

ドームの中では小さな庭園が表現されていて、大地を思わせる下部は数種のお豆や雑穀、中央の苔玉はサトイモとヴィーガンチーズ、青海苔を混ぜたポテトサラダ、上部はスプラウトで構成されています。燻製豆は独特の香りとコリコリとした食感がクセになる味わいで、「アルコールと一緒につまみたい!」とハマるお客さんも多いそう。豆でタンパク質がしっかり摂れるのもうれしいですね。

メイン料理で人気なのは『斎麺』。温かい汁麺の『生姜味噌』、温かいまぜそばの『あぶらソバ』、冷たいサラダそばの『丹波菜斎』の3種から選べます。

さらに麺も3種類からチョイス可能。冷え性、体脂肪、代謝が気になる人におすすめの「生姜麺」、βカロテン、ビタミンK、タンパク質が豊富で、美肌になりたい人に人気の「あしたば麺」、ビタミンB2が含まれ、鉄不足や高血圧が気になる人に選ばれている「クロレラ麺」があります。

野菜の栄養素をたっぷり練りこんだ低糖質麺は、通常の麺より糖質を40%もカットしているというから驚き。野菜の青臭さや薬味のクセがなく、罪悪感なくおいしいラーメンが楽しめます。

『生姜味噌』

姫路といえば生姜。ご当地らしい味わいを楽しみたい人は『生姜味噌』をチョイスして。コク深い味噌スープをほどよい生姜の辛みがまとめあげていて、ゴクゴクと飲みたくなるおいしさです。

見た目も味わいもまるでゆで卵の気になる具材は野菜で手作り。何で作られているかは企業秘密ですが、ニワトリの卵ではないのでヴィーガンの人も安心して召し上がれ。

『あぶらソバ』

オメガ3脂肪酸を含むインカインチオイルを使用し、自家製麻辣醤ソースで和えた『あぶらソバ』。いろんな野菜の味や食感が交じり合っていますが、甘辛いソースが全体をうまくまとめていて食べ応え◎。ナッツの香ばしさと食感のよさに、麺をすする手が止まらなくなりますよ。

『丹波菜斎』

サトイモと米麹、黒酢の冷製ソースで仕上げた『丹波菜斎』はサッパリとした味わいで、疲れた体をリフレッシュさせてくれる一品。酸味は控えめなので、黒酢が苦手な人もトライしてみて。たっぷりの野菜と季節のフルーツがトッピングされ、見た目以上にお腹がいっぱいになること間違いなしです。

コースの最後は『ツリーの木苺ムース』で締めくくり。まるで植木鉢のようなビジュアルに、思わず童心に帰って写真を撮る人も多いとか。木に見立てたものは抹茶のパウンドケーキで、同店で手作りしています。チョコの下に隠れているムースは、ベリーの酸味がほのかに広がる上品な味わい。植物性生クリーム使用でカロリーを抑えているので、ダイエット中の人も食べられるギルトフリーなスイーツです。



・数種のスパイスを使ったベジタブルカレー

『菜斎咖哩(さいさいカリー)』単品1,650円、コース1,850円(サラダ・デザート付き)

麺よりご飯が食べたい気分のときは『菜斎咖哩(さいさいカリー)』を。秘伝のスパイシーきのこペーストを使い、野菜のおいしさがぎゅっと詰まったカレーは、肉が入っていないとは思えないうま味と食べ応え。辛さの調節が可能で、幅広い世代の人に選ばれている一品です。

・スペシャルティコーヒーやオシャレなスイーツも♪

左から『クリームコーヒー』HOT580円/ICE680円、
『クリームカフェオレ』HOT・ICE680円

食事メニューのほか、ドリンクやスイーツメニューもスタンバイ。ホイップやミルク、クリーム、ヨーグルトなどは豆乳やオーツで代用するなど、カフェメニューももちろんヴィーガンに対応しています。

同店自慢のスペシャルティコーヒーは、神戸六甲の人気店「朔(さく)コーヒー」に頼み、「サイカフェ」のスイーツに合うように特別にブレンドしてもらったんだとか。オーダーごとに抽出する一杯は、苦味が少なく、すっと体になじむようなやわらかい飲み口です。

『クリームコーヒー』は豆乳ホイップがのったデザート感覚な一杯。より甘党な人は、オーツミルクをベースにした『クリームカフェオレ』がおすすめです。グラスも一つひとつがかわいらしく、モコモコと雲のようにクリームが乗ったビジュアルにもほっこり。

『ミックスベリー&キウイのスムージー』880円

最近胃腸が疲れているな…と感じたときは、フルーツスムージーはいかが?キウイの断面がかわいらしいスムージーは見ているだけで癒やされそう。ジュースではなくスムージーにすることで食感がまろやかになり、ベリーの酸味も控えめに。ゴクゴク飲めるサッパリとしたドリンクで、足湯のお供にもぴったりですね。

ドリンクはコース料理と一緒に注文すると、単品価格から200円引きとお得に。居心地抜群の同店で、自分の体と向き合いながらゆったりと過ごしてみては。

『フレッシュいちごのジェラートパフェ』1,200円

季節のフルーツで彩られた写真映え◎のパフェにも注目!取材日はイチゴをふんだんに使ったパフェが登場し、イチゴの酸味がジュワっと広がる、爽やかな味わいのシャーベットが添えられていました。砂糖は使っていませんが、米麹の甘酒で甘さをプラスしているので、甘党も大満足間違いなし。ボリューム満点でも罪悪感なく楽しめるのがうれしいですね。トップを飾るリーフの焼き菓子やグラノーラも自家製と、細部にまでこだわりが尽きません。

見た目も味わいも驚きの連続で、「ヴィーガン料理=シンプルで素朴な味わい」というイメージが覆される「サイカフェ」。ヴィーガンの人もそうでない人も、誰もが心から食事を楽しめ、野菜やフルーツ本来のおいしさに気付かされるはず。胃腸が疲れているときやダイエットの息抜きをしたいとき、プチ贅沢を味わいに訪れてみてはいかが?

■詳細情報

■DATA

SAI-CAFE(サイカフェ)

所在地
兵庫県姫路市城北新町1-1-14
電話番号
079-280-6661
営業時間
11:00〜17:00(フードL.O.16:00)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年4月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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