JR西明石駅から徒歩約5分の場所に店を構える「挽きたてMARUCO(マルコ)蕎麦」。毎朝、店内で挽(ひ)くそば粉を使い、手打ちで丹精込めて仕上げる本格そばが自慢のお店です。そばの実から水に至るまで素材選びにも一切妥協せず、そば本来の香りや喉ごしを存分に楽しめる一杯を提供しています。その確かな味を求めて、県外から通うファンもいるほど。本物の手打ちそばを味わいに、ぜひ一度訪れてみては?
・「挽きたてMARUCO(マルコ)蕎麦」

JR西明石駅から南へ徒歩約5分の場所に店を構える「挽きたてMARUCO(マルコ)蕎麦」。素材から製法に至るまでこだわり抜いた本格手打ちそばが楽しめるお店です。2023年にオープンして以来、その味を求めて多くの人が訪れ、日によっては、昼過ぎには売り切れてしまうほどの人気ぶりです。

そば屋と聞いて想像する庶民的な雰囲気とは一味違い、店内は洗練されたおしゃれな空間が広がります。5卓のテーブル席に加え、カウンター席も完備。
シックな色合いと木のぬくもりを感じる落ち着いた雰囲気は、友人や家族同士はもちろん、女性一人でも入りやすいのが魅力です。訪れるお客さんの約7割が女性というのもうなずけます。
・こだわり抜いた純手打ちそば

『盛り蕎麦』1,078円
「明石に“本物の手打ちそば”の味を残したい」そんな店主の思いから、同店はスタートしました。そばについて師から学び、その後、何度もの試行錯誤を重ね、独自工程・技法でのそば打ちで、現在の味にたどり着いたのだそう。
そばの実は、北から南へと順に日本各地で収穫時期を迎えるため、実は一年を通して新そばを味わえるのを知っていましたが、同店では、その時期の旬に合わせて、全国から新そばを取り寄せているんだとか。さらに、その中でも、品種改良されていない希少な日本古来のそばの実を採用。取材日には、北海道富良野産の「牡丹蕎麦」が登場しました。

店名の「MARUCO」は、挽きたての良い粉を「〇粉(MARUCO)」とたとえた造語なのだそう。その名の通り、店主は毎朝3時に起きて製粉を行うという徹底ぶりで、その姿勢からも、そばづくりへの真摯な思いが伝わってきます。
そばは、製粉した瞬間から香り・風味が劣化していくため、厳選したそばの実を当日の朝、店内の石臼で挽くことで、新鮮なそば本来の風味や香りを最大限に引き出しています。
そばの味を左右する水にも一切の妥協なし!各地域のそばの味に合わせた軟水を選び抜き、そば打ちから出汁の水、濾過器に2重通しした釜湯や、締めの氷水まで、一貫して同じ水を使用しています。

そんなこだわりの詰まった同店のそばの特徴はその細さ。これを機械ではなく、切れやすいそばを薄く延ばしてから、手切りで仕上げているというから驚きです。絶妙な細さに切りそろえるのは、まさに匠の技。その細さゆえにつゆがよく絡み、十割そばや外一そば※のおいしさを際立たせます。
こうして完成したそばを口にした瞬間、豊かで深みのある香りが鼻を抜け、噛むごとに、手打ちならではのしっかりとしたコシが感じられます。まずは塩だけで、その奥深い味わいをじっくり堪能してみて。
※そば粉10に対して小麦粉(つなぎ)を1の割合で配合する、九割そばの一種

そばのおいしさを支える出汁にもこだわりが光ります。指宿(いぶすき)産の本枯れ節のかつお節や羅臼昆布など、出汁に使う素材も、どれも上質なものばかり。同店では、その出汁を使った2種類のつゆを用意。好みに合わせて、どちらかを選ぶことができます。
出汁に醤油ベースのかえしを合わせた「黒つゆ」は、甘さ控えめでキレのある味わい。注文が入ってからすりおろされる風味豊かな本わさびと一緒に味わって。一方の「白つゆ」は、出汁にアサリやホタテなど魚介のうま味を重ね、奥行きのある味わいに仕上げています。
それぞれに個性があり、つゆによって異なる味わいを楽しめるのも魅力。どちらのつゆも味わいたい場合は、プラス200円でつゆの追加も可能です。
・満足感たっぷりのセットメニュー

『鴨南蛮づけ盛り蕎麦』2,178円 ※写真はイメージ
県外から通うファンもいるというほどの人気メニューが『鴨南蛮づけ盛り蕎麦』。鴨南蛮は、鴨のロース肉を塩麹(こうじ)に漬け込み、低温でじっくりと火入れしています。そうすることで、ふっくらとやわらかな口当たりになり、うま味だけではなく、低カロリーなのに鉄分が豚肉の3倍という鴨肉の持つ高い栄養素も閉じ込められます。さらに、注文を受けてから表面をあぶり、食欲をそそる香ばしい風味をプラス。
柔らかく、噛むほどにうま味がジュワッとあふれ出し、まるで鴨ロースのステーキを味わっているかのような贅沢感を楽しめます。分厚くカットされた鴨肉がたっぷり8枚ものっていて、食べ応えも申し分なしです。

そばつゆをベースにした温かいつけ汁は、「黒」と「白」の2種類から1つ選べます。通常のそばつゆよりも濃厚な味わいで、鴨から溶け出したうま味が合わさることにより、一層コクのある仕上がりに。
つけ汁の中には、香りの良いネギとシメジが入り、シャキッとした歯ごたえがアクセントを添えます。香り高いそばと鴨ロース、うま味たっぷりのつけ汁が一体となった味わいは、一度食べると虜になること間違いなしです。

『天麩羅盛り蕎麦』2,178円
そばにエビと季節野菜の天ぷらが付いた満足感たっぷりの『天麩羅盛り蕎麦』。天ぷらの衣には、小麦粉ではなく、そば粉と米粉を使っているので、パリッと軽い食感。油っぽさがなくあっさりとしているため、最後まで重たさを感じずに楽しめます。
天ぷらにつける塩は、風味豊かな「ゆかり塩」かスパイシーな「カレー塩」のどちらかをチョイスして。

ぷりぷりの大ぶりのエビ天は、2本も付いていて食べ応え抜群!野菜の天ぷらは、季節に合わせて内容が変わります。取材日には、定番のカボチャに加え、プチプチとした食感が楽しいアイスプラントなど、ちょっぴり珍しい野菜など5種類が登場。
のどごしの良いそばとサクサクの天ぷらを一緒につゆにくぐらせると、思わず箸が止まらなくなるおいしさです。
・季節限定の『釜揚げ蕎麦』で心も体もポカポカに♪

左から『釜揚げ柚子塩蕎麦』1,628円、『釜揚げ蕎麦』1,518円 ※11~3月頃限定
寒い季節にぴったりなのが、11~3月ごろの冬季限定で提供される温かい『釜揚げ蕎麦』。出汁にそば湯をブレンドしたつゆは、心がほどけるような優しい味わいです。そば湯には、そばの凝縮された栄養素はもちろん、血行促進の効果があると言われ、一杯食べると体の芯からポカポカに♪
釜揚げ蕎麦は2種類用意されていて、中でも女性人気が高いのが『釜揚げ柚子塩蕎麦』。塩ベースのかえしと、貝の出汁や柚子果汁を合わせたつゆは、まろやかで奥行きのある味わい。湯気と一緒に立ち上る柚子の上品な香りに、思わず深呼吸したくなります。

どちらの『釜揚げ蕎麦』も、最後の仕上げに目の前で、削りたてのかつお節をふわりとのせてもらえるのも魅力の一つ。かつお節には、出汁に使っているものと同じ指宿のかつお節を使用。この一手間にも、「一番いい状態の香りと味を届けたい」という店主のこだわりが詰まっています。
・厳選素材で作る贅沢な『卵かけご飯』

『蘭王卵かけご飯』550円
そばのほかにも、店主のこだわりが詰まった一品料理がスタンバイ。中でもぜひ味わってほしいのが、『蘭王卵かけご飯』です。
卵には、濃厚なコクと鮮やかなオレンジ色の黄身が特徴のブランド卵「蘭王」を使用しています。こちらにも削りたてのかつお節をたっぷりと。厳選素材を贅沢に使った、なんともリッチな卵かけご飯です。

卵黄とかつお節の下からは、ふわふわのメレンゲがお目見え。きめ細やかに泡立てられたメレンゲは、口に入れた瞬間すっと溶けるような軽やかさです。とろりとした濃厚な卵黄、香り高いかつお節、そして優しい口当たりのメレンゲが奏でる絶妙なハーモニーに、思わず頬がゆるんでしまいます。
一品料理はこのほか、出汁のうま味があふれる『揚げだし豆腐』(638円)や、まるでステーキ丼のような『MARUCOの鴨重』(1,100円)、焼き締めから冷燻を行い、燻製の香りが引き立つ『鴨ロースみぞれ和え』(968円)などもラインアップ。どれもそばとの相性抜群なので、ぜひ一緒に注文してみて。

素材選びから製法に至るまで一切妥協せず、こだわり抜いたそばが味わえる「挽きたてMARUCO蕎麦」。明石では数少ない純手打ちそばを、気負わず楽しめるのも魅力の一つです。日常の中のちょっとした贅沢として、“本物の手打ちそば”の味に舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。
■詳細情報
■DATA
挽きたてMARUCO(マルコ)蕎麦
- 所在地
- 兵庫県明石市西明石南町2-21-18

- 電話番号
- 078-940-8882
- 営業時間
- 10:30~14:30(L.O.14:00)(そばが無くなり次第終了)
- ※予約不可
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年12月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。







