どこかノスタルジーな気持ちになれる、昭和のレトロ喫茶。時代を超えて愛され続けるプリンとクリームソーダを味わいながら、当時の甘酸っぱい思い出に浸ったり、当時に思いをはせたり、喫茶店の魅力に酔いしれて。
1.喫茶フクナガ<姫路市>
山陽電車姫路駅から徒歩1分と好アクセスな「喫茶フクナガ」。休日に、仕事帰りに、友人と語らったり、1人で自分をねぎらう時間が過ごせます。
ブルーが基調のレトロ感あふれる店内にはジャスが流れ、時にはレコードを聴くこともできます。ゆったりと過ごせるソファ席のほか、カウンター席にはコンセントが付いているのもうれしいポイントです。
『イタリアンプリン』495円
もっちり食感がやみつきになるプリンに注目を。プリンがふるふると揺れながら運ばれてくる瞬間からワクワクが止まりません。ほろ苦いカラメルと、生クリームを使ったリッチな味わいを堪能して。
左から『フクナガ・レッド』『フクナガ・ブルー』『フクナガ・グリーン』各671円
華やかな色合いと、かわいらしいウサギが描かれたグラスに、レトロ感とモダンな雰囲気が共存した看板メニュー。ソーダの透明感にこだわり、シロップの配合に試行錯誤したというこだわりの一杯です。特に『フクナガ・グリーン』は1日70杯も売れるほどの人気ぶり。ラムネ味の『フクナガ・ブルー』にはあえてヨーグルトフレーバーのアイスを組み合わせるなど、随所に工夫が凝らされています。
『喫茶フクナガの玉子サンド』638円、『喫茶フクナガオリジナルブレンド』495円
だしの効いた、厚焼きの特製だし巻き玉子が食欲をそそるサンド。パンには辛子マヨが塗られ、だしの風味や玉子の甘さを際立てています。実は隠し味を加えたこだわりの一品なので、実際に食べて隠し味を感じて。
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2.大陸<姫路市>
1946年、戦後の姫路の街に最初にできた喫茶店「大陸」。本店は、創業当時の看板やインテリアで装飾され、昭和のレトロなムードに包まれています。チェアは、店内奥から年代が古いもの順に並びます。最も古いチェアは当時の日本人の体格に合ったサイズで、新しいものより少し小さめ。店内をぐるりと見渡して、レトロなインテリアを眺めるのも楽しいですよ。
市内に6店舗あり、各店で雰囲気やメニューが異なります。姫路バイパス姫路西インターから車で約7分の場所にある「青山店」は、店を構えて40年以上。カフェのほか、洋菓子の販売も行っています。
『プリンパフェ』800円
※青山店のみで販売
昔ながらのカスタードプリンと飾り切りのフルーツがグラスを彩る『プリンパフェ』は、見るだけで幸せな気持ちになれる一品です。まずは、生クリームとプリンをすくってひと口。奥まですくうとバナナや生クリーム、甘いメロンシロップが登場します。“おじいちゃん、おばあちゃんの味”と親しまれ、令和の子どもたちにも不動の人気メニューだそう。
『クリームソーダ』650円
※全店舗で販売
濃いめのグリーンに浮かぶチェリーがかわいらしい『クリームソーダ』。創業時のメニューにも並び、当時は特別な時にしか飲めない贅沢品だったそう。レトロムード漂う店内で味わうと、昭和の時代にタイムスリップできそうですね。
『アーモンドトーストセット(ミニフルーツ・ドリンク付き) 』850円
今では姫路の名物となったアーモンドトースト。昔は特別なものではなく、ジャムトーストと並ぶモーニングの王道メニューだったそう。バターのリッチな風味も生かしたいという思いから、マーガリンとバターを独自の配合でブレンド。長年親しまれたモーニングと、コーヒーを味わいながら当時に思いをはせてみては。
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3.CaFe LA DaDa(カフェ・ラ・ダダ)<姫路市>
姫路駅から北へ徒歩1分の路地裏に佇む「CaFe LA DaDa(カフェラダダ)」。長年通い続ける常連さんから、学生や子どもまで幅広い世代に親しまれ続ける創業60年以上の老舗喫茶です。店内は、イギリスのアンティークを中心としたインテリアが並び、ノスタルジックでアットホームな雰囲気。
『CLASSIC CUSTARD PUDDING』230円
半世紀以上の間、地元で親しまれている老舗のプリン。創業時から続くレシピと、卵と牛乳、生クリーム、砂糖のシンプルな素材で作るプリンは、世代を超えて愛される素朴な味です。焦がしカラメルはほろ苦く、コーヒーのお供にぴったり。「新鮮さを大切にしたい」との思いから出来たてを提供してくれます。
『クリームソーダ』700円
クラシカルなプリンと、昭和のロマンあふれるクリームソーダで、ゆったりと至福のひとときを過ごすのもいいですね。
『モーニングBセット』650円
地元の人だけでなく、県外や海外の観光客も訪れる同店。人気の『モーニングBセット』は、厚切りトースト、ドリンク、サラダがワンプレートで楽しめます。名物の「自家製アーモンドトースト」も選べますよ。
親子3代で訪れて、思い出話に花を咲かせて。
■DATA
CaFe LA DaDa(カフェラダダ)
- 所在地
- 兵庫県姫路市駅前町222
- 電話番号
- 079-281-6592
- 営業時間
- 平日/9:30~18:00(L.O.17:00)
土日/9:00~18:00(L.O.17:00)
4.珈琲喫茶ほっと<明石市>
JR大久保駅から北へ徒歩1分、ビルの2階にある「珈琲喫茶 ほっと」。電車の待ち時間に一息つく人や、モーニングコーヒーとお喋りを楽しむ人、仕事の合間にランチを楽しむサラリーマンなど、一日を通してお客さんの憩いの場となっています。
前店主が約20年守り続けた雰囲気をそのままに。カウンターには、店主の母が大切に集めたカップコレクションが並び、どこか落ち着く懐かしい雰囲気です。
『自家製プリンセット(ドリンク付き)』720円
アンティークなデザート皿にちょこんとのった人気者。“シンプルだからこそ難しい”と試行錯誤したプリンは、ミルクたっぷりのやさしい味わいです。まるでオーナー夫妻の温かい人柄が表れているよう。
プリンセットのドリンクは、+150円でクリームソーダに変更OK。窓から見える電車を眺めながら、透き通ったグリーンのソーダを楽しんで。
『日替わりランチ(ドリンク付き)』1,100円
カフェメニューのほか、モーニングやランチも人気。ランチは、コロッケやハンバーグ、野菜の甘酢あんかけなどメインが日替わりです。毎日変わる小鉢料理もお楽しみに。+300円で、プリンやケーキなど食後のスイーツが付けられます。
心落ち着くやさしいスイーツやランチで、ほっと一息しませんか?
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本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年6月21日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。