手柄山中央公園内にある「姫路市立水族館」の料金や駐車場、イベント、営業状況など、2024年の最新情報を紹介!山頂近くにあることから「山の上の水族館」としても知られ、1966年の開館以来愛され続けています。巨大水槽やイルカのショーこそないものの、播磨に生息する生き物を身近な目線で観察できるのが魅力。室内展示が多いので、雨の日にもおすすめのレジャースポットです。
◇「姫路市立水族館」のアクセスや開園時間、入館料金、駐車場は?
姫路市の手柄山中央公園内にある「姫路市立水族館」は、1966年の開館以来、地元の子ども達はもちろん、観光客など多くの人に愛され続けているお出かけスポットです。播磨地域の河川や海などに生息する生き物を間近に観察することができます。
入館料は大人600円、小中学生は250円と良心的!手柄山散策のついでにふらりと立ち寄れる気軽さも魅力です。
●アクセス
<バス>JR姫路駅、南口から神姫バス 95、96番路線 西延末・姫路市立水族館北下車 徒歩5分
<電車>山陽電鉄 手柄駅下車 徒歩10分
<車>姫路バイパス 中地インターチェンジから2km。手柄山第1立体駐車場(最寄の駐車場)まで5分
※手柄山第1立体駐車場は3階に駐車が便利です。
※手柄山第1立体駐車場(1日1回200円)。
大阪から中国縦貫自動車道経由で約2時間
神戸から山陽自動車道または阪神高速3号線から姫路バイパス経由で共に約1時間
●営業時間
9:00~17:00 (入館は16:30まで)
●入館料
大人…600円
子ども(小中学生)…250円
車で来館するなら、まずは駐車場をチェック!
姫路市立水族館の入館ゲートは、新館の1階にあり、ゲートのルートは2つ。山陽中学校の向かいにある「手柄山第1立体駐車場」の3階から入るルートと、「手柄山山頂駐車場」から入るルートがあります。
ベビーカーや車椅子を利用する場合は、坂道などの障害がない「手柄山山頂駐車場」がおすすめですが、収容数が少ないので早めに訪れて。駐車場は利用時間に関係なく1回200円です。
入館ゲートを過ぎると、まず目に入るのがこちら。昭和41年開催の姫路大博覧会に合わせて運行されていた「姫路モノレール」の展示です。
手柄山駅を利用して造られたという新館は「姫路モノレール」の展示も見られる、なんともお得な水族館!ぜひこちらの展示もチェックして。
1.ペンギンのエサやりタイムに大興奮!
水族館最初のイベントはペンギンたちの食事タイム。姫路市立水族館のペンギンは「フンボルトペンギン」という種類で、胸元の黒い線や、くちばしの根元がピンク色になっている点などが特徴です。
もともとフンボルトペンギンは気候の温暖な南米ペルーやチリの海岸に生息しているそうですが、河口などでも見られるため、ここでは淡水飼育されているのだとか。
エサを持った飼育員さんたちがやって来ると、ペンギンたちは大興奮!一生懸命口を開け、アピール合戦が始まります。
ペンギンたちの息遣いがすぐそこに!一羽一羽、個性の違う動きや表情も見られ、思わず笑みがこぼれます。
【ペンギンのエサやり】
1回目:10:00~
2回目:15:00~
そしてふと目線を移すと、お隣にはなんとコイが!「エサをチョウダイ~」と言わんばかりに口を大きく開けて近寄ってきます。
近くに「コイのえさ」ガチャがあるので、エサをあげながらコイの様子を観察してみてください。こちらの水槽は階段を下りると、普段は上から見下ろすことしかできないコイの姿を下から見上げることもできます。
2.「かまれます」の文字にびっくり!
次のイベントまで少し時間があるので、隣のタッチプールへ。実はこのタッチプール、日本で初めて設置されたことでも有名!
タッチプールといえば、ヒトデやウニなどに直接触ることができるため子どもたちにも大人気ですが、ここ姫路市立水族館のタッチプールはちょっと様子が違います!
一歩足を踏み入れた瞬間、頭上では大きなサメの模型が口を開け、「かまれます!」の看板が目に飛び込んできます。
そう!ここはなんと生きているエイやサメと直接、素手で触れ合うことができる、なんともスリリングなタッチプールなのです!
泳いでいるエイの中には、毒針を持つことで知られているアカエイも!針は抜いているので、刺される心配はありません。
サメも小型ながら迫力満点!口元に手を近づけないよう気を付けながら、「サメ肌」を実感してみてください。
3.ヌートリアとお魚の食事風景を間近で観察!
ヌートリアは川や池などの水辺で生活する大きなネズミの仲間。身近な動物ながら、意外と飼育している水族館は少ないとか。この食事タイムは必見です!11:00前からそわそわし始める様子もかわいいですが、エサをもらって両手でつかんでポリポリ食べるしぐさにもほっこり癒やされます。
【ヌートリアのエサやり】11:00~
続いて、岩場の魚たちの水槽前では人気者の「イセエビ」を観賞することができます。
産卵のシーズンは、キレイなオレンジ色のタマゴを抱えている貴重な姿を見ることができます。タマゴにゴミが付かないよう、後ろ足で掃除するそう。キレイ好きのイセエビに会いに出かけてみてください。
ヌートリア水槽のすぐ右隣に「授乳室」もあるので、赤ちゃん連れでも安心。ベビーカーごと入っても広々としていて快適です。
4.ドキドキがいっぱい!タッチプール
次はいよいよ新館へ。「スキンケア・フィッシュ(ガラ・ルファ)」と触れ合える水槽があります。「ドクターフィッシュ」とも呼ばれるこの魚は、西アジアの川や池に生息し、10cm程度に成長する魚です。水に手をつけると人の古い角質を食べに集まってきます。
別料金などは一切かからないので、ぜひ体験してみてください。魚たちが弱ってしまうので、水槽に手を入れる前にすぐそばにある手洗い場で手を洗うのを忘れずに。
5.【ランチタイム】屋上ビオトープでちょっと休憩
休憩するなら、本館屋上のビオトープへ。ビオトープとは、ドイツ語のBio(生物)とTop(場所)の合成語。多種多様な生物たちがお互いにつながりをもって生きられる環境を意味します。
姫路市立水族館のビオトープでも季節ごとに、さまざまな生き物たちや草花の様子を観察することができます。ここは自由に水に入って遊ぶことができる展示で、これからの季節は大いに楽しめるスポット。テーブルやベンチも設置されているので、天気の良い日にはお弁当を広げ、ゆっくり自然観察してみてはいかが。
※2024年6月1日現在、ビオトープに入って遊ぶことはできません。
6.リクガメのもぐもぐタイム 苦手な食べ物も?!
ランチタイムを楽しんだら、もう一度新館に戻りましょう。
ケヅメリクガメのリク君とゴン君のお食事タイムは見逃せません。目の前で見ることができるので、リク君やゴン君の足音やエサをかむ音がダイレクトに響きます。
ケヅメリクガメのエサはたっぷりの野菜。でもそれぞれお好みが違うようで、リク君はカボチャやニンジン、ゴン君は小松菜やチンゲン菜が大好物。
苦手な食材を前にすると、口を結んで一切食べないと主張する愛らしい姿にも注目です。
【ケヅメリクガメのエサやり】13:30~
7. ウミガメのエサやりタイム
リクガメの次はウミガメです。さきほどのリク君やゴン君とは違い、海で生活するウミガメたちのエサはアジ、イカ、貝などが中心。エサ用の海藻が足りないときはキャベツもあげるそうです。
ウミガメはたくさんいるので、エサを食べる様子もなかなか迫力があります。こちらの水槽もコイと同様、階段を下りると水中の様子を観察することができるのでおすすめです。
【ウミガメのエサやり】14:00~
8.インスタ映えの宝庫で素敵な思い出写真を撮ろう
姫路市立水族館には、いたるところに撮影スポットが用意されています。
マアナゴのハートフレームも♪デートに訪れたカップルはぜひ記念の1枚に残して。
イチ押しは「写真撮影水槽」。本館と新館それぞれに1カ所ずつ、水槽越しに写真を撮るために作られた特別な水槽があります。魚たちとの共演を楽しみながら、ベストショットを!
■「姫路市立水族館」の詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年6月3日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。