運だめしに…とついつい引いてしまうおみくじに、かわいい置き物が付いていたら家に持ち帰りたくなりますよね。播磨地域の神社やお寺で授与しているおみくじ付きの置き物を紹介します。どれも身近に置いておくと心がほっこり和むものばかり。手のひらサイズなので場所を取らず、コレクションしたくなりそう♪
1.桃みくじ/廣峯(ひろみね)神社<姫路市>
コロンと丸いボディの桃は厄除けや疫病除けにも!?
『桃みくじ』500円
触り心地はすべすべした赤ちゃんの肌のように滑らか。コロンとした丸いボディーはクリーム色で、頂上から底にかかるピンクのグラデーションと割れ目がリアル感を醸し出しています。桃の底から出ている赤いひもを引っ張ると、巻き物状になったおみくじが出現!1年間の吉兆を占ってくれます。
桃は、古来から厄除けや魔除けの果物としても有名。玄関に飾っておけば、疫病が退散してくれるかも!?
牛頭天王の総本宮で、陰陽の郷としても知られています。本殿裏には九星詣り祈願ができる9つの穴があり、「神さまに直接願いごとができる」と話題に。
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2.戌みくじ/白國(しらくに)神社<姫路市>
安産や子どものお守りとして人気の犬♪
『戌(いぬ)みくじ』500円
つぶらな瞳。ほほえむ口元。「かわいい!」と思わず声を上げそうになる『戌みくじ』は、安産の象徴である犬をかたどったもの。裏に出ているひもを引っ張ると、おみくじが出てきて、運勢を占ってくれます。安産のお守りとしてはもちろん、子ども守りとしても購入する人が多いとか。リビングに飾れば、子供の成長を見守ってくれそうです。
また、犬好きの人にも人気で、「飼っている犬にそっくり」と連れて帰る人も。ちょこんとたたずむ姿が愛らしく、見ているだけで癒やされます。
女性の守護神をまつる「白國神社」では、安産のほか、お宮参りや七五三、厄除けなどの祈願も行っています。参道には「撫(な)で戌」や「安産くぐり大絵馬」があり、いつでも安産を祈願することが可能。イラスト入りのご朱印やオリジナル御朱印帳にも注目を!
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3.だるまみくじ/鹿嶋神社<高砂市>
縁起物のだるまに目を入れ、一願成就を!
『だるまみくじ』300円
授与所前には、木箱に入った『だるまみくじ』が置かれています。カラーは淡いピンクとグリーンのほか、赤や黒、紫など全8色。中でも金運パワーをイメージするゴールドが一番人気だとか。好みのだるまを選んで、一年間の運勢を占ってみては?
だるまは倒しても元に戻る「起き上がりこぼし」で、七転び八起きの縁起物としても有名。願いを込めながら向かって右に目を入れ、願いがかなうともう片方にも目を入れます。
志望校合格はもちろん、目標達成に向けて目を入れ、勉強机や会社のデスクなどに置けば、励みになりそう。
そのほか、招き猫や金勝、恋などのおみくじも。
参道入り口ではチタン製の大鳥居が出迎えてくれます。受験シーズンになると、数え年の数だけ神殿を回って願掛けをする「神殿廻り」の人たちで賑わいます。
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4.恵比寿さま・大黒さま/赤穂大石神社<赤穂市>
福々しい笑顔の恵比寿さんと大黒さんに癒やされて
『恵比寿さま・大黒さま』各300円
神門をくぐりと左右に安置されているのは、見上げるほど大きな恵比寿さま・大黒さまの木像。それぞれの前の木箱の中に置き物付きおみくじがあります。
商売繁盛や開運招福、学業成就などのご利益があり、両手で大きなタイを持っている恵比寿さま。
財運や金運、出世開運などのご利益があり、打ち出の小槌を持ち、大きな袋を担いでいる大黒さま。
どちらも七福神の中の二神で、福々しい笑顔を見ているだけで心が癒やされます。それぞれの像の前で手を合わせてから置き物を持ち帰れば、願いが叶いそう。
そのほか、大石内蔵助の人形の中におみくじが入った『内蔵助みくじ』も。
忠臣蔵ゆかりの神社で、参道には赤穂義士47人の石像が並んでいます。境内には貴重な刀や杯などが展示されている義士宝物殿や大石邸の長屋門、庭園などがあり、見学も可。
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5.犬幸招きみくじ/小野 住吉神社<小野市>
看板犬である2頭のトイプードルが幸せを招く!?
『犬幸招きみくじ』悠(ハル・右)と凛(リン・左)各800円
※手に持っている破魔矢と鈴なしの場合は600円。
社務所では犬の無病息災や交通安全などを願うお守りや絵馬を授与しています。中でも珍しいのは陶器製の置き物で、中におみくじが入った「犬幸(けんこう)招きみくじ」。犬幸祈願の広報犬であるトイプードルの悠(ハル)と凛(リン)の2頭をイメージして作られたもので、それぞれが手に破魔矢と鈴を持っています。最近、玉串を持ったタイプも新たに登場!
SNSなどで情報が広まると「かわいい」「飼っている犬にそっくり」などと話題に。犬好きの人は幸運を招く縁起物として部屋に飾ってみては。
また、毎年秋には犬幸祈願の特別祈祷を行い、全国各地から約200頭の犬が家族に連れられてお参りするそう。
8年前からに犬の幸せを祈る犬幸祈願を開始。毎年、全国各地から大勢の人たちが家族の一員である犬のために参拝に訪れます。
■DATA
小野 住吉神社
- 所在地
- 兵庫県小野市垂井町908
- 電話番号
- 0794-62-2212
- 営業時間
- 電話受付/10:00~16:00
※ご祈祷や授与品も事前連絡が必要 - ※犬と一緒に参拝が可能。マナーを守って参拝を
6.手作りの置き物付きおみくじ/国宝 浄土寺<小野市>
形や表情が一体一体違うのが魅力
手作りの置き物付きおみくじ各600~700円
「若い人たちにもお寺を身近に感じてほしい」と浄土寺歓喜院の副住職・鑑光顕(かがみこうけん)さんが2020年3月、手作りの置き物が付いたおみくじの授与を始めました。置き物は国宝に指定されている浄土堂内の仏師・快慶が作った阿弥陀三尊像や僧侶、動物、果物などを親しみやすくアレンジしたもの。石粉粘土を使い、アクリルガッシュ絵の具で色付けしています。
SNSに写真をアップすると、「かわいい」「癒やされる」などの声と共に、遠方から訪れる人が増えたそう。
置き物は手作りなので一体一体、形や表情などが違い、季節によってはハスの花やスイカ、彼岸花などを持ったものも。好みの一体を選んで自宅に持ち帰ったら、家の守り仏として机や棚に飾ってみては。
新作おみくじの情報は浄土寺塔頭歓喜院の公式Instagramをチェックして!
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鎌倉時代初期に建立された寺院。奈良・東大寺の荘園であったことから「大部荘」(おおべのしょう)と呼ばれていました。境内には国宝に指定されている浄土堂(写真上)と阿弥陀三尊立像のほか、彫刻や絵画、工芸品など数多くの文化財が残されています。
※荘園…貴族や社寺の私有地
■DATA
極楽山 浄土寺(ごくらくさん じょうどじ)
- 所在地
- 兵庫県小野市浄谷町2094
- 電話番号
- 宝持院:0794-62-2651
歓喜院:0794-62-4318 - 営業時間
- 拝観時間/9:00~12:00、13:00~17:00
※10月~3月末は16:00まで
7.干支みくじ/高砂神社<高砂市>
干支の縁起物として飾る楽しみも♪
『干支みくじ』500円 ※元旦0:00~頒布開始、限定100体
2024(令和6)年の干支である辰(たつ)の中に小さく折り畳んだおみくじが入っています。
辰が天に向かって舞い上がろうとする姿には「立身出世」や「運気上昇」などの願いが込められています。おみくじで今年の運試しをした後は、干支飾りとして1年間、楽しめるのもいいですね。
元旦0時になったと同時に授与所にて、100体限定で頒布。例年、早々と頒布終了となってしまうそう。手に入れたい人は早めの参拝を!
“高砂や、この浦舟に帆をあげて・・・”で知られる謡曲「高砂」発祥の地である髙砂神社。境内には夫婦和合の象徴である「尉(じょう)と姥(うば)」を祀(まつ)る社(やしろ)があり、根が一つで雌雄の幹が左右に分かれた霊松「相生の松」があるなど、多くの人たちの信仰を集めています。
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本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年12月20日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。