昭和49年に誕生した、播磨最大級の公営プール「姫路市民プール」。その3年後、同敷地内に開園した「ひめじ手柄山遊園」。姫路市民に愛されてきた身近なレジャー施設が、2020年9月6日(日)に半世紀近くもの歴史に幕を下ろすことになりました。この夏、中止になったプールの代わりに、家族連れや当時を懐かしむ人たちが楽しめる「ファイナルイベント」を開催。思い出に浸ってみて!
姫路市民の思い出の場所「姫路市民プール・ひめじ手柄山遊園」
1974年オープンした「姫路市民プール」。流水プールやスライダーなどを備えた、播磨地域最大級の設備で、ピーク時には26万5000人をこえるほどの人気がありました。近年でも10万人以上の来訪者があり、姫路市民に親しまれている施設です。
市民プールオープンの3年後には「ひめじ手柄山遊園」が開園。かつてはプールサイドにジェットコースターや観覧車などの遊具がそろい、週末を中心にファミリーやカップルでにぎわう人気のスポットでした。
近年では遊具の休止が相次ぎ、規模を縮小しての運営となっていますが、4歳以上100円という安価な入園料もあり、年間約1万4000人ほどが来園(2019年度)しています。
2020年9月6日(日)に閉園が決定!
「姫路市民プール・ひめじ手柄山遊園」は、手柄山中央公園の老朽化に伴って再整備するため、2020年9月6日に閉園することが決まっています。
現在「ひめじ手柄山遊園」では変形自転車やアニマルサイクルなど、小さな子どもが楽しめる乗り物遊具などが運営中。
そのほか、射的やスーパーボールすくいなどの縁日も。
ファイナルイベントを開催!シークレットイベントも!?
ファイナルイベントで注目したいのは、プールの壁やジェットコースターの柱など、指定された場所に直接メッセージを書き残せること。家族や友だちと遊んだ思い出のプールに、別れと感謝の気持ちを伝えて!
また、設置したボードにもメッセージを書けるほか、古い記録写真の展示も行っています。両親や祖父母を誘って、家族全員で出掛ければ、懐かしい思い出話が聞けるかも?
また、シークレットイベントや最終日にはファイナルセレモニーも。
「姫路市民プール」は今夏営業中止!整備後に再オープンを予定
「姫路市民プール」は、新型コロナウイルスの影響により、利用者を迎えることができないまま最後の年を終え、半世紀近くの歴史に幕を下ろすことに。ですが、プールは手柄山中央公園の再整備後、屋内プール付きで新しい姿に生まれ変わることが決まっているので、悲しむことなかれ!
さらに、手柄山中央公園の近くに新しくJR沿線の新駅も整備される計画があり、姫路市民の生活や文化に寄り添う施設に生まれ変わる予定だそうです。今の姿を目と記憶に残せるのは閉園までの残り1ヵ月がラストチャンス。この夏の思い出作りに出かけてみてはいかが?
■詳細情報
【ひめじ手柄山遊園・姫路市民プール】
- 住所
- 兵庫県姫路市西延末440
- アクセス
- 山陽電車手柄駅から水族館方面へ徒歩約20分
- 営業時間
- 10:00~17:00(最終入場16:30)
- 定休日
- 閉園当日まで無休
- 駐車場
- あり
手柄山遊園前駐車場、手柄山中央公園内駐車場(1日1回200円) - 問い合わせ先
- TEL:079-296-0503
- URL
- 公式HPはこちら
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2020年7月17日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。