ずらりと並んだ駄菓子、「いらっしゃい」と出迎えてくれる店主の笑顔。駄菓子屋の数は減少したものの、子どもたちの社交場は、今も笑い声があふれています。たまには小銭を握りしめて、駄菓子屋巡りをしませんか。
昭和生まれ・平成生まれタノスライターなつかしの駄菓子はこれ!
昭和生まれのライターと平成生まれのライター2人がそれぞれの好みで300円分の駄菓子を選んでみました。
ラムネ系大好き昭和41年生まれライターMのコメント
” 昭和生まれが一番心をつかまれたのは『モロッコヨーグル』。大量買いして、一気に10個ぐらい食べていたのを思い出します。おまけ付きの『フエラムネ』は、誰が一番長く笛を吹けるか競争したなぁ~。あと『クッピーラムネ』の色付きは最後に食べる派でした。 ”
スナック系大好き平成4年生まれライターAのコメント
” 平成生まれはどれもなつかしいはず!『ココアシガレット』は「タバコ~」と言いながら食べたし、『ポテトフライ』は重ねてバリバリ食べるのが至福のひととき。『すっぱいレモン』と『ガブリチュウ』はパッケージが昔と違うけど、駄菓子屋へ行くたびに買っていました。 ”
今も昔も変わらない人気商品ベスト5
『ヤッター!めん』 10円/ジャック製菓
取材先の駄菓子屋さんでは売れ筋だそう。当たり付きなのでふたを開けるときのドキドキ感が子供の心をつかみ、人気商品の仲間入り。プチカップ入りの味付け麺です。
『ポテトフライ<フライドチキン味>』 30円/東豊製菓
チキンの香りとスパイシーな風味。サクッとした食感がやみつきで一度食べたらとまらない!大人になっても食べている人は多いのでは?
『ミニコーラ』 30円/オリオン
缶飲料をかたどった容器に入ったコーラ味のラムネ。独特な舌ざわりが特徴的なので、ポリポリ噛んで食べてみて!
『ココアシガレット』 30円/オリオン
たばこを模した砂糖菓子。子どもながらに、口にくわえて「ふぅ~」と一服。吸うまねをしてから食べた経験ありますよね?
『モロッコヨーグル』 20円/サンヨー製菓
食べると昭和へタイムスリップ?甘酸っぱくて、ザラザラした食感。焼いたトーストに塗って食べると美味といううわさも。
タイムスリップ?!昭和を感じる駄菓子屋
1.畑文商店(姫路)
6畳ほどの店内にぎっしり整列してある駄菓子。夕方になると学校帰りの高校生や親子連れでにぎわいます。先代が営んでいた餅屋から駄菓子メインの店にシフトチェンジして20年。
子どもより大人たちが昔を懐かしんで楽しめそう。薫製やするめなどの珍味系も豊富なので、まずは晩酌のアテ探しに立ち寄ってみるのもいいかも!
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2.おかじま(姫路)
看板がないので近所の人しか知らない、超隠れスポットな駄菓子屋。店内に入ると駄菓子や玩具などが入り乱れ、まるでおもちゃ箱をひっくり返したかのよう。
昭和世代なら、壁に貼られたアイドルのポスターや当たり付きの駄菓子「きなこ棒」に胸がときめくはず。懐かしい水玉風船やくじ引きのアイドルカードに挑戦して!
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3.吉田酒店(姫路)
店内の狭さや駄菓子のラインアップが昭和の雰囲気のまま。子ども時代を思い出させてくれる店の隣には休憩所が。買った駄菓子をすぐに楽しめます。
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4.コジマ商店(加古川)
新幹線の高架下にあります。置いているのは駄菓子やたばこ、文房具のほか、切手なども。地域の人たちの要望に応えるうちに、なんでも屋になってしまったそう。今は定休日だった日曜も店を開けているので、気軽に訪れて。
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5.友藤商店(加古川)
レトロなたばこの看板、軒先に置かれたガチャガチャ。シャッターが目立つ次郎助町商店街のはずれにある店の周辺は、懐かしい空気に包まれた雰囲気。駄菓子を買いにきていた常連の子どもたちも楽しそうに駄菓子を選びます。古き良き昭和の風情が残っている店。
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6.ホッポウドウ(加古川)
部活帰りの子どもたちが集まれるようにと閉店は午後8時。店内の一角にある飲食スペースでは、駄菓子を食べながら友だちと話す中高生の姿が見られます。
約50年前から店を営むオーナーの楽しみは、社会人になった子らが訪ねてくること。「子どもを連れてくる子もいて」と話すオーナーからは満面の笑みがこぼれていました。
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本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2018年9月7日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。