【姫路】野菜とお出汁の料理店「おりょうり」うま味を生かした贅沢ランチや和スイーツも

姫路城の北側、中濠(なかぼり)跡に面する料理店「おりょうり」。昆布・煮干し・鰹節から丁寧に引いただしをベースに使い、和食を中心としたさまざまな旬菜が味わえるお店です。こだわりの食材を使った繊細な味付けの料理がお店の魅力。食材を大切にし、丁寧に仕度をして、おもてなしをする、日本の美しい和食文化をカジュアルに楽しんでみてはいかが。

野菜とお出汁の料理店「おりょうり」

姫路城の北側、昔の名残をとどめる中濠(なかぼり)跡に面した料理店「おりょうり」。住宅地にある、静かで落ちついたお店です。春は、堀沿いに咲く桜を眺めながら食事がとれる花見スポットに。

落ち着いた店内には、テーブル席が6席、カウンター席が５席。特に女性同士のランチ会やお祝いの席で利用されることが多いそう。

※2021年7月現在は、席を間引いた状態での利用をお願いしています。

だしと旬菜を楽しむ『ランチ』

食事のはじまりは、自慢のだしをいただきます。「おりょうり」で提供されるほぼすべての料理のベースとなるのがこのだし。北海道産の4種類の昆布と伊吹島の煮干し、枕崎産の鰹節を使い、決して煮たてず静かにじっくりとうま味を引き出します。口の中で最初に濃いうま味がふわっと広がり、その後、臭みやえぐみを残さずにすっと消えていきます。澄んだ味わいを体感して。

『ランチ』 2,300円(ドリンク又はミニデザート付き)

『ランチ』のメインは月替わりで、取材時は宮崎県産の豚ロースを使った「冷しゃぶレモン」。だし入りの自家製ポン酢をかけていただきます。前菜4～5種盛りとお造りは、その日のおすすめの野菜や魚をいただけるラインアップに。安心して食べられる地元産野菜にこだわり、夢前産と香寺産をメインにした無農薬野菜を使用しています。ニンジンとかぼちゃのポタージュスープは、プッチーニカボチャをお椀にしたかわいらしい一品。おひたしは野菜の味とだしが引き立てあう繊細な味付けが魅力です。

煮干しと昆布の佃煮は、だしを取った後の素材を利用しています。厳選された素材を最後まで無駄なく使う和食文化の心も伝わります。佃煮はその名も”mottainaiシリーズ”という商品名で販売されています。

お祝いにオススメ！華やかな『特別ランチ』

『特別ランチ 海鮮ちらし』 3,000円

誕生日やお祝いには、華やかな特別ランチがおすすめです。

『特別ランチ 海鮮ちらし』は、木製折箱に入ったカラフルなちらし寿司が目にも鮮やか。坊勢産の鯛や、白鷺サーモンなど地元産の食材を多く使用しています。魚は一度”漬け”にしてあるので、食べやすく、だしを入れて甘めに焼いた玉子などと相性もばっちり。

『特別ランチ てまり寿司』 3,500円

木箱のふたを開けると入っているのは9つのカラフルなてまり寿司。刺身だけでなくと野菜や卵などの具材もあり、サッパリとヘルシーに食べられます。塩もみきゅうりとアボカド、ミョウガと鯛、大根のお漬物など一つひとつ丁寧に作られ、まるで美術品のよう。見た目と味のどちらにも心が躍ります！

テイクアウトで楽しむお弁当

『ぜいたくおまかせ弁当』 3,500円

カラフルな料理がギュッと詰まった『ぜいたくおまかせ弁当』。へルシーな惣菜に加えて、唐揚げなどのボリュームのある惣菜も入った、ごちそう弁当です。冷めてもおいしくいただけるよう店内で食べるランチより、少し濃いめに味付けされています。3日前までに予約が必要です。

ここでしか味わえない和スイーツ

『練りたてくずもちと抹茶アイス』 500円

注文を受けてから練り始める、プルプルねっとりとしたくずもちに抹茶アイスが添えられた一皿。温かいくずもちと冷たいアイスのアンバランスなハーモニーが味わえるのはできたてだからこそ。食べる前に、黒蜜をかけてくれるサービスも楽しんで。ヨーグルトの入ったさっぱりとした抹茶アイスや黒蜜もすべてが調和するように手作りされています。

清涼感あふれる梅ソーダ

『手作り梅ソーダ』 300円(期間限定)

自家製の南高梅の甘露煮を使った、サッパリとしたソーダ。梅をシロップではなく甘露煮にしているので、酸味が引き立ち、華やかな梅の香りはふんわりと。梅には疲労回復に有効なクエン酸もたっぷり含まれているので、夏にぴったりのさわやかなドリンクです。

上品な空間と、心遣いの行き届いた料理を堪能できる「おりょうり」。大切な人と癒やされるひとときを過ごしに訪れてみては。

■詳細情報

■DATA

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2021年6月30日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。