多可町の風景を長年見守ってきた「古時計(ふるどけい)」は、1979年から続く老舗の洋食喫茶。店内にはアンティーク家具や照明、昔ながらのミシンなどが並び、マスターの好きなJAZZが流れる落ち着いた空間が広がります。「黒田庄和牛」を100%使用した『ハンバーグ』や『ビーフカツ』、人気の『古時計ランチ』など、昔ながらの洋食メニューがそろいます。さらに、マスター手作りのスイーツや自家焙煎のコーヒーもあり、穏やかなひとときが過ごせる一軒です。
・老舗の洋食喫茶「古時計(ふるどけい)」

中国自動車道滝野社ICより車で約35分、自然豊かで緑の深い多可町加美区にある「古時計」は、1979年創業の老舗洋食喫茶店です。緑と花に覆われた茶色い屋根の外観が目印です。
玄関には店のシンボルにもなっている大きな古時計が。町内の学校跡地にあった時計を譲り受けたことがきっかけで、「古時計」という名前を付けたそう。店名の由来になったその時計は残念ながら今は動かなくなりましたが、今は別の時計たちが時を刻んでいます。1日に数回「ボーン」と鳴り、時計の音色がどこか懐かしい雰囲気へといざなってくれます。

扉を開くと、そこには茶色を基調とした、昔ながらの喫茶店の雰囲気が漂う空間が広がります。カウンター席とテーブル席があり、約40人ほどが利用可能。マスターの趣味でもあるジャズミュージックとともに、静かで大人な時間が流れる店内には、照明や家具、昔ながらのミシンなど、マスター自ら神戸まで足を運んで探してきたインテリアが所狭しと並びます。

同店の創業は1979年。それより以前にマスターの両親が、今の店舗の隣で旅館を営んでいたそうですが、悔しくもたたむことに。「思い入れのあるこの場所で何かできないか」と考えて始めたのがこの喫茶店です。
「多可町はのどかだけど、自然が豊かで住みやすいまち」と話すマスター。長く地域を見守ってきた同店には、そんなこの土地特有の穏やかな空気が流れています。
・「黒田庄和牛」を堪能できる自慢のランチ

『黒田庄和牛のハンバーグ(デミグラスソース)』1,600円
昔から料理を作るのが好きだったというマスター。試行錯誤を重ねながらメニューを作り上げ、材料の変更などはありながらも、長年同じ料理を丁寧に作り続けています。
中でも、地元・黒田庄のブランド牛肉「黒田庄和牛」を100%を使用した『黒田庄和牛のハンバーグ』が同店の看板メニュー。ふっくらと焼き上げた肉厚のハンバーグは、一口頬ばると牛のうま味がじゅわっと広がります。淡路島産タマネギの甘みと、フルーティーな香りが広がる自家製デミグラスソースが合わさり、まろやかで奥行きのある味わいに仕上げています。

臭みが少ない黒田庄和牛だけで作っているため、ナツメグなどの香辛料を加えなくても素材本来の香りが引き立つのだとか。副菜にはニンジンのラペや揚げナス、カボチャ、ポテトサラダ、ポーチドエッグなどが彩りよく添えられ、見た目にも華やかな一皿。野菜や卵を少しずつ味わいながら食べ進めれば、最後まで飽きずに楽しめる満足感たっぷりの洋食メニューです。

『黒田庄和牛のビーフカツ』1,800円 ※仕入れ状況により値段が変動
「黒田庄和牛」のモモ肉の中でも“亀の子”と呼ばれる部位が手に入った時だけ味わえる『ビーフカツ』。衣はサクッと軽く、中のお肉はやわらかく、噛むほどに黒田庄和牛のうま味が広がります。コクと酸味のバランスが心地よく、贅沢な味わいを楽しめる一皿です。ハンバーグとはまた違う、辛みと濃厚な味わいのデミグラスソースに、自家製のバルサミコソースを合わせて召し上がれ♪

『古時計ランチ(ハンバーグとエビフライ)』1,400円
ハンバーグと大きな有頭エビフライが楽しめる、満足感たっぷりの『古時計ランチ』。サクサクのエビフライに、ジューシーなハンバーグ、さらに唐揚げやカレー風味のコロッケ、卵焼きなど人気のおかずが並びます。さまざまなおかずを少しずつ楽しめる上、ボリューム満点なので、長く愛されるのも納得です。
・午後のひとときは、自家製スイーツとコーヒーを

『ガトーショコラ』500円
マスターが手がける手作りのスイーツも人気。カカオ58%のチョコレートを使用した『ガトーショコラ』は、ビターな味わいで、しっとり濃厚。口に入れた瞬間、カカオの香りがふわっと広がります。添えられたリンゴのコンポートの爽やかな酸味がアクセントになり、ガトーショコラの引き立て役に。午後のカフェタイムにぴったりです。

『プレミアムコーヒー』700円
店内で自家焙煎している『プレミアムコーヒー』。豆は横浜にある珈琲店から仕入れています。チョコレートのような甘みを感じるケニヤやマサイ、苦味の利いたマンデリンハルモグリーンなどを独自にブレンド。洋食やスイーツの余韻に寄り添う、香り高い一杯です。

多可町の歴史とともに歩んできた洋食喫茶「古時計」。ジャズが流れる店内と時計の音に包まれながら、ランチやカフェタイムをゆったり楽しめます。名前の通り、ここでは時間を忘れて過ごすのも楽しみの一つ。食事や読書をしながら、自分だけの穏やかな時間を過ごしてみてはいかが?
■詳細情報
■DATA
古時計
- 所在地
- 兵庫県多可郡多可町加美区寺内129

- 電話番号
- 0795-35-0077
- 営業時間
- モーニング/8:00〜10:50
ランチ/11:30〜14:00
カフェ/14:00〜17:00(早めに閉店する場合あり)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2026年3月6日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。







