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2021.10.29
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【たつの】レトロな蔵カフェ「菊屋蔵」秋~春は創作おはぎが楽しめる甘味処、夏はかき氷専門店に

2021年6月、龍野城下町にオープンした「菊屋蔵(きくやぐら)」。6~9月はかき氷専門店、10~5月は創作おはぎが自慢の甘味処として営業しています。江戸時代末期の醤油蔵をリノベーションした建物は、まるでタイムスリップしたかのよう。時を超えてさらに魅力を増すノスタルジックな空間で、モダンな創作和菓子を味わい、静かに心を和ませて。

蔵カフェ「菊屋蔵(きくやぐら)」

龍野ICから北へ車で5分、古き良き時代を感じる街並みに佇む「菊屋蔵(きくやぐら)」。歴史ある城下町のさらなる地域活性を目指し、2021年6月26日にオープンしました。夏季はかき氷専門店として、その他の季節は創作和菓子の甘味処(かんみどころ)として営業しています。

もとは江戸時代末期に建てられた醤油蔵。約240年前、この場所で醤油作りが始まったとされている貴重な建物です。土間作りの空間に、モダンなチェアと無垢のテーブルを置き、和モダンで雰囲気を統一。

頭上のプロジェクターには古民家再生の映像が映されていて、金づちを叩く「トントン」という音やノコギリで木を切る「サッサッ」というどこか懐かしい音が店内に響きます。五感で古民家の魅力に触れてみて。

古民家再生が進む龍野城下町でも、まだまだ珍しい蔵を再生させた“蔵カフェ”。一度は半壊してしまったこの蔵を、入り組んだ立派な梁(はり)や柱はそのままに、できるだけ当時の面影を再現して今の状態までリノベーションできたのは、古民家再生を得意とする建設会社の社長がオーナーだからこそ。古民家の魅力や古民家再生の取り組みを身近に知ってほしいと、学生も集い、約10年の月日をかけて、この蔵を再生しました。

奥に進むと、大きな木樽や醤油瓶が並び、長年の歴史を思い起こさせます。昔の写真も展示されているので、待ち時間にチェックしてみて。

カフェスペースの隣には、モダンな雰囲気のレンタルルームも。整体、生け花、アイシングクッキーのワークショップなど、さまざまなイベントが開催されています。最新情報は公式インスタグラムで確認を。➡︎公式インスタグラムはこちら


9種類の創作おはぎ『鶏籠おはぎ』が登場

10月~5月は甘味処として営み、看板メニューは『鶏籠おはぎ』です。龍野城がある鶏籠山(けいろうざん)をイメージし、少し頂点がこんもり膨らんだビジュアルが特徴。なじみのある『つぶあん』や『こしあん』のほか、『メープル』や『フランボワーズ』など珍しいものも登場し、計9種類のおはぎが常時スタンバイ。どのおはぎも目移りするほど色鮮やかで、オリジナリティに富んでいます。

今後はテイクアウトの販売も予定しているそう。きらびやかなおはぎの詰め合わせは、手土産にもぴったりですね。

左から『栗』『ピーナッツ』※秋冬限定

旬の素材を使った“四季折々のおはぎ”が登場することも。10月ごろからの秋冬限定フレーバーは、和栗を使った『栗』と、ピーナッツを中にも外にもあしらった『ピーナッツ』。『栗』は口に入れた瞬間、和栗の甘さが広がり、まるで栗そのものを食べているかのような濃厚さ。一方『ピーナッツ』は、心地良い塩気があり、ピーナッツの香ばしい風味が際立ちます。ごはんで特製ピーナッツ餡を包み、表面全体をすりおろしピーナッツでお化粧した、ピーナッツ尽くしのフレーバーです。

『鶏籠おはぎ 摘』(ドリンク付き)700円

イートインメニューは、好きなおはぎ2種類と『抹茶』か『コーヒー』がセットになった『鶏籠おはぎ 摘(つみ)』のみ。鶏籠山でお花を摘む様子と、色とりどりのおはぎから選ぶ様子を重ね合わせて“摘”と名付けたそう。おはぎは1個150円で追加注文もできます。※『栗』は250円

お皿にもこだわっていて、丹波焼の窯元に特注したんだとか。1枚ずつ微妙に色味や表情が違うのも、味があって素敵ですね。インスタ映えも間違いなし。

左から時計回りに『きなこ』『つぶあん』『こしあん』

おはぎの命であるもち米は、ふっくら感と独特のコシが残るように、水加減や炊き加減を工夫。もち米そのものの素材の味を際立たせるため、塩を絶妙なあんばいで加えているんだそう。あんこは北海道小豆を使用し、店内でコトコトと炊いています。和菓子らしいしっかりとした甘さはありつつ、後味はスッキリ。バランスやご飯と餡のバランスを追究し、何度も試行錯誤を重ねたという『鶏籠おはぎ』には、たくさんのこだわりが詰まっています。

小豆の皮が少し残る『つぶあん』は、豆の風味がダイレクトに楽しめます。舌ざわり滑らかな『こしあん』は、中に包んだごはんの甘みや粒感が引き立つ一品。

『胡麻』

高級な金ゴマと香ばしい黒ゴマをごはんが見えなくなるまでたっぷりかけた『胡麻』は、甘いおはぎが苦手な人でもぺろりと食べられそう。中には黒ゴマで作った濃厚なごま餡が隠れています。噛むたびに口の中でゴマがプチンと弾けてゴマの香りが鼻から抜け、ずっと噛んでいたくなるクセになる味わいです。

日の出のようにまぶしい金色の『鶏籠わらび』

『鶏籠わらびもち 日の出』(ドリンク付)700円

わらび餅とドリンクのセット『鶏籠わらびもち 日の出』もおすすめ。大きめのわらび餅がたっぷり4個ものって、食べ応え抜群です。本わらび餅粉を配合しているため、食感はもっちり!鶏籠山の日の出をイメージし、たっぷりの金色のきな粉でおおわれています。

深煎(い)りきな粉は香ばしさが自慢。別添えの黒蜜との相性は抜群で、かければさらに味わいが深まります。ぜひ抹茶と一緒に和の風味を堪能して。

『ホットカフェラテ』500円

ドリンクは、セットメニューにプラス100円で、きめ細やかなミルクの泡がこんもり乗った『ホットカフェラテ』や『ホット抹茶ラテ』に変更することができます。やさしく甘い味わいに、心も体もほっこり温まりそう。



夏季はかき氷専門店♪たつの市らしい醤油を使った大人かき氷も

『わらび餅と黒蜜きなこの醤油エスプーマがけ』1,100

6月中旬~9月末はかき氷専門店に切り替わります。ほんのり甘いミルク風味ときめ細かくさらさらとした食感のかき氷が魅力です。一口食べるとやさしく溶ける感覚は、まるで粉雪のよう。黄金色に輝く上品な器で食べることで、より特別な気分に浸れそう。

人気No.1は、たつの市の特産品「うすくち醤油」のエスプーマがのったかき氷です。モチモチの大きなわらび餅が5個トッピングされ、深煎(い)りのきな粉が香ばしさをプラス。中には程よい苦味の自家製ほうじ茶ゼリーも入っています。素材の味をシンプルに生かした味わいは、一度食べたらやみつきになるおいしさ。好みで黒糖蜜をたっぷりかけて召し上がれ。

『宇治金時の自家製つぶあんたっぷり載せ』900

北海道産小豆を甘さ控えめに仕上げた、自家製つぶあんが自慢の一杯。まずはきめ細かな氷そのものの風味を感じてから、自家製の濃厚な抹茶蜜をかけ、しっとり味わうのがおすすめ。トッピングのほろ苦い抹茶ゼリーが中にも入っていて、さまざまな味や食感を楽しめます。

『自家製レモンシロップとヨーグルトエスプーマがけ』900

ふわふわのヨーグルトエスプーマをかけたかき氷もイチオシです。レモンを漬けた自家製シロップの甘みと、ヨーグルトの爽(さわ)やかな酸味の見事なマリアージュ。サッパリとした口当たりで、スイーツが苦手な人でもおいしく食べられると好評だそう。

『レモンスカッシュ』500円 ※夏季限定

自家製のレモンシロップはドリンクでも楽しめます。ほんのり甘く、スッキリとした味わいの『レモンスカッシュ』はこれからの季節にぴったり。釘を使わずに木片を組み合わせる伝統技法「組子」で作るおしゃれなコースターにも注目して。このほかコーヒーやジュースもあり、ドリンクだけの利用ももちろんOKです。

“播磨の小京都”とも呼ばれる龍野城下町。辺りを散策するだけで、その情緒的な雰囲気に心が洗われそう。食べ歩きに立ち寄るもよし、涼を求めに訪れるもよし、ちょっぴり特別なカフェタイムを「菊屋蔵」で過ごしてみては?

■詳細情報

■DATA

菊屋蔵(きくやぐら)

所在地
兵庫県たつの市龍野町本町32-1
電話番号
0791-60-2699
営業時間
11:00~16:00

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2021年10月10日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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