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2024.7.17
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【たつの】蔵カフェ「菊屋蔵(きくやぐら)」創作おはぎやかき氷を“醤油蔵”の風情とともに満喫

たつの城下町で江戸時代末期に建てられた醤油蔵を生かした甘味処「菊屋蔵(きくやぐら)」。風情漂う蔵カフェでは、創作おはぎやわらび餅などの甘味が味わえます。時を超えてさらに魅力を増すノスタルジックな空間で、モダンな創作和菓子を味わい、静かに心を和ませて。

・蔵カフェ「菊屋蔵(きくやぐら)」

山陽自動車道龍野ICから北へ車で5分、古き良き時代を感じる街並みに佇む「菊屋蔵(きくやぐら)」。創作和菓子の甘味処(かんみどころ)として営業する、たつの城下町屈指の蔵カフェです。

元は江戸時代末期に建てられた醤油蔵。約240年前、この場所で醤油作りが始まったとされている貴重な建物です。土間作りの空間に、モダンなチェアと無垢のテーブルを置くなど、和とモダンを融合させたインテリアが魅力です。

一度は半壊してしまったこの蔵を、入り組んだ立派な梁(はり)や柱はそのままに、できるだけ当時の面影を再現して今の状態までリノベーションできたのは、古民家再生を得意とする建設会社の社長がオーナーだからこそ。

古民家の魅力や古民家再生の取り組みを身近に知ってほしいと、学生も集い、約10年の月日をかけて、この蔵を再生しました。

奥に進むと、大きな木樽や醤油瓶が並び、長年の歴史を思い起こさせます。昔の写真も展示されているので、待ち時間にチェックしてみて。

カフェスペースの隣には、モダンな雰囲気のレンタルルームも。ここでは、生け花教室やカルトナージュ教室などのレッスンを不定期で開催しています。最新情報は公式Instagramで確認を。➡︎公式Instagramはこちら


・創作おはぎ『鶏籠おはぎ』

看板メニューは『鶏籠おはぎ』。龍野城がある鶏籠山(けいろうざん)をイメージし、少し頂点がこんもり膨らんだビジュアルが特徴です。

左から『抹茶』、『きな粉』、『ほうじ茶』

かき氷が本格的に始まる夏季を除き、常時8種類ほどのおはぎがスタンバイ。どのおはぎも目移りするほど色鮮やかで、オリジナリティに富んでいます。10月~5月ごろはテイクアウトでも販売しています。

おはぎの命であるもち米は、ふっくら感と独特のコシが残るように、水加減や炊き加減を工夫。もち米そのものの素材の味を際立たせるため、絶妙な塩梅の塩を加えているんだそう。

『苺×苺』※春限定

イチゴ餡で包んだおはぎの上にイチゴがちょこんとのった『苺×苺』。白あんの優しい甘みにイチゴの甘酸っぱさがマッチした、「イチゴ大福」とは違う味わいや食感を楽しんで。

『胡麻』 ※秋冬限定

高級な金ゴマと香ばしい黒ゴマをごはんが見えなくなるまでたっぷりかけた『胡麻』は、プチプチ食感がやみつきに。中には黒ゴマで作った濃厚な餡が隠れています。鼻から抜けるゴマの香りも楽しんで。

『鶏籠おはぎ 摘』(ドリンク付き)990円

イートインメニューは、2種類のおはぎにドリンクが付く『鶏籠おはぎ 摘(つみ)』のセット販売のみ。夏季以外はおはぎの組み合わせが選べます。鶏籠山でお花を摘む様子と、色とりどりのおはぎから選ぶ様子を重ね合わせてこの名が付けられました。

お皿にもこだわっていて、丹波焼の窯元に特注したんだとか。一枚ずつ微妙に色味や表情が違い、味があります。

・わらび餅や水まんじゅうもおすすめ

『鶏籠わらびもち 日の出』(ドリンク付)990円

わらび餅とドリンクのセット『鶏籠わらびもち 日の出』もおすすめ。大きめのわらび餅がたっぷり4個ものって、食べ応え抜群です。

本わらび餅粉を配合しているため、食感はもっちり!日の出をイメージし、たっぷりの金色のきな粉でおおわれています。

深煎(い)りきな粉は香ばしさが自慢。別添えの黒蜜との相性は抜群で、かければさらに味わいが深まります。ぜひ抹茶と一緒に和の風味を堪能して。

『本日の水まんじゅう』(ドリンク付)990円

つるんと清涼感あふれる水まんじゅうにも注目を!色とりどりの餡をぷるんとやわらかい生地で包んだものです。

中の餡はその時々で変わり、取材日は「イチゴ」と「抹茶」が登場。引き込まれるような透明感ある見た目に反して、味わいはしっかりとしていて、そのギャップに心が奪われます。



・夏は自家製シロップのオリジナルかき氷を♪

『わらび餅と黒蜜きなこの醤油エスプーマがけ』1,320
※6月~9月下旬ごろ限定

6月~9月末はおはぎに変わって、看板商品がかき氷に切り替わります。ほんのり甘いミルク風味ときめ細かくさらさらとした食感のかき氷が魅力です。粉雪のように口溶けの良い氷を黄金色に輝く上品な器で食べることで、より特別な気分に浸れそう。

人気No.1は、たつの市の特産品「うすくち醤油」のエスプーマがのったかき氷です。氷の上には、モチモチの大きなわらび餅と深煎(い)りのきな粉をオン!中には自家製ほうじ茶ゼリーも入っています。

素材の味をシンプルに生かした味わいは、一度食べたらやみつきになるおいしさ。好みで黒糖蜜をたっぷりかけて召し上がれ。

『自家製「いちごソース」と「いちごエスプーマ」がけ』1,320

キュートなピンク色のエスプーマやイチゴに乙女心がときめく『自家製「いちごソース」と「いちごエスプーマ」がけ』は、女性客から大人気!食べ進めると中からミルクプリンがひょっこりと顔をのぞかせ、さまざまな味や食感を楽しめます。

『自家製レモンシロップとヨーグルトエスプーマがけ』1,210

ふわふわのヨーグルトエスプーマをかけたかき氷もイチオシです。レモンを漬けた自家製シロップの甘みと、ヨーグルトの爽やかな酸味の見事なマリアージュ。サッパリとした口当たりで、スイーツが苦手な人でもおいしく食べられると好評だそう。

自家製のレモンシロップはドリンクでも楽しめます。ほんのり甘く、スッキリとした味わいの『レモネード』(660円)を飲めば、心も体もリフレッシュすること間違いなし!

『甘酒風味ミルク金時の自家製「つぶあん」たっぷりのせ』1,650円

しっとりとシルキーな食感を求めるなら、韓国発のかき氷「糸ピンス」タイプの『甘酒風味ミルク金時の自家製「つぶあん」たっぷりのせ』がおすすめ。

糸のように細く削ったミルク風味の氷を、自家製粒あんやたつの産の甘酒ソースと合わせながらいただきます。「ほうじ茶」と「抹茶」の2種類の団子を交互に口に運びながら、和を堪能してみては。

“播磨の小京都”とも呼ばれるたつの城下町。辺りを散策するだけで、その情緒的な雰囲気に心が洗われそう。食べ歩きに立ち寄るもよし、涼を求めに訪れるもよし、ちょっぴり特別なカフェタイムを「菊屋蔵」で過ごしてみては?

■詳細情報

■DATA

菊屋蔵(きくやぐら)

所在地
兵庫県たつの市龍野町本町32-1
電話番号
0791-60-2699
営業時間
11:00~16:00

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年6月27日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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