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2020.3.17
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【市川町】週1オープンのカフェ「いしごはん」シンプルで味わい深いおやつにほっこり

市川町で週に1日だけオープンするカフェ「いしごはん」。おやつ作りが大好きな店主が、素朴で優しいおやつとドリンクを提供しています。焼き菓子の購入だけでもOK。週末は姫路で出張販売も行っています。店主のあたたかい人柄がにじみ出る、ほっこりおやつを味わってみて。

“日々によりそう”「いしごはん」

のどかな市川町で週に一度、水曜日だけオープンするカフェ「いしごはん」(第1水曜日は定休)。2015年からケータリングやイベント出店での販売を行っていた店主の石橋さんが、2019年夏に実店舗を構え、おやつと飲みものを提供しています。

一見すると、普通の民家のようで見過ごしてしまいそうですが、店主お手製の看板が目印です。

やわらかな自然光が入る店内は、テーブル席とカウンター席が1つずつ用意され、アットホームな雰囲気。心地よくて、つい長居してしまいそう。

コンセプトは、“日々によりそうごはんとおやつ”。石橋さんのおやつ作りの根底にあるのは、「自分が食べておいしいものを届けたい」という素朴な思い。「特別なものではなく、身近に感じてもらえる存在になればうれしい」と話します。

だからこそ、余計なものは加えないシンプルな作り方を心がけています。ベースの粉は国産小麦と決めていますが、ほかの素材は、あまりかたくなにこだわらず、その時々に入る旬のもの、生産者の顔が見えるものを取り入れています。


素材の相性と季節を楽しむ金柑のパフェ

『アーモンドミルク寒天と金柑のパフェ』550円

イートインメニューは、季節の食材を使ったおやつや定番おやつの2~3種類。

今の時期は、店主が自ら収穫した徳島産の完熟金柑を使った『アーモンドミルク寒天と金柑のパフェ』を用意。
アーモンドミルクの寒天と金柑のまるごと蜜煮に、牛乳と卵で作る昔ながらのアイスを添え、仕上げに金柑シロップのソースをたっぷりかけています。

見た目もかわいらしく、金柑のぱっと目を引く黄色が元気をくれそうですね。

金柑特有の酸味とアーモンドミルクのさっぱりした甘みのバランスが良く、食べ進めるほどに味わいや食感の変化が楽しめます。

金柑のシロップがなくなり次第終了なので、気になる人はお早めに。

「おいしい食材に出あうと使ってみたくなるんです」という石橋さん。素材の組み合わせ次第でいろいろな味わい方ができるため、常に楽しみながら組み合わせを考えているそう。このパフェも、そんな素材とのめぐりあいから生まれたものなのだとか。

定番のスコーンは焼きたてを、コーヒーと一緒に

『全粒粉のスコーン クリームチーズとジャム添え』500円

定番おやつの『全粒粉のスコーン』は、毎回焼きたてを提供。外はサックリ、中はふっくらしっとりの食感を楽しめます。
使用する全粒粉は、たつの市で循環型農業を営む「ただまき農園」から。ジャムは、店舗をシェアしている「オトナジャムとチーズケーキ Rごはん」(現在休業中)の個性派ジャムや自家製のものを使用しています。

そのままで頬張ってもよし、クリームチーズとジャムをたっぷり塗ってもよし。
テイクアウトするなら(250円)、トースターであたためて食べるのがおすすめです。

『ハンドドリップ珈琲』(ホット)400円(左)

スコーンのおともに、コーヒーはいかが?
『ハンドドリップ珈琲』は、すっきりした苦味とコクが特徴で、どんなおやつとも相性◎。
姫路市にある焙煎所「NAKAZAKI COFFEE ROASTER(ナカザキコーヒーロースター)」から挽きたてを仕入れ、一杯ずつ丁寧に淹(い)れています。店主が惚れ込み、お客さんにもぜひ味わってもらいたいと、カフェで提供するようになったのだとか。



飲みものいろいろ、ほっとひと息

『ホットジンジャー』500円

寒い日は、自家製ジンジャーシロップで作った『ホットジンジャー』であたたまって。
これまた店主がその味に惚れ込んだという、香寺町産の生姜を使用しています。

シロップは、作りたてはフレッシュな辛みがありますが、時間が経つと熟成されてまろやかに。「それぞれに良さがありますよ」と店主。

ドリンクはほかに、『チャイ』(ホット500円/アイス550円)や、金柑と同じ徳島産のすだちを使った『すだちスカッシュ』(500円)なども。どれにしようかと迷うのも楽しみのひとつですね。

「ほっとひと息ついて、いい時間を過ごしてほしい」と石橋さん。シンプルだけど味わい深いおやつとカフェの雰囲気から、そのあたたかい心配りが伝わってきます。

毎日食べたい焼き菓子は贈りものにも

国産小麦粉やきび砂糖などで作る焼き菓子は、『ローズマリークッキー』(300円)や『おからクッキー』(250円)など常時9~10種類が並びます。
かむほどにじんわり風味が広がり、飽きのこないおいしさ。毎日でも食べたくなります。

手土産やギフトには、『クッキーBOX』をどうぞ。発送も対応してくれるので、気軽に相談してみて。

焼き菓子は、JR福崎駅前にある「福崎町観光交流センター」でも購入できます。納品日は毎月第2・4水曜日。
「福崎町観光交流センター」がオープン!観光パンフレットやもち麦ドリンク、手作りお菓子などを提供


毎週土・日曜は「出張いしごはん」

毎週土・日曜には、姫路市にあるコーヒーショップ「Talk and nap(トークアンドナップ)」隣にて、焼き菓子の出張販売を行っています。その名も「出張いしごはん」。
水曜日のカフェには行けない…でも「いしごはん」のおやつが食べたい!という人は、こちらに足を運んでみて。

随時イベント出店も行っているので、詳しくはインスタグラムでチェックを。

「いしごはん」のほっこりおやつで、心和むひとときを楽しんで。

■詳細情報

■DATA

いしごはん

所在地
兵庫県神崎郡市川町下牛尾49
営業時間
営業日は第1水曜日を除く毎週水曜日
12:00〜17:00
【出張いしごはん】
毎週土・日曜日 12:00〜17:00
姫路市安田4-33-12
(コーヒーショップ「Talk and nap」隣)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2020年2月26日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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