JR本竜野駅から揖保川を越えた先に、古き良き町並みが広がるたつの城下町。その一角にある「菓子と珈琲 朔(さく)」は、明治時代の建物をそのまま活かした古民家カフェです。ボリューム満点のモーニングや、地元産甘酒を使ったスイーツなど、とっておきのメニューがスタンバイ。たまには都会の喧騒(けんそう)から離れ、ゆったりとした時間を過ごしませんか?
・「菓子と珈琲 朔(さく)」
「菓子と珈琲 朔(さく)」は、明治時代に醤油屋蔵元の離れとして建てられた屋敷を改装したカフェ。立派な門構えと味のあるのれんが出迎えてくれます。
以前は神戸でテイクアウトの洋菓子店を経営していたというオーナー。その経験の中で「持ち帰りではなく、出来たての味をその場で楽しんでもらいたい」と思っている最中にこの建物に出合い、カフェをオープンしました。
中に入ると目に飛び込んでくるのは、スタイリッシュな赤と白のソファ。外観からのイメージとはまた一味違った雰囲気に驚かされます。
畳にソファを置いているのは、正座が苦手な人にもゆったりとくつろいでもらえるように、という心配りから。当時の面影を残しつつも現代風にアレンジした和モダンな空間が自慢です。
四季折々の景観が楽しめる日本庭園も見どころ。カエデやアジサイ、キンモクセイなど、さまざまな植物が植えられたりっぱな庭園を、どの席からも庭が見えるのがうれしいですね。特に、6〜8月ごろは緑が鮮やか。眺めていると時が経つのを忘れてしまいそう。
店内には陶芸作家の作品展示コーナーも。たつの市周辺のイベント情報なども手に入るので、気になる人はチェックして。
・『糀のチーズケーキ』と香り豊かなコーヒーに舌鼓
『糀(こうじ)のチーズケーキ』(コーヒーセット)1,200円
看板スイーツの『糀のチーズケーキ』には、同じ町内にある「井戸糀店」の糀甘酒を使用しています。甘酒の自然な甘みとフランス産クリームチーズの酸味の相性は抜群で、滑らかな口当たり。彩りよくフルーツもあしらわれ、SNS映えすること間違いなし!
コーヒーは、姫路にある「自家焙煎珈房Cafe Baum」をはじめ、3カ所の専門店で焙煎してもらったもの。サイフォン式で丁寧に淹(い)れる『朔ブレンド』は苦味と酸味のバランスがよく、なんといっても香りが豊か。
・オリジナルのスイーツメニューが充実
『季節のタルト』(単品)900円~、(コーヒーセット)1,380円~
『季節のタルト』も人気。バターの香るサクサクのタルトとたっぷりの自家製カスタードクリームの上には、旬のイチゴやイチジクなど季節のフルーツをトッピング。ごろごろとのったフルーツに満足すること間違いなし!
『ラズベリーショコラ』(単品)300円、(コーヒーセット)800円
ラズベリーを混ぜ込んだ、しっとりと濃厚な『ラズベリーショコラ』も人気。チョコのビターな風味とラズベリーの甘酸っぱさのバランスが絶妙です。添えられたラズベリーソースと一緒に味わって。
『クレームブリュレ』(コーヒーセット)1,000円
『クレームブリュレ』は、注文が入ってから表面をキャラメリゼしてくれるのでパリパリ感が格別。飴を割ると、濃厚なカスタードがとろ~りと。一口食べると、バニラビーンズの豊かな風味と香ばしいカラメルの香りが口いっぱいに広がります。
・ボリューム満点のモーニングセット
『モーニングセット(コーヒー付き)』750円
厚切りトーストにサラダ、厚焼き玉子にヨーグルト、スープ、シュークリームがセットになった、ボリューム満点のモーニングメニュー。コーヒーが付いて750円とコスパ最強のセットです。モーニングは13:00までなので遅めの朝食やランチにもおすすめ。
ドリンクを注文すると無料でついてくる『トーストサービスセット』は、トースト、サラダ、卵焼き、フルーツなどバランスの良い食事がとれるうれしいサービス。たまの休日に早起きをして利用するほかありませんね。
くつろぎのひとときを心ゆくまで味わったあとは、風情ある町並みを散策。そんな非日常が当たり前に手に入る古民家カフェ「朔」で、日ごろの疲れを癒やしてみては?
■詳細情報
■DATA
菓子と珈琲 朔(さく)
- 所在地
- 兵庫県たつの市龍野町川原町106
- 電話番号
- 0791-72-8239
- 営業時間
- 9:00~19:00(L.O.18:00)
モーニング/9:00~13:00
ランチ/12:00~15:00 ※休止中 - ※2024年2月20日現在、ランチ営業休止中。
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年2月20日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。