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2023.9.23
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【三木】「ころは-うつわと道具と喫茶室-」オープン!古民家で本格スパイスカレーを味わって♪

中国自動車道吉川ICを降りて、車で南へ下ることおよそ10分。田園風景が広がる三木市口吉川町(くちよかわちょう)に、2023年8月19日「ころは-うつわと道具と喫茶室-」が移転オープン!築100年を超える古民家の中でスパイスカレーを味わったり、ギャラリーで器や昔ながらの道具を買い物したりと、いろんな楽しみ方を満喫できます。心の休息を求めて足を運んでみては。

・「ころは-うつわと道具と喫茶室-」

神戸市垂水区で人気のカレー専門店「ころは」。2015年7月からおよそ8年、多くのお客さんに愛され続けてきた同店が三木市口吉川町(くちよかわちょう)に、2023年8月19日移転オープンしました。「ゆっくり器と食事を楽しんでほしい」との思いで、「カレーとうつわ ころは」から「ころは-うつわと道具と喫茶室-」に改名。新店舗では店主自慢のスパイスカレーや陶芸家の奥さんが選び抜いた器ギャラリーはだけでなく、ゆっくりと喫茶も楽しめるようになりました。

お店の場所は、中国自動車道吉川ICから車で10分ほど南へ下ったところ。四方を田んぼに囲まれたのどかな場所にある風格漂う日本屋敷が同店です。

大正時代以前に建てられた、築100年を超える古民家をリノベーションした同店。店内は、数百年前から残る歴史調度品や重厚感ある建具、そして現代を生きる陶芸作家が作った器や暮らしの道具で構成され、“昔”と“現在(いま)”が入り交じったノスタルジックな空間が広がります。

入り口を入ってすぐ目の前の土間と左手にある3間続きの和室には「器と道具のギャラリー」、右手には「喫茶室」があります。

喫茶室にはアンティークの家具がずらり。格子窓からはさんさんと日が差し込み、古民家と言えども明るく開放的。壁にはめ込まれた窓ガラスからは隣接する陶芸工房の様子を眺めることができ、タイミングが合えば陶芸や金継ぎの様子を遠目で見られることもあります。

格子窓の向こう側には、三木市の特産品の一つである酒米「山田錦」が実る広大な田園風景が広がります。春から夏にかけては青々とした稲穂が、秋には黄金色に染まる田んぼが窓一面を埋め、風光明媚な景色を一年中楽しめます。

「山田錦が有名な三木らしい自然の景色を眺めながら、ゆっくり食事を楽しんでほしい」と話す店主。田んぼ側の窓を一面ガラス張りにし、ピクチャーウインドウにしたのは、そのこだわりからなんだとか。今は製造していない貴重なレトロガラス越しに見る景色は、美しさもひとしおです。


・20種類以上のスパイスにこだわる本格スパイスカレー

『ころはのキーマカレー(スパイシー)』1,200円

店主が約5年の年月をかけて完成させたスパイスカレーは、「マイルド」「スパイシー」「RED」の3種類がラインアップ!どれも8時間ほどかけて鶏ガラを煮込んだ特製鶏白湯スープをベースに、20種類ほどのスパイスをブレンドするのがこだわりです。フレーバーごとにそれぞれブレンドするスパイスも変えているので、ベースが同じでも辛さも味わいもまったくの別物!辛いのが苦手という人やスパイスカレービギナーには「マイルド」、スパイスの風味や辛さを楽しむなら「スパイシー」がおすすめです。

どのカレーも、ご飯の上には牛、豚、鶏の3種類のミンチを使ったトマトベースのキーマをオン。どのカレーも一皿で2つの味を楽しめるのがうれしいですね。

「スパイシー」は、じわじわと汗ばむような中辛カレー。いろんなスパイスや素材のうま味が調和して生まれる深いコクに夢中になること間違いなしです。仕上げにかけた煎茶の苦みがアクセントに。

「食べてて最後まで飽きないカレー」をコンセプトにした“ころはのカレー”は、そのまま食べても飽きずにいろんな味や食感が楽しめますが、チーズ(200円)をトッピングするのもおすすめ。

とろとろのチーズソースとスパイスカレーの相性のよさは言わずもがな。クリーミーなチーズは、キャロットラペやサクサク食感の長芋、地元の旬野菜サラダといったほかのトッピングにもよく合います。ほんのり甘いピーナッツ&煎(い)り大豆入りの具だくさんグラノーラを、カレーとチーズと一緒に口に運んで、甘じょっぱいハーモニーを楽しむのもいいですね。

『ラッシー(ミニ)』カレー代 + 100円

カレーのお供といえばラッシー。同店では、カレー代にプラス100円するだけでミニサイズのラッシーを追加することができます。スパイスカレーとの味のバランスを考え抜き、甘みの少ないヨーグルトやレモン汁といった酸味を利かせた味わいが魅力。サッパリとした後口で、「スパイシー」や「RED」の舌に残った辛さもマイルドにしてくれますよ。

『テイクアウト ころはのキーマカレー(RED)』1,350円

自宅や外で同店のカレーを味わいたいという人はテイクアウトも可能です。テイクアウトでもボリュームは劣らず、野菜や自家製ウズラ卵のピクルス、グラノーラといったトッピングが盛りだくさん!トッピングの下には三木市産の白ご飯がたっぷりと盛られています。

激辛がお好みの人は、『ころはのキーマカレー(RED)』にぜひチャレンジしてみて!名前の通り赤い色をしたキーマカレーは、湯気を吸うだけでも舌がピリッとするような本格的な辛さ。カレーに刺激を求めるなら、豆板醤や花椒のしびれるような辛さが際立つ『RED』を選ぶほかありません。

・自家製スコーンやドリンクなど、喫茶メニューも

『あんバタスコーン』450円

ギャラリーの見物や食事の後は、ドリンクやスイーツを片手に一息ついてみては?スイーツメニューは『あんバタスコーン』と『ベイクドチーズケーキ』の2種類で、特に『あんバタスコーン』はスコーン好きの店主が何度も試行錯誤したという自慢の一品です。

スコーンには、国産小麦粉や「淡路の藻塩」、てんさい糖などの体に優しい素材を使用。外はざっくり、中はふわっとした食感を追い求め、混ぜ方や焼き方を何度も研究したそう。スコーンの間には、黒糖を隠し味に取り入れた自家製の粒あんと発酵バターがサンドされていて、それぞれの力強い風味が三位一体となっています。

『ベイクドチーズケーキ』500円

東京からわざわざ取り寄せているという店主お気に入りのベイクドチーズケーキに、ハチミツとブラックペッパーを付けるのが“ころは流”。下はスポンジ、上がベイクドチーズケーキになった2層仕立てのチーズケーキで、甘さ控えめで素朴な味わいと軽やかな食感が魅力です。

ケーキの横に添えられたハチミツは、国産の天然ハチミツ。華やかな香りのハチミツや風味豊かなブラックペッパー、コクのある生クリーム、どれを付けてもチーズケーキと合うから驚きです。

『レモンジンジャーソーダ』500円

愛知県豊橋市にあるジンジャーシロップ製造所「TEMTASOBI GINGER(テムタソビジンジャー)」のレモンジンジャーシロップを使ったドリンクも人気。ショウガやレモン、スパイスをブレンドしたクラフトコーラならぬ“クラフトジンジャードリンク”で、爽快な後味がクセになる一杯です。一度飲んでみて気に入ればギャラリーで購入することも可能なので、ぜひ一度お試しあれ♪



・ギャラリーでは器や道具を販売

ギャラリーでは陶芸家である店主の奥さんが、日本全国から寄せ集めた古き良き日本の道具や、作家ものの器などを展示・販売しています。「一期一会の出合いを大切にしてほしい」と語る奥さん。同じデザインのものでも一枚一枚違うので直接手に取り、直感に響くお気に入りの器を見つけてみて。

兵庫県内で活躍する陶芸作家の作品も豊富にスタンバイ。窯元の名前で選ばず、作家一人ひとりが自身のインスピレーションを大切にして作り上げたオリジナルのものを中心に、奥さんの心に響いた作品を取りそろえているそう。シンプルなデザインや優しい色合いのものが多いので、どんな食卓にも合いそうですね。

竹ざるやタワシ、掃除用の手ボウキなど、昔から日本でよく使われてきた生活雑貨や台所用品も販売しています。小物や食品など、いろんなものを見せて収納したいときにぴったりなガラス瓶やビーカーも充実。理科室で見かけるようなレトロなデザインのものも多く、懐かしさのあまり手に取らずにはいられません。便利な電化製品やおしゃれな雑貨も多い現代ですが、日々の暮らしに昔ながらの道具を取り入れ、小さな小物から“丁寧な暮らし”を始めるのもいいかもしれませんね。

器や道具は公式オンラインショップでも販売しているので、遠方の人はぜひチェックしてみて♪ ➡︎オンラインショップはこちら

神戸市垂水区で8年愛され続け、三木に拠点を移した「ころは-うつわと道具と喫茶室-」。おいしいカレーやこだわりの器、そして作り手の思いに触れ、自分自身の“心の器”を磨いてみてはいかがでしょうか。

今後は陶芸工房で、陶芸や金継ぎのワークショップも予定しているそうなので、公式Instagramもお見逃しなく。➡︎公式Instagramはこちら

■詳細情報

■DATA

ころは-うつわと道具と喫茶室-

所在地
兵庫県三木市口吉川町大島55
電話番号
0794-88-1010
営業時間
11:00~16:30
※電話で事前予約がベター

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年9月4日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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