加古川の老舗「ニシカワ食品」が手がける「PANTOAAU(パントアーウ)」。小さな子どもからお年寄りまで幅広い世代が集うべーカリーを目指し、子どもが自分で買い物ができる「キッズコーナー」や、ドリンクメニューが充実したカフェが併設されています。2024年6月でオープン1周年を迎え、ますます人気を集める同店に、爽快感あふれる6種の新作ドリンクやアフォガード、韓国で話題沸騰のクルンジ等のスイーツパンが登場しました。JR加古川駅から徒歩約3分と交通アクセスも良好。家族や友人と気軽に訪れて、ゆったり過ごしてみては?
・「PANTOAAU(パントアーウ)」
1947年に創業して以来、長きにわたって愛され続けている老舗「ニシカワ食品」。“ニシカワパン”の愛称で親しまれ、直営店や学校給食、コンビニ、スーパーマーケットなど、関西を中心に幅広く展開しています。
2023年6月24日に、同社が手がけるベーカリー「PANTOAAU(パントアーウ)」が誕生。JR加古川駅前にある「カピル21専門店街」1階の角地に位置し、駅から徒歩3分とアクセス良好です。
思わず口ずさみたくなる印象的な店名には、「人と人とが出会える場所」「パンに合う本格的なドリンクが味わえる場所」など、さまざまな“あう”が実現する場所になるように、という思いが込められているそう。
店内に入ると、ずらりと並んだパンがお出迎え。その数なんと80種類以上!稲美町の工場から毎朝焼きたてのパンが直送されています。
内装はヨーロピアンテイストでまとめられ、中には一点ものの家具も設えたこだわりあふれる空間です。
店内入って左手には、手のひらサイズのミニパンが。大人も子どもも“パンを選ぶ楽しみ”を感じてもらおうと、「サイズ感・食べやすさ・購入しやすい価格」をテーマにしたコーナーです。
原材料の価格高騰により、各ベーカリーでパンの値上がりが続いていますが、「少しでも買い求めやすい価格でおいしいパンを食べてもらいたい」という気持ちから、ミニパンを販売することになったそう。
パン販売スペースを抜けると、柔らかな自然光が差し込むカフェ空間が広がります。テーブル8席、カウンター4席の全12席。
コンセプトにある「パンに合う本格的なドリンクが味わえる場所」を実現するため、有名ホテルでも採用されているエスプレッソマシンを導入。コーヒー豆は30種類以上を試飲して厳選したという姫路の「成田珈琲」の豆や、地元加古川にある「播磨珈琲焙煎所」のスペシャルティコーヒーなどを採用。オーガニックの紅茶も充実しています。
さらに、ベーカリーでは珍しいワインの販売も!ワインに合う、ハード系のおしゃれなおつまみパンなどもそろうので、女子会で昼飲みを楽しんだり、仕事帰りに立ち寄ってゆっくりと飲むのもおすすめです。カフェはワンドリンク制なので、こだわりの一杯と共にパンを楽しんで。
・“パンと合う”爽快感あふれるドリンクが登場!
オープン1周年を記念し、“パンと合う”をモットーにしたドリンクメニューが新登場!
写真左から、フレッシュレモンとコーヒーやアイスティーを配合した『カフェリモーネ』『ティーリモーネ』、ほどよい甘さと爽やかな酸味のバランスが絶妙な『レモネード』(各580円)、さらに、シュワっと爽快感抜群の『レモンスカッシュ』(600円)、鹿児島産の抹茶とほうじ茶をそれぞれ贅沢に使った『抹茶カフェオレ』『ほうじ茶カフェオレ』(各480円)がラインアップ。
通年楽しめるので、ドリンク片手にカフェでまったり過ごしたり、テイクアウトして食べ歩きやお出かけのお供にしてみては?
・併設のカフェ限定のスイーツやアフォガードに魅了♪
『アフォガード』680円
濃厚バニラアイスにほろ苦いエスプレッソをたらりと回し入れた『アフォガード』。ひんやりとした舌触りが涼を感じさせてくれます。はじめはバニラアイスを一口、次にエスプレッソを上から少しずつかけて、好みの甘さに調整できます。甘いものが苦手な人もぜひ試してみて。
『贅沢ワッフルプレート』800円
「某大手ワッフル会社にも劣らないワッフルを作ろう!」というミッションのもとで、4カ月もの月日をかけて開発された『ワッフル』。サクサク食感に仕上がるよう、生地やバターの配合にこだわりました。
『贅沢ワッフルプレート』は、ワッフル2枚に、乳脂肪たっぷりの濃厚なホイップクリームとバニラアイスをトッピング。ミックスナッツやミックスベリーを絡めると、風味や食感の変化も楽しめます。カフェでしか味わえない特別な一品をぜひご賞味あれ。
・子ども自ら買い物体験ができる「キッズベーカリー」
“周囲に気を遣うので、子連れでパン屋を訪れるのはハードルが高い”と感じているパパ・ママも多いのでは?同店では、ぜひ子どもと一緒に訪れて「子ども自ら“買い物体験”を楽しんでほしい」との思いから、「キッズベーカリー」を設置しています。
特注の陳列台は特注。子どもが利用しやすい低めの設計に加えて、手を挟まないようにフタがゆっくりと閉まる作りになっています。
また、子どもが持ちやすいサイズのトングやカゴが用意されているので、子どもが自分でパンを選んでカゴに入れることができます。
左から『クマ』、『かめ』各129円
「キッズベーカリー」では、かわいらしいアニマルパンを販売。『クマ』『かめ』『うさぎ』『パンダ』『わんこ』(各129円)などが勢ぞろいしています。食べるのがもったいないほどキュートな見た目にくぎ付けになりそう!
・目にも楽しい!甘さ加減がやみつきのスイーツパン
『Melty Woody(左からフランボワーズ、チョコ、ピスタチオ)』各280円
『Melty Woody(メルティー・ウッディー)』は、パン職人が一から手作りしたデニッシュに、フランボワーズやチョコ、ピスタチオをコーティングしたスイーツパン。生地の端から端までクリームがたっぷりイン!思わず手に取りたくなるポップな見た目で人気を集めています。
『クルンジ』各180円~
韓国で話題のスイーツ『クルンジ』が新登場!『クルンジ』とは、クロワッサンと、韓国のおこげ・ヌルンジを組み合わせたことから名付けられたそう。従来の『クルンジ』はザクザク食感ですが、“カリカリ”とした生地に仕上げているのが“パントアーウ流”。
味は、『チョコ』、『フランボワーズ』、『ピスタチオ』(各180円)、『クッキークリームサンド』(210円)の4種類がスタンバイ。『クッキークリームサンド』は、生地を2枚重ねてクリームをたっぷり挟んでいます。香ばしさとクリームの甘さのコンビネーションを楽しんで。
『究極のクリームパン』各270円
定番のクリームパンも「パントアーウ」の手にかかれば、ひとひねり効いた一品に。『究極のクリームパン』は、焦がしバター風味のデニッシュ生地を使い、“サクサク、しっとり、ジュワ―”の3拍子がそろいます。“究極”という名前に劣らない至高のスイーツパンを一度は味わって♪
・あの看板商品がミニサイズになって登場!
『ミニフラワー』各150円
プレーンとカラメル入りの2種類の菓子パン生地を交互につなげ、バニラ風味のクリームをふんわりと巻き込んだ、ニシカワパンの看板商品『にしかわフラワー』。その様子が花束のように見えることから、この名前が付いたそう。子どもや小食の人でも食べやすい『ミニフラワー』になって新登場しました。
定番フレーバーに、『抹茶チョコレート』や『ストロベリー』などの新フレーバーが加わり、計5種類を販売。いずれも「パントアーウ」だけの限定商品です。
写真は左下から時計回りに『チョコレート』『ミニフラワー』『抹茶チョコ』『ミルクチョコ』『ストロベリー』です。
店頭では透明のカップに入って販売されていて、形を保ったまま持ち運びできるのがうれしいですね。専用のボックスに入れてもらうこともできるので、お土産やギフトにもおすすめです。
・地元産の小麦にこだわったもちもち食パン
『パントアーウ食パン』1,080円
弾力のある食感を生み出す加古川産の小麦「ゆめちから」と、風味が魅力の兵庫県産の小麦「せときらら」を特別にブレンドした『パントアーウ食パン』。「パントアーウ」だけの限定販売です。
トーストするとよりおいしくなるように考えてブレンド、ミキシングされているそう。袋から取り出すと、ほんのり甘い香りがふわり。トーストしてみると、より小麦の香ばしさが感じられ、驚くほどもちもち食感に!まずは何も塗らずに、小麦本来の甘さをじっくり味わって。
・ワインと合うおつまみ系パンも充実♪
左から『レーズンとマンゴーのフランスパン』、『くるみとオレンジピールのフランスパン』各216円
店内中央はハード系パンのスペース。“ワインに合うパン”を目指して開発された商品が目白押しです。
『くるみとオレンジピールのフランスパン』は、クルミを練り込んだフランスパンに、甘酸っぱいオレンジピールをトッピング。具材の食感やさっぱりとした口当たりは、カフェで提供しているワインとの相性も抜群です。
『レーズンとマンゴーのフランスパン』は、レーズンとドライマンゴーがたっぷり練りこまれているのが見て分かるほど。噛めば噛むほど感じられる果実の甘みをじっくり味わって。
『ローズマリーとチーズのパン』各172円
マイルドなゴーダチーズをパンに包み込み、香り高いローズマリーをふりかけた『ローズマリーとチーズのパン』。ワイン片手に味わうのはもちろん、紅茶と一緒に朝ごはんにもぴったり。頬張るたびにローズマリーの優しい香りが口いっぱいに広がります。
『ダッチカレーパン』各238円
コロンとした丸いフォルムがかわいらしい『ダッチカレーパン』。なんとフランスパンの生地の中にカレールーを包み込んでいるのだとか。外はカリっと、中はもっちりとした生地の中には、キーマカレーがたっぷり。スパイスが利いたカレーパンは、食欲が落ちる夏でもぺろりと食べられること間違いなしです。
オープン1周年を迎え、ますますファンを集める「パントアーウ」。子どもと一緒にパンの買い物を楽しんだり、コーヒーやワインを飲みながら語り合ったり、ベーカリー以上の楽しみ方が広がります。手に取りやすい価格のパンが豊富にそろうので、行きつけのパン屋にしてみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年6月20日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。