上郡町唯一のベーカリー「CONERU(コネル)」は、夫婦が二人三脚で営むアットホームなお店。“安心”をモットーに添加物や保存料を使わず焼き上げたパンが、小さな子どもを持つママや年配の人から人気を集めています。文字入れ可能な『メモリアルパン』はお祝い事にぴったりです♪
・上郡町にたった一軒のパン屋「CONERU(コネル)」
JR上郡駅から徒歩5分ほどの場所にある「CONERU(コネル)」。クリーム色と木を基調とした明るくナチュラルな外観のお店です。
パンを持ったかわいらしい夫婦のイラストがシンボルマーク。このマークのイメージ通り、仲の良いパン職人夫婦が二人で切り盛りしています。
上郡町出身のオーナーは、生まれ育ったこの地でパン屋をすることが夢だったそう。2018年4月に開業し、2024年10月1日にはたつの市に2号店もオープン。某有名ベーカリーで10年以上修行を積んだ二人が手がけるパンは、昔ながらの定番系からこだわり食パン、風味豊かなハード系パンまで幅広いラインアップがそろいます。
材料にこだわったバラエティー豊富なパンはすべて、小さな子どもを持つ母の「目線」と「感性」を大切にし、添加物や保存料に頼らないのがこだわり。「CONERU」が老若男女問わず町民以外からも愛されている理由は、素朴ながらも安心を第一に考えている心の温かさにあります。
・名物『上郡カンパーニュ』
『上郡カンパーニュ』300円
同店の顔とも言えるパンが『上郡カンパーニュ』。ドイツ産のライ麦とフランス産の「リスドォル」を使用し、24時間かけて低温発酵させて丁寧に作られています。2種類の小麦の香ばしさとふんわり広がるうま味はこの手間暇があってこそ。じっくり一口一口大切に味わいたい、風味豊かなハードタイプのパンです。
このパンには、オーナーのお母さんの“子に対する思い”が詰まっているそう。その思いとは「食べたものが体をつくる」ということ。食の大切さを伝えるためにお母さんが昔、パンを一緒に作ってくれていたんだと親になった今気付き、その意思をこのパンに継承しています。
・味も見た目も自慢の食パン
左から『もっちり湯ごね食パン』(一本)660円、『プレミアム食パン』(一斤)440円 ※週末限定
素材の味が一番試される食パンは、毎日予約がたくさん入るほどファンが多いそう。
『もっちり湯ごね食パン』は、名前の通りもっちり!この食感とキメの細やかさを出すために、熱湯で2回に分けてパンをこねる“湯ごね製法”を採用しています。手間も時間もかかっている分、翌日になっても変わらない弾力が自慢です。一度食べるとこの食感がやみつきに!
週末限定『プレミアム食パン』は売り切れ御免の人気商品なので、予約がおすすめ。しっとりふかふかで焼かずにそのまま食べておいしい「生食パン」です。北海道産生クリームを生地に練り込んだ贅沢な食パンで、ちょっぴりリッチな朝食を食べたい日に良さそう。
『くま食パン』390円
見ているだけで胸がときめくような愛らしい見た目の『くま食パン』は、小さな子どもを持つママから絶大な人気があります。低温でじっくり焼いた皮は焼き色が控えめで食感もやわらかく、離乳食中の子どもも手づかみで食べやすそう。卵も牛乳も使わず(粉乳は使用)、トーストでもサンドイッチでもどんな食べ方にでも合うようオーソドックスな味に仕上げています。
・これを選べば間違いなし!店主おすすめのパン
『大きいぶどうぱん』350円
昔ながらのぶどうパンは年配のお客さんから人気があります。大小2種類用意していますが『大きいぶどうぱん』がお店のイチオシ。ほんのり甘いパン生地に、カリフォルニア産レーズンをふんだんに混ぜ、どこを食べてもレーズンばかり。口当たりが良いので、大きくてもぺろりと完食できてしまいそう。
『クロワッサン』200円
発酵バターをブレンドした『クロワッサン』は、そのまま食べてもサンドにしてもGOOD!たっぷりのバターを使っているのに、口当たりがサクッと軽いのは、一層一層丁寧に折り込んで作るから。長年修行を積んだパン職人の腕が光る一品です。
『クリームパン』200円
自家製カスタードクリームがたっぷり入った、むちむちボディーの『クリームパン』。世代問わず親しまれています。自家製カスタードには兵庫県産牛乳と地場産卵、マダガスカル産バニラビーンズを使用。このカスタードクリームにも無駄な添加物は一切入れず、シンプルな材料のみで作られています。
そのまま食べるのも良いですが、冷やしてスイーツのように食べるのもおすすめ!
『洋梨デニッシュ』270円
『洋梨デニッシュ』にも自家製カスタードクリームがたっぷり。サクサクのデニッシュ生地に、カスタードを敷き、その上にシロップに漬け込んだ洋梨を1/2個トッピングされたフルーツデニッシュで、バターの塩気とカスタードのコク、洋梨の甘さが見事にマッチ!このほかにも季節に応じて、旬のフルーツを使ったデニッシュが登場するので乞うご期待を♪
・お祝いや贈り物には文字入れ可能な『メモリアルパン』を
『メモリアルパン』4,000円 ※1週間前までに要予約
大切な記念日をお祝いする『メモリアルパン』も名物。なんと重さは一升=1.8kg!このパンは、お食い初めの一升餅の代わりとして作り始めたそうで、文字入れができることから今では記念日やお祝いのシーンで利用されています。
食べきれない場合はラップで包んで密封し、冷凍保存も可能です。それでも大きすぎるという人には、『メモリアルパン(ハーフ)』(2,000円)もあります。
お食い初めのほか、最近では誕生日や入学、卒業、喜寿、米寿、出産内祝いなどで注文するお客さんが増えているそう。好きな文字やイラストを入れてくれるので、まだケーキを食べられない1歳の子どもの誕生日ケーキの代わりとしても良さそうですね。1週間前までに予約が必要。特注の『メモリアルパン』で、いつもと違ったお祝いを楽しんでみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年10月23日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。