【赤穂】行列ができるパン屋「ほっぺたぱん」季節限定のデニッシュパンやドーナツも販売♪

JR播州赤穂駅から徒歩7分ほどのところに店を構える「ほっぺたぱん」。開店日には朝から行列ができるほど多くのファンを抱える人気店です。人気の秘密は、1対1のアットホームな販売スタイルと、手作りの安心感。種類豊富なデニッシュパンや、普通とは一味違ったメロンパンやクリームパンにも注目です。

・「ほっぺたぱん」

JR播州赤穂駅から赤穂城跡に向かうメインストリート「お城通り」にひっそりと店を構える「ほっぺたぱん」。一見パン屋とは気が付かず通り過ぎてしまいそうなレトロな佇まいで、瓦屋根やグリーンのウィンドウがノスタルジックな雰囲気を醸(かも)し出しています。

パステルピンクのドアと、同じ色で店名が綴(つづ)られた看板が目印。営業は火・水・金・土曜日の週4日のみで、オープン日には開店前から行列ができる人気ぶりです。

店主は元々東京の大手ファミリーレストランで働いていましたが、「お客さんの声や喜ぶ顔をもっと間近で見たい」と独立を決意。パン屋で修行を積んだのち、2022年8月、地元赤穂に実店舗をオープンしました。

店内は大人1、2人ほどしか入れないこぢんまりとしたスペース。店主がDIYを手がけたというアンティーク調のインテリアが出迎えてくれます。ケーキ屋のようにショーケースからパンをピックアップする対話式の販売スタイルも魅力の一つ。お客さん一人ひとりとの距離を大切にする店主ならではの計らいです。

ラインアップはパンや焼き菓子、ドーナツなど合わせて全50種ほど。「毎日でも食べていただけるよう、できるだけ体に優しい素材で手作りにこだわっています」と店主。小麦粉は国産にこだわり、北海道産小麦をメインに使用。パンに使うあんこやジャム、カスタード、カレーなどはすべて一から手作りしています。

シンプルな商品の陳列やPOPからも垣間見れるように、パンは気取らずほっこりする味わい。そのおいしさや安心感を求めて毎週足繁く通うリピーターも多いそうです。

・豊富なデニッシュパンや熟成バゲットが店主一押し！

『デニッシュ』220〜290円

目移りしてしまうほど種類豊富なデニッシュパンは、常時10〜12種がスタンバイ。旬のフルーツを使った季節限定商品のほか、コーヒー風味、カスタード味、キャラメル味、ピスタチオ入りなど、甘い系のラインアップが充実しています。パリッパリの生地は冷めてもおいしく、コーヒーとの相性も抜群です♪

『長時間発酵のフランスパン』(1本)230円

「どれもこだわって作っていますが、特にバゲットは一晩寝かせて手間をかけています」と店主が太鼓判を押すバゲットにも注目です。一晩低温でじっくり寝かすことで甘みが出て、もっちりとした生地に仕上がるそう。噛めば噛むほど甘みを感じられるバゲットは、バターなどでシンプルにいただくのはもちろん、塩やオリーブオイル、生ハムやチーズを合わせてもおいしそう。

このほか、北海道産の小麦粉を贅沢に使い、湯種製法でみずみずしくもちっとした食感に仕上げた『湯だね食パン』(1斤300円)も人気。オーガニック派は、自家製粉した全粒粉を使って作る、香り豊かな『全粒紛の食パン』(1斤330円)もおすすめです。

・一味違ったメロンパンやクリームパンに注目♪

『メロンパン』(1個)160円

定番のメロンパンも同店の手にかかれば特別感のある一品に。メロンパンの主役であるクッキー生地は、まるでクッキーシューのようなユニークな見た目で、サクサクほろほろ食感が見た目からも伝わってきます。生地の表面はパールシュガー(てんさい糖)でおめかし。自然な甘さでカリッとした食感がアクセントになり、見て食べて楽しい、ここにしかないメロンパンです。

『クリームパン』(1個)160円

『クリームパン』は、ころんとしたマフィン型のフォルムが愛らしい一品。子どもから年配の人まで、幅広い世代のファンがいる人気商品です。

手作りのカスタードはコク深くもくどくない甘さで、もっと食べたい！と尾を引く味わい。もちもちとした生地は底は分厚く、トップは薄皮で、クリームと合わさったときのバランスが絶妙です。マフィンを食べるようにパクッと頬張って、口福感で満たされて♪

・ランチにはボリューミーなサンドイッチを

『サンドイッチ(卵とキャロットラペ)』360円

サンドイッチやホットドック、クロックムッシュなど、惣菜系のパンもスタンバイ。サンドイッチの具材はもちろん手作りで、子どもも喜ぶ卵やツナ、キャロットラペがそろいます。キャロットラペはリンゴ酢で味付けしたまろやかな味わいで、アクセントの粒マスタードが味を引き締めています。パンの内側にはツナペーストが塗ってあり、最後の一口まで満足感たっぷり。