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【明石】「茶果心(さかしん)ひなね」オープン!季節を映す和菓子の世界に誘われて

2026年2月22日、JR明石駅から徒歩6分ほどの場所にオープンした和菓子店「茶果心(さかしん)ひなね」。『朝生菓子』や『バターもなか』など、素材からこだわった和菓子がそろい、季節の移ろいを感じるひとときを楽しめます。素敵なおうち時間のお供にいかが?

・「茶果心(さかしん)ひなね」

JR明石駅から徒歩約6分、「アスピア明石」の西側に、2026年2月22日、和菓子店「茶果心(さかしん)ひなね」がオープンしました。

店名の「茶果心」には、「古来から伝わる和の菓子を、現代の感性や暮らしになじむ素敵な存在にしたい」という思いが込められています。「ひなね」というやわらかな響きは、店主が大切にしている保護猫“ひなた”の名前から。穏やかに寄り添う存在である“ひなた”が奏でる、心地よい音色をイメージして名付けられました。

看板や店内にあしらわれた、鳥の巣と明石の海をモチーフにしたというオリジナルロゴにも、物語が息づいています。「人が自然と帰ってきたくなる温かな場所であること、そしてここから新しい何かが生まれる場所であること」そんな願いが込められています。

ひときわ目を引くステンドグラスは、知人にオーダーした一点もの。ロゴと連動した海や鳥のデザインが施され、そこから飛び立つように配された立体的なアイアンの鳥が、空間に優しい物語性を添えています。店内外には木のぬくもりが広がり、どこかほっと肩の力が抜けるような空間が広がっています。

ショーケースには、素材や製法にこだわった和菓子がずらり。人気商品は早い時間に売り切れることも多いため、訪れるなら少し早めの時間帯がおすすめです。


・ 朝に生まれる優しい甘さの「朝生菓子」

同店でぜひ味わってほしいのが、その日の朝に仕込み、その日のうちに味わう“できたて”の「朝生菓子」。日によって、仕込みはなんと朝3時ごろからするとか。「おいしいものを、おいしいうちに届けたい」そんな店主の思いから、すべてその日限りの味わいとして提供されています。賞味期限のシールには、思わず目を留めたくなる一言が添えられているので、ぜひチェックしてみて。

『つぶあん』270円

「朝生菓子」の中でも看板商品の一つが、こだわりの素材と製法で作るおはぎ。北海道・十勝産の高級小豆「雅」を使用した『つぶあん』のトップには、ふっくらと炊き上げた大粒の小豆に、さりげなくあしらわれた金箔が上品な存在感を放ちます。程よい甘さの『つぶあん』は、味わいだけでなく見た目の美しさにも、さまざまな視点からの意見を取り入れながら仕上げているのだそう。

同じく看板商品の『こしあん』(270円)のあんには、北海道産小豆「えりも」と「しゅまり」をブレンド。なめらかな口溶けに、上にあしらわれたケシの実がアクセントを添えています。

『黒豆きな粉』270円

『黒豆きな粉』のおはぎには、丹波産の黒豆きなこを使用。香ばしさがふわりと広がり、甘さは控えめ。軽やかな口当たりで、気づけばもう一つと手が伸びてしまうような味わいです。

『パイン大福』450円

そして、売り切れ必至の人気商品が『フルーツ大福』。季節ごとに中のフルーツが変わるため、訪れるたびに新しい出合いが楽しめます。取材時に並んでいたのは、台湾パイナップルを贅沢に包んだ『パイン大福』。ほどよい酸味とスッキリとした甘さが特徴。みずみずしい果実感と食べ応えで、後味まで軽やかに楽しめます。

『いちご大福』400円 ※サイズによって異なる ※イチゴがなくなり次第終了

サイズごとに選べる『いちご大福』。特大粒から通常サイズまで、イチゴの大きさによって価格が変わるのもユニークです。『いちご大福』は、その時季に最もおいしい品種を店主自ら見極めて使用。毎朝手包みで仕上げるやわらかな求肥と、ジューシーなイチゴの甘みが重なり合い、思わず頬がゆるむような一品に仕上がっています。

さらに同店では、二十四節気に寄り添った和菓子づくりも大切にしています。二十四節気とは、古くは飛鳥時代から使われてきた、季節の移ろいを24の言葉で表す暦のこと。その時々の自然や風情を、現代の感性で表現した菓子へと落とし込んでいます。季節の節目に寄り添う和菓子を、家族や大切な人とのひとときに選んでみてはいかがでしょうか。

・看板商品『バターもなか』は手土産にオススメ

『バターもなか』360円

手土産として高い人気を誇るのが『バターもなか』。保護猫の証である“さくら耳”をモチーフにした猫のイラストがあしらわれたもなかの皮は、一枚一枚を手焼きで仕上げているというこだわりぶり。

和と洋の魅力をかけ合わせたこの一品は、十勝産小豆の優しい甘さに、コク深いバター、そしてフランス産の天日海塩のほのかな塩気が重なり合う、絶妙なバランスが魅力です。

口に入れた瞬間から、それぞれの風味が順に広がるよう計算されていて、その完成に至るまでには何度も試作を重ねたという、思い入れのある一品です。

その完成度の高さから、購入する客層は実に幅広く、老若男女問わず人気。和菓子は女性に好まれるイメージがありますが、このバターもなかは男性の手にも自然と取られていくのだとか。

『バターもなか』(6個)2,600円

6個入りの箱詰めも用意されていて、贈り物にもぴったり。注目したいのは、そのラッピングです。包み紙に描かれた、さくら耳の猫と女の子がお茶会を楽しむ様子は、どこか物語の一場面のようなやさしい世界観が広がります。鳥や猫たちが集うその風景も、店全体のコンセプトとも美しく重なります。

このイラストは、絵本作家・きたによしこさんによる描き下ろし。店内には絵本も飾られているので、和菓子とともにその世界観に触れてみるのもおすすめです。

『つぐみの樹』360円

もう一つの手土産の定番人気が『つぐみの樹』。先ほどのイラストに描かれていた“つぐみの樹”から着想を得て生まれた、物語を感じるお菓子です。バターもなかと同じくオリジナルの皮を使い、その上にキャラメルナッツをたっぷりと敷き詰めた、“もなか仕立てのフロランタン”です。

ナッツは、なんと一つひとつ手で割っているというこだわりよう。あえて大きさにばらつきを持たせることで、一口ごとに異なる食感と風味が広がり、噛みしめるたびに小さな発見が生まれます。

さらに、一般的なフロランタンにありがちな“歯にくっつく感じ”が少ないのも特徴。絶妙に調整された配合によって、軽やかな食べ心地に仕上げられています。甘さは控えめで、サクサクと軽やか。気付けばもう一枚と手が伸びてしまう、クセになる一品です。



・思わず見とれる美しさ。上生菓子が彩るご褒美時間

『少女の花籠』400円

「上生菓子」とは、季節の移ろいを繊細に映し出す、見た目にも美しい和菓子のこと。主に抹茶とともに楽しまれ、まるで小さな芸術作品のような佇まいが魅力です。

中でも印象的なのが『少女の花籠』。その名の通り、可憐で華やかな見た目が目を引く一品です。お茶請けとしてもひときわ存在感を放ち、テーブルにそっと彩りを添えてくれます。よもぎを練り込んだ生地に、自然な甘さのこしあんを合わせた味わいは、ほろ苦い抹茶との相性も抜群。

『ひなね善哉』680円

『ひなね善哉』も見逃せません。季節のフルーツに白玉、そして十勝産小豆のぜんざいを合わせた、贅沢な一品。使用するフルーツは、その時季に「いちばんおいしい」と店主が感じたものだけを厳選しているため、まさに“出合えたらラッキー”な限定メニューです。

優しい甘さとともに広がる物語のような世界観の「茶果心ひなね」。日常にそっと寄り添う和菓子を求めて、足を運んでみては。

■詳細情報

■DATA

茶果心(さかしん)ひなね

所在地
兵庫県明石市東仲ノ町11−12 101
電話番号
09081641299
営業時間
11:00〜17:30(無くなり次第終了)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2026年4月24日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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