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2023.7.26
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【三木】古民家花店「花屋ぼたん」で“花のある暮らし”を始めませんか?珍しい枝物や生花が豊富

古い街並みが残る「湯の山街道」にひっそりと佇む古民家花店「花屋ぼたん」。週に3回もオーナー夫妻自ら大阪の市場へ足を運び買い付けを行っているため、珍しい品種や立派な枝振りの植物なども豊富で、曜日を問わず花好きのお客さんが遠方からも訪れる人気店です。毎月第3土曜に開催するイベント「ぼたん商店街」も必見ですよ♪

・「花屋ぼたん」

山陽自動車道三木ICを降りて東へ車を走らせることおよそ10分。戦国時代や江戸時代に、戦国大名や武将が湯の山(有馬温泉)へ行くために通ったと言い伝えられる「湯の山街道」沿いに、「花屋ぼたん」があります。立派な瓦屋根や虫籠窓(むしこまど)、格子扉などの昔ながらの日本の町家ならではの意匠が、風格を感じさせます。

店内に入ると、風情あふれるアンティークなインテリアと美しい花々が融合したすてきな空間が。古道具屋や古材などがさりげなく飾られた独特のセンスに魅了されます。

同店を営む前から長年、植物に関わる仕事に携わっていたというオーナー夫妻。奥さんは保育士から花屋に、ご主人は花屋や造園業、花市場、園芸店など、いろんな形で植物に関わってきたそう。そんな二人が「自分たちの花屋を開く」という夢の一歩を踏み出したのは2020年ごろのこと。イベント出店からスタートし、2021年4月に、奥さんの地元である三木市に実店舗をオープンしました。

“暮らしに花を”をコンセプトに、店内には珍しい品種の花や枝物を中心としたさまざまな植物が並びます。取材日は、スモークツリーやドウダンツツジなど、町のフラワーショップではなかなか見かけないような珍しいものも。「プレゼントだけでなく、花を普段から愛(め)でてほしい」という思いのもと、枝物は1本~、生花は1輪~販売しているので、自分用に気軽に購入できるのが魅力です。


・1本で様になる「枝・葉物」と空間を彩る「生花」

同店のラインアップの特徴は、枝物や葉物が豊富ということ。1本でも様になるようなダイナミックなものを特に多く取りそろえているので、花デビューの初心者でもシンプルなガラス製フラワーベースさえあれば、おしゃれなグリーンインテリアコーディネートがかないます。1本330円~と手ごろな価格もうれしいですね。

空間を華やかに彩りたい人は、色鮮やかに咲き誇る生花がおすすめ。ブラッドオレンジやマゼンダなど、ビビッドカラーをチョイスすれば、パッと空間がカラフルに♪一輪挿しに挿してもGOOD◎

・国内外から集めたフラワーベースや雑貨も

店内のありとあらゆるところに置かれた、おしゃれなフラワーベースや雑貨も要チェック!「花と一緒に飾ったら合うかな?」「空間にちょっと添えたらおしゃれかな?」と、オーナー夫妻が国内外から探し集めてきたこだわりのアイテムがずらりと並びます。

タイの職人が手編みした水草のカゴは、インテリアバスケットとしても花かごとしても使える優れもの。ふた付きの小さいものは、フラワーアレンジメントの器として選ばれることも多く人気があります。

形も色も素材もさまざまなフラワーベースは、中に何も挿さずに置くだけでもインテリアになるようなユニークなものばかり。中には一万円台の一点物もありますが、手ごろな価格のものも豊富なので、花と一緒に花器選びも楽しんでみて。



・花束やアレンジメントなどオーダーギフトにも対応

『花束』2,200円~

フラワーアレンジメントや花束などのフラワーギフトにも対応しているので、大切な人に感謝の気持ちを伝えたい時やおめでたい日に贈ってみては?フラワーギフトは当日でも受け付けていますが、理想の色や品種の花材がそろっていなかったり、待ち時間が発生することがあるため、店頭や電話、公式オンラインショップから事前予約するのがおすすめです。➡︎公式オンラインショップはこちら

同店では、よく見る“花の花束”はもちろん、枝やグリーンをふんだんに使った花束にも対応しているので、男性にプレゼントするのもいいかも。贈る相手を想像しながら理想のイメージを伝えれば、きっとすてきな花束を作ってもらえます。

『フラワーアレンジメント』3,850円~

写真はオンシジウムやアンスリュームといった5月~10月にかけて咲く花や、夏の花・ヒマワリを主役にしたアレンジメント。グリーンを多く取り入れた同店らしいナチュラルな雰囲気が、どんなインテリアにもなじみそうですね。

・ワークショップや月に一度のイベントも開催

月に数回、店内でフラワーアレンジメントのレッスンを開催しています。季節の花材を主役に、月ごとにテーマが変わり、ブーケ作りやアレンジメントが楽しめます。持ち物は作品を持ち帰るための袋のみで、花バサミなどの道具はすべて貸し出してもらえるのがうれしいポイント!手ぶらでレッスンに参加した後は、小菓子とお茶を片手にティータイムも用意されています。

予約はオンラインで受け付けているので、日程が合えばぜひ参加してみて。➡︎予約フォームはこちら

月に一度だけ開催しているコラボイベント「ぼたん商店街」にも注目を!開催日は毎月第3土曜で、誰とコラボするかはその月々のお楽しみ。神戸市垂水区の「なつめ製パン」のパンや神戸市兵庫区に工房を構える「LEELA(リーラ)」のコンブチャなど、三木市から少し離れた場所に工房を構えるゲストが登場することも。公式Instagramでゲストや開催日を確認してから訪れて。

古民家と花とナチュラル雑貨が融合したおしゃれな「花屋ぼたん」。すくすく育つのも枯れていくのも、買ったときと格好が移ろい行くのが生花の魅力の一つです。「生花は枯らしてしまうから…」と今まで生花を敬遠していた人も、魅力あふれる“花のある暮らし”を一輪の花から始めてみては?

■詳細情報

■DATA

花屋ぼたん

所在地
兵庫県三木市芝町3-48
電話番号
079-473-8162
営業時間
10:00~18:00
※イベントや仕入れなどで臨時休業があるため、公式Instagramで営業カレンダーを確認してから来店を。

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年6月21日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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