寒い日にぴったりのアツアツ鍋!兵庫県播磨エリアで食べられる地域ならではの食材を使った「ご当地鍋」を厳選しました。あっさりからこってりまで、多彩な鍋を紹介します!
1.エコがわさん<恵幸川鍋>(加古川市)
『恵幸川鍋』
『恵幸川鍋(えこがわなべ)』は、加古川市職員有志を中心としたグループ「エコがわさん」が2012年に考案した鍋。同グループが決めた五訓を満たすものが『恵幸川鍋』に認定されます。
五訓は、「地産地消である」「岡田本家の酒粕と高松清太夫老舗の味噌を使う」「旬の野菜を使う」「加古川を愛するみんなのものである」と決められていて、4つ目はあえて空白にし、提供店舗ごとにオリジナルの指針や意気込みを付け加えてもらうのだそう。
1874年創業の「岡田本家」は加古川で唯一の酒蔵。清流・加古川の伏流水と兵庫県産の酒造米を100%使用し、加古川の地酒「盛典」を醸造しています。この酒粕を使用することで、うま味とコクが増します。
「高松清太夫老舗」は1613年創業。そこで作られるみそは、米と大豆と塩のみを使い、添加物や副産物は一切使用しない天然醸造。鍋に入れることで、ほんのり甘いやさしい味に仕上げています。
具材は旬の野菜を使うので、季節によっても味が変化。そのほか、提供店舗ごとに肉や魚介などを使用してオリジナルの一品を提供しています。食べ比べをするのもいいですね。
現在、「かき庄」「しのべクラブ」「膳家加古川総本店」「HEROES」「馬馬家(ままや)」「やさしい男の料理 ひなた」「OAAはりまハイツ」「ごんすけ」「膳家明石店」で提供しています。
また、「俺のらーめん丸高家」では恵幸川味噌らーめん、「美食美菜ROCO’S」では恵幸川カレーが楽しめます。
【問い合わせ先】
エコがわさん
TEL:050-7121-1454
2.グリーンエコー笠形 <ゆずとろろすき焼き>(神河町)
『ゆずとろろすき焼き』1人前 5,000円
※写真は4人前(要予約)
神河町の特産ゆずを使用した『ゆずとろろすき焼き』は、すき焼きを溶き卵の代わりに、“ゆずとろろ”にダイブ!
とろろには、ゆずとすき焼きの味や風味のバランスが崩れないように計算されたダシが入っています。
ゆずは、生で食べると酸味が強いので、甘味が増すよう、1日天日干ししてとろろの中に。爽やかな香りとあっさりした口当たりが想像以上にすき焼きとマッチ!
自然薯と野菜は地元産、牛肉は黒毛和牛を使用。
割り下やとろろがよく絡む薄切り肉に、おかわり自由のとろろをぜいたくにかけてご堪能あれ!卵よりヘルシーであっさり食べられます。
最後はすき焼きのうま味が詰まったゆずとろろを白ごはんにかけて「ゆずとろろかけごはん」に!ゆずの風味が口に広がり、一味違うとろろご飯が味わえます。
『ゆずとろろすき焼き膳』1,480円を注文すると一人鍋が楽しめておすすめ。
「グリーンエコー笠形」では、通年で『ゆずとろろすき焼き』を提供。
2019年1月26日(土)・27日(日)に開催する、ご当地鍋日本一決定戦「ニッポン全国鍋グランプリ2019」にも出場します。ゆずととろろのコラボをお見逃しなく!
⇨ 「ニッポン全国鍋グランプリ2019」の詳細についてはこちら!
■DATA
グリーンエコー笠形
- 所在地
- 兵庫県神崎郡神河町根宇野1019-13
- 電話番号
- 0790-32-1307
- 営業時間
- レストラン 11:00~14:30(LO.14:00)、17:00~20:30(LO.20:00)
BBQドーム 10:00~21:00
3.豊楽 <ぼたん鍋>(神河町)
『ぼたん鍋』
峰山・砥峰高原が広がる自然豊かな神河町はイノシシやシカなどが数多く生息。
昭和35年創業の老舗旅館「豊楽」冬の人気メニューは、地元の猪肉を使用した白みそ仕立ての『ぼたん鍋』。
狩猟から加工までを自前で行っており、神河町の良質なイノシシを狩猟時期などを厳選し提供しています。煮込めば煮込むほどやわらかくなる猪肉に豊楽特製の白みそが絶妙にマッチ。生姜も入っており体の芯から温まります。
『梅コース』5,500円は、鍋に酢物と小鉢(ごはんor雑炊)が楽しめます。『竹コース』6,800円なら、焼き魚(あまご)と山芋、デザートも付きます。『松コース』8,000円では、さらにイノシシの焼き物も味わえておすすめです。
四季を感じるロケーションで囲炉裏を囲んでジビエ料理を楽しむことができます。
■DATA
4.和風レストラン 麺坊はりまや <鍛冶屋鍋>(三木市)
『鍛冶屋鍋』900円
「金物のまち三木」ならではのご当地グルメ『鍛冶屋鍋』。
昔、鍛冶職人が夏場の体力増強のために、タコとナスをすき焼きのようにして食べたことが由来とされています。
「道の駅 みき」では、本来の『鍛冶屋鍋』を、サバから取ったダシと甘辛いしょうゆベースのスープを使用してオリジナルの味にアレンジ。
そこへ、地元でとれた野菜、鶏肉、キノコ類を入れて煮込みうどんにして提供しています。一番特徴的なのが、具材の明石産のタコと地元産のナス。食材のうま味が凝縮されたコクのあるダシがしっかりと染み込んだナスがクセになりそう!
『鍛冶屋小鍋』3,218円
『鍛冶屋鍋』に使用している鍛冶屋鉄板は「道の駅 みき」の2階で購入することが可能。
昔ながらの厚板鉄板で、ムラなく焼けて保温性も抜群です。IHにも直火にも対応していて、アウトドアにもぴったり。鍋料理だけでなく、幅広い料理に使えそう!
現在は、三木市内で「鍛冶屋鍋」を提供している飲食店は2、3店舗ほど。
「道の駅 みき」はそのうちの1つ。
ほかにも、丼たれをかけておこげまで楽しめる『鍛冶屋鍋天丼』950円~、素揚げしたナスとタコがトッピングしてある『鍛冶屋鍋カレー』980円など、鍛冶屋鉄板を使用した料理が食べられますよ。
三木の郷土料理をまだ食べたことのない人は、ぜひ一度味わって。
■DATA
和風レストラン 麺坊はりまや(道の駅 みき内)
- 所在地
- 兵庫県三木市福井2426
- 電話番号
- 0794-86-1131
- 営業時間
- 11:00~19:00 LO.18:30
※12月31日は18:00まで
5.くいどうらく<おっぱい鍋・かき麻婆鍋>(赤穂市)
『おっぱい鍋』1人前 1,100円
山のミルク「牛乳」と海のミルク「カキ」がコラボレーションした『おっぱい鍋』が名物。白みそベースのスープに、牡蠣の濃厚なダシと牛乳、酒かす、生姜などが入って、栄養満点です。やさしい味わいで、スープまで飲み干す人が多いとか。
大粒の牡蠣がゴロゴロと入っているので、どこをすくってもプリプリの牡蠣が堪能できます。
『かき麻婆鍋』1,080円
本格的な麻婆鍋が今年から新登場!コクと甘みのある辛味噌スープが食欲を増進させます。クリーミーな牡蠣とピリリと辛い麻婆は相性抜群。カラダの芯からポカポカと温まる旨辛鍋です。
鍋は冬季限定で、10月下旬〜翌年4月末まで提供予定。
ワインソムリエがセレクトした『かきに合うわいん』(2,860円)とマリアージュして。辛口の白ワインが牡蠣の甘みを引き立てます。
赤穂市坂越(さこし)の海沿いにある「海の道 くいどうらく」。その日に水揚げされたばかりの「坂越カキ」のほか、新鮮な魚介を使った料理が楽しめます。
併設する「おうみや」では、海鮮の加工品の販売も。常温で日持ちするので手土産にもぴったりです。
■DATA
海の駅 くいどうらく
- 所在地
- 兵庫県赤穂市坂越290-7
- 電話番号
- 0791-46-8800
- 営業時間
- 【11月~3月】
平日/11:00~L.O.15:00
土日祝/11:00~L.O.15:30
【4月~10月】
11:00~L.O.14:00
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2019年1月7日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。