姫路市青山の夢前川沿いに2025年5月3日、「RuuRii(ルーリー)」がオープン。土日限定でテイクアウトのクレープとハンドメイド雑貨を販売しています。生地や具材にこだわり抜いたクレープは、看板の『シュガーバター』をはじめ、スイーツ系から食事系まで多彩にそろいます。手仕事の温かみが伝わる雑貨も要チェック♪自然豊かなロケーションで、贅沢なひとときを過ごして。
・「RuuRii(ルーリー)」
2025年5月3日、姫路赤十字病院の南西、「ヤマダストアー 青山店」のすぐ近くの夢前川沿いに、「RuuRii(ルーリー)」がオープンしました。自宅を改装した店舗では、クレープのテイクアウト専門店と、ハンドメイドの雑貨店をしています。
営業日は土・日曜日の週2日のみ。住宅街の中という隠れ家的なロケーションと土日限定というスタイルが特別感を感じさせます。
製菓学校卒業後、洋菓子店に勤務・結婚・出産を経て、かねてからの自分の店を持つという夢を叶えた店主。昔からお付き合いのあった工務店の社長とひょんなことから開店の話が持ち上がり、話をする内にぼんやりと描いていた夢が形になっていったと言います。「その出会いが背中を押してくれましたね」と店主。
テラスとキッチン、店主のお母さんが手がける雑貨スペースが生まれ、新しいお店が出き上がりました。
店名の由来は、店主の子どもや姪っ子ちゃんたちの名前の頭文字からとったもの。まるで外国の絵本にでてきそうなかわいらしい男の子と女の子のイラストも、子どもたちがモデルなんだとか。家族の温かさがお店のあちらこちらにギュッと詰まっています。
・看板商品は『シュガーバター』
数あるスイーツの中から、あえて“素材が生きる”クレープを選んだという店主。生地から中の具材まで細部にまでこだわりが詰まっています。中でも完成まで特に時間をかけたのが、クレープの生地。粒子の細かい小麦粉を使うことで、なめらかで均一な生地に仕上げました。さらに、てんさい糖と焦がしバターを加えることで、優しい甘さと香ばしさをプラス。熱々はもちろん、冷めてもおいしさが続くよう計算され、スイーツ系の具材にも食事系の具材にもよく合うように工夫されています。
クレープのメニューによって焼き時間や厚みを変えて食感に変化を加えるなど、一切の妥協がありません。
『シュガーバター』500円
「看板商品でもあり、1番人気のメニューですが、だからこそ毎回焼き上げる瞬間は緊張感があります」と店主が語る『シュガーバター』。生地はほかのメニューよりもしっかりと焼き目が付くまでじっくりと焼き上げます。よつ葉バターを惜しみなく溶かし、仕上げにグラニュー糖をぱらり。バターに砂糖がじんわりと溶け出し、ふわっと甘い香りが立ちのぼります。
食べ始めに感じるサクサクの軽やかさと、後からじんわり広がるバターのしっとり感。その両方が楽しめる、ちょっと贅沢な一品です。
・王道から食事系まで豊富なラインアップ
『バナナチョコレートクリーム』650円
クレープには欠かせない、生クリームにも注目を。重すぎず、軽すぎず、ソフトクリームのような優しい口あたりのクリームを目指したという同店の生クリームは、驚くほどソフトで、ミルキー!最後の一口まで、飽きさせません。
自慢の生クリームを存分に味わうなら、王道の「チョコ×バナナ」がおすすめ。ほろ苦さとカカオの豊かな香りが広がるチョコレートソースは、生クリームとの相性も抜群。モチモチのクレープ生地とのバランスも絶妙で、しっかり満足感がありながら、気付けばペロリと完食してしまいます。
『ダブルアイスフルーツクレープ』700円
まるでパフェのような『アイスフルーツパフェのクレープ』は、バニラとチョコ、2種類のアイスと季節のフルーツを、薄く焼き上げたクレープ生地で贅沢に包んだ一品。取材日には、旬のメロンやオレンジ、ブドウなどが彩りを添え、見た目にも華やか。さらに食べ進めると、洋酒でソテーしたパインが登場。フレッシュな果実と香ばしさが重なり合い、さまざまな食感が楽しめます。
暑い季節はどうしてもアイスが溶けてしまうので、子どもでも食べやすいようカップに入れて、というママ目線の配慮がうれしいですね。
『チーズと自家製ベーコンのクレープ』700円
食事系も外せません。『チーズと自家製ベーコンのクレープ』は、豚バラを低温でじっくりとオーブンで燻した自家製ベーコンが主役。余計な脂が落ちてうま味とスモーキーな香りをまとったベーコンと、粒マスタードの酸味、チーズの塩味が食欲をかきたてます。
驚くのは、先の先までベーコンがゴロゴロと入っていること!“最後まで楽しんで”と言ってもらっているみたいで、ついついうれしくなります。
・5種類の味から選べる『OMIYAGEクレープ』も
『OMIYAGEクレープ』各250円
手土産にぴったりなのが『OMIYAGEクレープ』。プレーンや抹茶、キャラメル、カスタードなど、さまざまなフレーバーの生クリームが詰まった、シンプルながらも味わい深いクレープです。持ち運びしやすいサイズ感も魅力で、ちょっとした差し入れにもぴったり。味は全部で5種類あり、選ぶ時間も楽しみの一つです。
・手作りの温かみが魅力の雑貨店
クレープの営業日には、店主のお母さんや、そのハンドメイド仲間である地元の作家さんが手がける布雑貨を室内にて販売しています。
現在は、ポーチやコースター、スタイなど、小物を中心にラインアップ。どれも生地選びから丁寧に仕上げた、こだわりの一点ものです。優しい風合いや色合いも魅力の一つ。そして何より、世界に一つだけの特別感が最大の魅力です。
今後は、ハンドメイドの教室や営業日を増やしていく予定だそう。詳しくは公式Instagramをチェックして。➡︎公式Instagramはこちら
自然豊かな夢前川を目の前にした絶好のロケーションにある「RuuRii」。風と川の音に包まれながら、心も体も満たされる贅沢な時間を楽しんでは。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年6月23日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。