その世界観がインスタでも話題の「井上茶寮」。訪れる人が皆、「こんな場所が姫路にあったのか!」と驚く、日常の喧騒から切り離された異空間です。2019年にテイクアウト専門店として生まれ変わりました。和の心を大切にし、美しい所作で客人をもてなす店主によって作り込まれた世界感に触れ、和の素晴らしさを再認識してみては?
茶寮としての「井上茶寮」
110年前の塩田庄屋の旧植田邸本家を少しずつ丁寧にリノベーションし、2017年的形にオープンした「井上茶寮」。2019年9月には、さらなるリニューアルを重ね、テイクアウト専門店として、よりシンプルでスタイリッシュな和の空間に生まれ変わりました。
隠れ家感たっぷりの店内には、商品を引き立てるシンプルなカウンターが。アトリエのような雰囲気のなか、一つ一つこだわり抜かれた和菓子や茶葉が陳列されています。商品に迷ったら店主が丁寧に説明してくれます。
また、パッケージに使用する素材は再利用可能な素材を優先し、可能な限りプラスチックフリーを採用するなど、人や地球にやさしい活動にも取り組んでいます。
和と洋の融合『カヌレ羊羹』
『カヌレ羊羹(ようかん)』 5個 1,400円~
元パティシエの店主が、その経験を和菓子に生かしたいという思いから生まれた『カヌレ羊羹』。カラフルで斬新なビジュアルは、一度見ると忘れられません。味のバリエーションも豊富で、どれを選ぶか迷いそう。
国産小豆と有機砂糖を使用しているので、しっかりとした小豆の香りとほんのり優しい甘さが自慢です。練りが強いイメージを持つ羊羹ですが、『カヌレ羊羹』は軽くてシャリッとした食感。グルテンフリー、ラクトース(乳糖)フリーでからだにやさしいのも人気の秘密!
日本茶・紅茶・コーヒーのいずれとも相性が良く、以外にも日本酒とも相性がいいそう。東京や名古屋でのイベントでも人気の商品で、完全受注生産、全国に発送可能です。
モダンなデザインのパッケージは贈り物に喜ばれること間違いなしですね。
茶道へのこだわり
茶道を身につけていた店主は、店を始めるにあたって日本茶で茶道の魅力を改めて感じてほしいという信念があって茶寮と名乗ることに。
店主が目利きし世界から集めた茶葉は、日本茶・中国茶・台湾茶7~8種類ほど。暑い季節は水出し・氷出しも楽しめます。氷出しの緑茶は、渋みを極限にまで抑え、お茶本来の甘みを最大限引き出した、この季節だからこそいただける格別な味わい。
好みを伝えれば茶葉の種類はもちろん、お茶の抽出温度を微妙に調整し、よりお客さんの好みに近づけた茶葉をおすすめしてくれます。お茶の特徴を店主が丁寧に説明してくれるので、自分好みのものを選べるのも楽しみの一つですね。
甘納豆や金平糖などの「お茶うけ」も
素朴な味わいが自慢のお茶うけも充実しています。『茶寮の黒蜜花林糖』(900円)は、黒砂糖の蜜がかりんとうの内部までしみ込んで、しっとりとした食感。生地の中に練り込まれた胡麻香ばしさがアクセントに。
大粒な丹波黒大豆を使用した『アマナットウ』(700円)は、丁寧に蜜漬けされていてシャリっと割れるような食感と、口に残る黒豆の香りが特徴。
『コンペイトウ』(700円)は見た目もかわいらしく手土産に人気の商品。職人が天候や気温によって蜜の濃度や釜の温度を調整し、約2週間かけて完成させるそう。黒七味を混ぜ込んであるので、ほのかな辛味がピリッと効いた大人の味わいです。
店主の独創的な個性が光る創作スイーツや厳選されたお茶。そのすべてが「井上茶寮」にしかない特別なものとなって存在します。その特別感をあなたも味わってみませんか。
商品は全てオンラインショップで購入できます。詳しくは公式HPをチェックして。➡︎公式HPはこちら
■詳細情報
■DATA
井上茶寮(イノウエサリョウ)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2021年9月1日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。