2022年3月30日、JR本竜野駅から徒歩7分ほどの場所にスパイスカレーとコーヒーの店「PROBE(プローブ)」がオープン。店主が約20種類のスパイスをブレンドして作り上げるカレーや副菜は、どれも本格的な異国の味わいで一度食べるとやみつきになること間違いなし。彩りも鮮やかでインスタ映えも♪フォトジェニックなインテリアやスペシャルティコーヒーなど、魅力が満載!ぜひカメラを持って来店して。
・「PROBE(プローブ) coffee & curry」
2022年3月30日、たつの市に「PROBE(プローブ) coffee & curry」がオープン!場所はJR本竜野駅から北へ歩くこと7分ほどの場所。店の目の前にある3台の駐車場のほか、本竜野駅前にたつの市観光駐車場(※有料)もあるので、車でも電車でもアクセスしやすいお店です。
外観は白いレンガと青い瓦屋根を組み合わせたポップな佇まい。その外観からもどこか異国の雰囲気がただよい、わくわく感が高まります。
店の中に一歩足を踏み入れるとそこは独特の空気が流れるアーティスティックな空間が。2年という月日をかけて店主自ら作り上げたそう。削り落とした床や、洗練された雰囲気を醸(かも)し出す凹凸感のある塗り壁など、クールな空間の中に、自然木のテーブルやカウンターをプラス。ビビッドカラーのスツールや雑貨もインテリアのアクセントです。トイレに続く木の扉も、杉の一枚板を円状に均一に削り落として店主が手作りしたそう。
ネパールに旅したときにカレーの虜(とりこ)になったご主人と、コーヒーが好きでいつかカフェを開きたいと夢見ていた奥さんが営む同店。ご主人はネパールへ、奥さんはオーストラリアなど、それぞれその食文化の本場に足を運び、勉強したんだとか。
ちなみに店名の「PROBE」は、店主の趣味であるバックカントリースノーボードの三種の神器“プローブ(探り棒)”からとったそう。「プローブのようにいざというときに必要とされ、この町で欠かせないお店にしたい」という店主の思いが込められています。
入り口入って右手には洞穴(ほらあな)が。この奥にも飲食スペースがあります。本棚に飾っている本は自由に読めるので、気になる本があれば読んでみて。
奥は広々としたスペースにカウンターとテーブル席をスタンバイ。おひとり様から6人以上のグループまで多様なシーンで利用できそう。
・オリジナルスパイスを使った創作カレーが自慢
『ダルと無水チキンのカレー』1,000円 + 『半熟ゆで卵』100円
フードメニューは『ダル(豆)カレー』(800円)と『ダルと無水チキンのカレー』の2種類。イチオシは、ダルとチキン2種類のカレーを同時に味わえる『ダルと無水チキンのカレー』です。
中央には、小豆を混ぜて炊いた玄米を3日寝かせた“酵素玄米”が。その周囲を囲むようにカレーと約5~6種類の副菜がトッピングされています。色鮮やかなビジュアルはインスタ映え間違いなし!取材日は、自家製の梅酢で漬けた紫タマネギの梅酢漬けやニンジンのラペ、ホウレンソウのサーグやジャガイモのサブジといった野菜のスパイス炒め、水菜のサラダをトッピング。それぞれ別々に食べても、混ぜて食べてもOK!一口ずつアレンジできるのが楽しみ方の一つです。
店には20種類ほどのスパイスを常備。『ダル(豆)カレー』は豆本来の味わいを生かすため、スパイスは控えめに。対して『無水チキンのカレー』は約10種類のスパイスをブレンドし、スパイスの風味が絡み合う複雑な味わいに仕上げています。カレーはもちろん、副菜にもスパイスを使用。一品ずつスパイスを使い分けているのもこだわりポイントです。
『無水チキンのカレー』は、手羽元を1滴の水も使わず圧力鍋でホロホロになるまで煮込んだ“特製無水チキン”を使用。手羽元の骨から出たうま味と約10種類のスパイスが重なり合うことで、コク深くスパイシーな味わいに仕上がっています。トッピングのココナッツのふりかけやパクチーと一緒に食べると、エキゾチックな味わいに変化。スパイスが控えめであっさりとした味わいの『ダル(豆)カレー』と一緒に食べるのもおすすめです。
プラス100円で『半熟ゆで卵』のトッピングも。ぷるんとした白身を割ると、中からとろ~り濃厚な黄身が出るように火加減やゆで時間を計算された“完璧な半熟ゆで卵”です。黄身のコクがスパイスの辛みをマイルドにしてくれるので、スパイスカレー初心者はぜひ追加してみて。
・マフィンやクッキーなどの焼き菓子
カフェメニューは奥さん担当。レジ横のガラスケースでは自家製の焼き菓子を販売しています。ラインアップは気まぐれで、マフィンやベイクドケーキ、クッキーなど常時2~3種類の焼き菓子が並びます。
『Rice Flour Brawnie(米粉のブラウニー)』300円
取材日は『米粉のブラウニー』と『バナナマフィン』。米粉を使ったブラウニーは、ふんわりとした優しい食感とちょっぴりビターな味わいが魅力。コーヒーをほんの少し加えるのがミソなんだとか。クルミのカリカリとしたアクセントも利いて、食感も楽しい一品です。
『Banana Maffin(バナナマフィン)』250円
バナナの甘い香りがたまらない『バナナマフィン』は、スパイスの香りが残る食後の口をリセットしてくれそう。きび砂糖を使用し、なるべく甘さは控えめに。甘すぎず体に優しい焼き菓子を心がけています。バナナのほかにもいろんなフレーバーが今後登場するそうなので楽しみですね。
『cookie(クッキー)』150円
『クッキー』は定番の焼き菓子。オートミールと砕いたチョコ、ナッツを混ぜて焼き上げているので、ザクザクとかみ応え抜群の一品です。かめばかむほど穀類の風味が口に広がり、一度食べるとやみつきの味。しっかりかんで風味を堪能して。
・大阪の自家焙煎珈琲店から取り寄せるスペシャルティコーヒー
『ハンドドリップ(ホット)』500円
コーヒー豆は、奥さんがコーヒーの修行をしていたというスペシャルティコーヒー専門の自家焙煎珈琲店「Mel Coffee Roasters(メルコーヒーロースターズ)」のものを使用。スペシャルティコーヒーの味を楽しむなら、一杯ずつ丁寧に淹(い)れてくれる『ハンドドリップ』がおすすめです。
コーヒー豆は浅煎(い)りの『ケニヤ ギキリマ』と『エチオピア ウォルカサカロ』、中煎り『コロンビア マリア』の3種類から選べます。迷ったときは浅煎りの豆がおすすめ。『ケニヤ ギキリマ』はベリーのような甘酸っぱさとフルーティーな酸味が特徴。後味もすっきりとしているので、満腹のときでもごくごく飲めそう。
『ホットラテ』500円
『ホットラテ』は、スチームミルクを絶妙な温度に保つことで、ミルク本来の甘さを最大限に引き出したこだわりの一杯です。砂糖を使っていないのに驚くほど甘くてミルキー。エスプレッソ特有の苦みがほとんどないので、コーヒーが苦手な人にもおすすめですよ。
今後は店の2階を利用してワークショップや展示会もしていこうと考えているんだとか。日常にちょっとした刺激がほしい人は、本格スパイスカレーやスペシャルティコーヒー、多彩なワークショップなどさまざまな楽しみ方ができる「PROBE」を訪れてみては。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年3月29日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。