【小野】「グリズリーコーヒー」“苦くない!?濃厚なエスプレッソ”が自慢♪セレクト雑貨の販売も

小野市中町に店を構える「GRIZZLY COFFEE＆SUPPLY(グリズリーコーヒーアンドサプライ)」。元々はボルダリング体験ができるカフェでしたが、2024年1月に装いを新たにリニューアルし、イートインスペースを拡大。セレクト雑貨の販売もスタートしました。同店の自慢はなんといっても、独自の抽出方法で導き出した“苦くない”エスプレッソが主役の多彩なドリンク。コーヒーに合う自家製スイーツや背徳感たっぷりのサンドイッチもスタンバイしています。テイクアウトもOK♪

・「GRIZZLY COFFEE＆SUPPLY」

神戸電鉄小野駅から北東へ1.4kmほどの閑静な住宅街に位置する「GRIZZLY COFFEE＆SUPPLY(グリズリーコーヒーアンドサプライ)」。アメリカの田舎町にある小さなカフェをイメージし、倉庫をリノベーションした建物が目印です。北米に生息するヒグマからインスピレーションを受け、「GRIZZLY」という名が付けられました。

モルタルの壁が落ち着いた雰囲気を醸(かも)し出す店内。アンティークの照明や70年代の学校のイスなど厳選したインテリアで構成され、シンプルながらも洗練された空間には店主のセンスが光ります。

カウンター席もあるのでおひとり様でも気兼ねなく利用でき、読書やリモートワークなど思い思いの時間を過ごせます。昼過ぎごろからは混み合うことが多く、週末は満席になることも。オープン直後や夕方以降であれば、比較的ゆったりとくつろげます。

クライミング施設だった開放感のあるスペースは、2024年1月に装いを新たにリニューアル。店主がセレクトした雑貨の販売をスタートしました。新旧や国内外を問わず、店主が心ときめくアイテムを集めているのでジャンルもさまざま。ヴィンテージ食器やミリタリー服などおよそ1,000点が並べられ、まるで宝探しのような感覚でワクワクします。

雑貨を販売するすぐそばにもテーブルが設置されているので、ここでもカフェが楽しめます。高い天井と特殊なクライミングウォールがなんともアーティスティックで、ちょっぴり非日常なカフェタイムを演出してくれます。

・独自の製法で抽出する“苦くない”カフェラテ

「SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)コーヒーマイスター」の資格を有する店主。お店では、香ばしさやフルーティーさを表現できるよう独自にブレンドした深煎(い)りの豆を使用し、鮮度にこだわったスペシャルティコーヒーを提供しています。

『カフェラテ』600円

試行錯誤の末に生み出した抽出方法で、店主が理想とする味を実現した『カフェラテ』は、ここに訪れたほとんどのお客さんがオーダーするという看板メニューです。

詳しくは企業秘密ですが、一般的なエスプレッソと比較して粉の量が多いにも関わらず、苦みがあまり感じられないのが不思議。コーヒーの風味がしっかりと際立ち、豆の甘ささえ伝わってきます。「共進牧場」から仕入れる牛乳との相性もGOOD。後味も驚くほどスッキリで、コーヒーが苦手な人でも飲みやすい一杯です。一度飲むとそのおいしさに魅了され、これを目当てに足繁くお客さんも少なくないそう。

このほか、ダブルショットでより濃厚な『ダブルダイノラテ』(720円)や、抹茶ラテにエスプレッソを加えた『ウッドランド』(720円)もおすすめです。

・コーヒーとのペアリングを楽しむ自家製スイーツ

『抹茶とホワイトチョコレートのバスクチーズケーキ』680円

ドリンクとのペアリングを楽しめる自家製スイーツもスタンバイ。イチオシは、2025年2月から新登場した『抹茶とホワイトチェコレートのバスクチーズケーキ』です。シンプルな材料ながら、抹茶の風味が引き立つよう配合が工夫されていて、甘さを控えた大人な味わいと、しっとり吸い付くような口当たりに思わずうっとり。コーヒーとの相性の良さは言わずもがなです。

このほか、絶妙に火入れすることでとろりとクリーミーな舌触りを叶えた『バスクチーズケーキ』(550円)も不動の人気。しっかり硬めながらもなめらかな『カスタードプリン』(490円)は、レトロな佇まいが乙女心をくすぐります。

・甘辛いプルドポークが決め手のサンドイッチ

『ザ ドーンウォール』1,660円

ボリューム満点のサンドイッチにも注目です。チーズが溶け出したインパクト抜群の断面が食欲をそそる『ザドーンウォール』に挟まれているのは、アメリカのソウルフード・プルドポーク。神戸三宮で人気を博す「Hyoe’s BURGERS＋FRIES(ヒョウエズバーガーズアンドフライズ)」がレシピを監修していて、バーベキューソースでほろほろになるまでじっくり煮込まれた豚肩肉のパンチのある甘辛い味わいに、やみつきになること間違いなし！

そんなプルドポークを、中毒性のあるオーロラソース、ほどよい刺激のハラペーニョ、フルーティーな酸味のパイナップルと組み合わせることこそがおいしさの秘訣。国産小麦「春よ恋」を使ったバンズのほのかな甘みやもっちりとした食感までもが一体感をもたらし、一口頬張った瞬間にうま味が口いっぱいに広がります。ビジュアル通りの満足感はさながらに、計算し尽くされたバランスで決して重たくなく、ぺろりと食べられます。

苦手な人のためにハラペーニョとパイナップルを抜いた『ダブルチーズプルドポーク』(1,460円)も用意されていますが、騙されたと思ってまずは『ザドーンウォール』をお試しあれ。食後のスイーツまで楽しみたい人は、ハーフサイズでのオーダーも可能です。