パンを持ち帰って食べるのもいいけれど、イートインで食べたい時はありませんか?パン屋の中でも数少ないカフェスペースがあるパン屋を集めました。持ち帰りでは味わえないランチメニューがある店も!
1.バッケンディヒター<姫路市>
夢前川沿いの住宅地に立つ、シックな白い建物の1階が「バッケンディヒター」。
明るく日差しが差し込む店内。カフェスペースにはカウンターやテーブル席があります。
ドイツパン、フランスパンなどの食事パンを中心にオリジナリティーあふれるパンが並びます。
しっとりやさしい口当たりのドイツパン『ザワーブロート』、ライ麦を蒸して焼き上げた『ロッケンブロート』、分厚いクラスト(皮)と中のふわふわ感のバランスが絶妙なフランスパン『カンパーニュ』などが日替わりで登場。
それぞれに違う味わいを堪能してみて。
■DATA
2.燈(ランプ)<姫路市>
姫路城のお膝元、大手前公園の近くにある「ベーカリーランプ」。燈(ランプ)という、温かなイメージをそのまま再現したようなお店。
リノベーションして増築したカフェスペースは、落ち着く空間です。レトロなランプで照らされた店内はおしゃれな雰囲気。
ドリンクと一緒に作りたてのおいしさを味わって。
一日に何度もパンを焼いていて、300種以上の焼きたてパンが順次、店頭へ並びます。
ボリューム満点のハンバーガーはもちろん、酵母からこだわったパンも定評があります。
中でも角食パンは予約を入れてから買いにくる常連客が多いそう。国産小麦粉と天然酵母を使ったベーグルも人気です。
■DATA
3.Ogni giorno(オニジョルノ)<姫路市>
“毎朝の食卓を彩る”がコンセプトの「オニジョルノ」「Ogni giorno」はイタリア語で「毎日」という意味。「毎日食べてもらえるようなおいしいパンを届けたい」という店長の思いが込められています。
コロナウイルスの感染予防対策として席数を減らして営業しています。
『トーストセット』500円
8時~11時はお得なモーニングセットがいただけます。『トーストセット』は「プレーン」「ツナ」「タマゴ」の3種類から好きなパンを選んで。たっぷりとバターを塗ったパンドミの「プレーン」は、なんと厚さ4cmもの激厚サイズ!朝から大満足間違いなしの人気のセットです。
『パンセット』は200円までの好きなパンが選べます。
『トーストセット』も『パンセット』も、ミニサラダとドリンク(コーヒー・紅茶・カルピスのいずれか)が付いて500円というお値打ちプライス!コーヒーはおかわりもできます。
8時ごろからは菓子パン系、10時ごろからは食パン、11時ごろには総菜パンが並びます。人気のパンはすぐに売り切れてしまうので、時間を狙って来店するのがおすすめですよ。
■DATA
4.キリク<姫路市>
夢前の豊かな自然に囲まれた薪窯パン「キリク」。2016年8月にオープンして以来、山奥まで足繁く通う常連客をもつ、隠れ家ベーカリーです。営業は毎週土曜日のみ。※臨時休業あり。
オールドジャズが流れる店内にはギターやミニカーがディスプレーされ、暖炉のゆらめく炎が店内を温かみのある雰囲気に包み込みます。
奥の和室には子どもが遊べる木のおもちゃもあり。ずらりと並んだ本棚から一冊手に取ってゆっくり過ごすのもおすすめです。
売り切れ御免の『パンランチ』
『キリクパンランチ』1,000円
週替わりで内容が替わる『キリクパンランチ』は15食限定なので予約がベスト。
取材時のランチメニューは平飼い卵のオムレツをのせたオープンサンド、切り干し大根甘酢、唐揚とサラダが添えられたワンプレートランチと、酒粕入りの豆乳グラタン。
数量限定で『はちみつバターカンパーニュ』500円や『あんこバターのせカンパーニュ』500円などが登場するかも!
飾らないおいしさ「山キリク」のパン
左『国産有機小麦100% カンパーニュ』800円 右『国産有機小麦100% 山型』800円
店頭で販売しているパンは、現在のところ『国産有機小麦100%』カンパーニュ又は山型のみ。全粒粉の割に食べやすく、もっちりとした特有の甘みが人気です。
■DATA
5.bakery cafe Bears(ベアーズ)<加古川市>
焼きたてパンの香りがただよう「ベアーズ」。
木のぬくもりが感じられるカフェコーナーでは、ちょっとしたティータイムが楽しめます。
冷やして食べるアイス感覚の『冷やしメロンパン』が人気。
パンやサンドイッチ、スイーツには農場ブランド卵「オクノのたまご」の産みたて卵をぜいたくに使っています。
食べる楽しさと同時に選ぶ楽しさも味わってほしいと、品揃えはなんと80~100種!
特に食パンの種類が豊富で、レーズンがぎっしり入ったレーズンパンは女性に人気です。
■DATA
6.マナレイア<加古川市>
さわやかな甘みのある自家製酵母を使用し、石窯でパンを焼く「石窯パン工房マナレイア」野口店。広々とした店内には、種類豊富なデニッシュや総菜パン、菓子パン、食パンなどがずらりと並びます。
旬の食材のおいしさをいかすため、地元農家の野菜を使ったパンや加古川唯一の酒蔵「岡田本家」の純米酒を使ったパンなど、地元食材を取り入れたコラボ商品を多数開発しています。
カフェスペースは、店内とテラス席合わせて50席を用意。自然に囲まれたテラス席は開放的で、気候のよい時期にはおすすめです。商品を購入すると、厳選された豆を自家焙煎したホットコーヒーが一杯分無料に!ぜひ味わってみて。
モーニングセット(8時~10時)は、トーストと男爵ポテトサラダ、アルトバイエルンにドリンクがついています。トーストはなんとおかわり可能!
イートインメニューはほかにもパスタやランチセットなどがあり、選ぶ楽しみがあります。
人気ナンバーワンの『究極のカレードーナツ』は、自家製カレーに牛肉をたっぷり使っています。
毎月約10種類の新商品が登場するので、訪れるたびに新しい味に出合えます。
お気に入りのパンとこだわりのコーヒーで、ゆったりとくつろいでみてはいかが?
■DATA
石窯パン工房マナレイア 野口店
- 所在地
- 兵庫県加古川市野口町長砂95-6
- 電話番号
- 079-425-0978
- 営業時間
- 8:00~19:00
モーニングは10:00まで
カフェスペース利用は8:00~18:00
7.森工房<加古川市>
加古川市の住宅街の中にたたずむ隠れ家パン屋「森工房」。緑の壁と、手書きの看板が目印です。営業日は水曜日と第2・4土曜日の月6回のみ。その他はたまに、「ムサシオープンデパート」などのイベントに出店しています。
カフェスペースは古い家具や木を基調とした、どこか懐かしさを感じる和モダンな空間。おひとり様はカウンターでのんびりと、グループならテーブルでゆったりと食事を楽しんで。
左『国産あんこバター』180円 真ん中『国産バターのみるくクリーム』180円 右『塩パン』150円
香りの良さが特徴の天然酵母は、あんこやミルククリームとも相性抜群!3つのパンはどれも、国産バターをたっぷりと使ったリッチな味わいです。特に『塩パン』は、中に厚切りバターを包み込んでいるので、オーブントースターで焼くと、中からじゅわ~っとバターがしみ出て絶品。一度食べると病みつきになる天然酵母トリオは、売っていたら必ずゲットして。
■DATA
森工房
- 所在地
- 兵庫県加古川市野口町坂井162-2
- 電話番号
- 090-5650-6480
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 『まごわやさしいぱんランチ』は3日前までに要予約
(店内用は2名以上~、持ち帰りは5食~予約可)
8.石窯工房パン・ド・ミ<稲美町>
加古川市を代表する食品会社「ニシカワ食品」が直営するベーカリー「パン・ド・ミ稲美店」。「よりよい材料がおいしいパンをつくる」という基本を大切にし、北海道美瑛町に自社農場を開設。そこでとれた乳製品を使用して「作りたて・焼きたて・揚げたて」の「3つのたて」をモットーとしています。遠くから訪れる人も多い人気店です。
明るく開放的なカフェスペースでは、販売スペースとドアで区切られ、パンとドリンクを手に楽しい時間を過ごす人でにぎわっています。
トーストセットやピザセットなどお得なイートインメニューを用意。ドリンクバーもあり、購入したパンがその場で食べられるので、子ども連れの人はうれしいですね。
一番人気はバラエティー豊かな菓子パン。季節ごとに登場する商品も好評です。
そのほか揚げたてコロッケなどを挟んだ調理パンやサンド類、バーガー類、ドーナツ類も種類豊富です。「おいしいパンが素材の味を引き立てている」と評判。
ほかにも、毎月新作のパンが登場するのでお見逃しなく。お得なポイントカードもあり、毎週水曜はポイントが2倍になりますよ。
■DATA
9.手づくりパン ふくふく<稲美町>
生地が発酵してふわっと膨らむ様子をイメージして名付けられた「ふくふく」。
静かな店内には、畳の懐かしいにおいがする小上がりの座敷や、木で統一されたソファ席があり、ゆっくりパンをいただけます。現在はコロナウイルス感染対策の為、席数を減らしています。
全粒粉などを使った食事パンを中心に、シンプルだけど一工夫ある〝大人〟なパンが評判です。
フォカッチャやベーグルなどで作るサンドイッチは午前中の早い時間に売り切れることもあるので、早めに行くのがベストです。
■DATA
10.Daddys Bakery(ダディーズ・ベーカリー)<稲美町>
「ダディーズ・ベーカリー稲美店」は、自然豊かな稲美町の加古大池の少し南側の五軒屋交差点の近くにあります。靴工場跡を改装して作った素朴な建物が、無化学肥料や無農薬で作る小麦にこだわる、自然派のこの店のコンセプトに合った味わい深い外観に仕上がって見えます。
店の横手にはテラス席も設置され、ドリンクも注文可能。テラス席はペットと一緒に利用OK!
心地よい外の空気にふれながら食べる焼きたてパンは格別です。
店のすぐ隣にある小麦畑で小麦を栽培しています。無農薬、無化学肥料で無添加。
そのため、小麦本来の味を味わうことができます。
小麦の製粉は御影石の石臼を使用した昔ながらの製法で、小麦に余分な熱が加わらないので、小麦本来の味と香りを最大限に引き出すそうです。
そしてもうひとつの秘密は発酵。天然酵母の力で、パンの風味をさらに引き立てています。
この材料へのこだわりと独自の製法が「ダディーズ・ベーカリー」のおいしいパンの秘密だったんですね。
■DATA
11.こびとぱん<明石市>
国道2号線沿いに見える小さな看板が目印。駅から徒歩で行く場合は、歩いて15分程度。奥にある洋風な建物が「こびとぱん」です。
白を基調としたシャビーシックなスタイルで、やヨーロッパ風の街路灯が乙女心をくすぐります。
スロープが設置されているので、ベビーカーやシルバーカーでも利用しやすいです。
お店を出てすぐ隣にある六角形のイートインスペースは温かみのある明るい色のインテリアで統一され、エアコンも効いているので暑い夏でも快適です。
客席は6席。2020年10月現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、1組ごとのご利用となっています。
焼き立てのパンを食べられます。カフェメニューはコーヒーやカフェラテ、紙パックジュースなど。
店内には、焼き立てのパンがずらり。1日25種類以上のパンを焼き上げます。
10月は『おばけフォンダンショコラ』税別148円や、『魔女の杖』税別240円、『パンプキンパイ』税別192円などハロウィン関係のパンが並びます。
生地は北海道産小麦を100%使用していて、無添加なのが嬉しいポイント。
最近は噂を聞きつけて、遠方からのお客さんも増えてきたとオーナー。
オープンしてしばらくすると店内はお客さんでいっぱいになることが多いので、ゆっくりと選びたい人はオープンすぐのタイミングが狙い目です。
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2020年9月28日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。