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2025.7.19
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【西脇】「タカミオカキ 門柳山工房」オープン!里山の古民家で出合う“極上のおかき”で心に余白を

元は加古川市で創業したおかき専門店「TAKAMIOKAKI(タカミオカキ)」。ファンに惜しまれながら2024年に加古川店での営業に幕を閉じましたが、2025年7月18日、西脇市黒田庄町に新しく「TAKAMIOKAKI 門柳山(もんりゅうざん)工房」をオープン!里山の古民家を生かした新しい工房では、のどかな景色を楽しみながらおかきを試食し、気に入ったものを購入することができます。試食ができるカウンターテーブルは予約優先制なので、事前に連絡してから来店を♪

・「TAKAMIOKAKI 門柳山(タカミオカキ もんりゅうざん)工房」

2025年7月18日、西脇市黒田庄町に「TAKAMIOKAKI 門柳山(タカミオカキ もんりゅうざん)工房」がオープン!里山に佇む同店はすぐ目の前に山田錦の田んぼが広がり、緑豊かな門柳山の景色を独り占めすることができる贅沢な場所にあります。

店内に入ってすぐの場所に並ぶのは、同店自慢のクラフトおかき。常時10種類前後がそろい、どれも職人の手作業によって丁寧に作られたものばかりです。一日に製造できる数には限りがあるため、当日分が完売次第、営業終了となります。取り置きも可能なので、確実に手に入れたい人や複数個購入したい場合は、事前に電話での取り置きがおすすめです。

小麦アレルギーの人でも食べられるよう、グルテンフリーで無添加無着色の素材にこだわった「タカミオカキ」のおかき。そのはじまりは2012年、おかき職人である祖父から、手切り・手焼きといった伝統の技を受け継ぎ、加古川市で創業しました。創業から約15年が経つ現在も、機械に頼ることなく、一枚一枚手仕事で仕上げるスタイルを貫いています。

ところで、おかきとせんべいの違いをご存じですか?見た目は似ていますが、実は主原料と製法が異なります。おかきはもち米、せんべいはうるち米や小麦粉などが主原料。そしておかきは、一度ついたお餅を乾燥させ、好みの大きさにカットしてから揚げるという手間ひまのかかる製法で作られています。今では“手焼き”の技法はとても珍しいものとなりましたが、同店では今でも取り入れ、昔ながらの味わいを守り続けています。

約4年という歳月をかけ、じっくりと形にし、やっとの思いで完成した「TAKAMIOKAKI 門柳山」。風情あふれる古民家には、常に心地よい風が吹き抜け、目の前にはまぶしいほどに色鮮やかな山々の緑が広がります。この建物を設計したのは、有名建築士の胡 実(こ みのる)氏。かつて農作業に使われていた籠(かご)がこの古民家に残されていたことから着想を得て、ランプシェードとして再構築するなど、遊び心あるインテリアにも注目です。

店内奥には試食ができるカウンターテーブルも。春から夏にかけては、新緑が目にまぶしいほどの美しさで、つい時間を忘れてしまうほど。それでも店主イチオシの季節は、紅葉に染まる秋と静かに雪が降る冬。店内には暖炉も備わっており、冷え込む日には火のぬくもりに包まれながら、移ろう自然の景色をゆったりと楽しむことができます。


・「僕が本当に造りたかったおかき」

『無農薬の丹波黒大豆おかき』480円

飾らないからこそ素材にも徹底的にこだわり抜き、佐賀県産の1等ヒヨクモチ米や「門柳山」の地下水、「石垣島の塩」「淡路島の藻塩」を使用。うま味調味料や着色料を一切使用せず、素材本来の味わいを丁寧に引き出しています。

『無農薬の丹波黒大豆おかき』は、兵庫県丹波篠山で、農薬や化学肥料を使わず大切に育てられた「丹波黒大豆」を、生地にたっぷりと混ぜ込んだ一品。職人が一枚ずつ丁寧に手作業で仕上げているため、豆の量や形、大きさは一枚一枚異なり、それぞれに個性があり、見た目の豊かさも楽しみの一つです。ほんのりと利いた塩気と黒大豆の香ばしさが絶妙にマッチし、一度食べると次から次へと手が止まらなくなります。

『山田錦と黒豆の堅揚げおかき』450円

新商品『山田錦と黒豆の堅揚げおかき』は、同店のすべてのおかきに使用している佐賀県産1等ヒヨクモチ米に、うるち米と丹波黒大豆を加えて作られた堅揚げタイプのおかきです。ガリッ!と響くような力強い食感は、まさに唯一無二。しっかりとした歯応えの中に素材の風味がギュッと詰まった、風味豊かな逸品です。

『兵庫県 西脇産の金胡麻おかき』450円

兵庫県認定食品にも認定され、名高い西脇市産の金胡麻を使ったこのおかきは、お客さんのリクエストから生まれたそう。金胡麻がプチプチと口の中で弾けるたびに鹿児島県産のきび糖の控えめな甘みと、石垣島・淡路島の2種類の塩のまろやかな塩味が優しく広がります。

『須磨の海苔巻き醤油おかき』450円 ※6~9月ごろ限定

夏季限定の『須磨の海苔巻き醤油おかき』は、ぜひ一度は味わってほしいもの。甘醤油をたっぷり塗って丁寧に手焼きしたおかきに、風味豊かな「須磨海苔」を巻いた、贅沢な一品です。黒糖のコク深い甘さに、和歌山県産と京都府産の醤油をブレンドした特製ダレが絶妙にマッチ。噛むたびに、甘み・うま味・香ばしさがじんわりと広がるだけでなく、後から追いかけてくる海苔の磯の香りも味の決め手に。

『ミックス揚げおかき』540円

いろいろな味を少しずつ試してみたい方には、3〜4種類のおかきが一袋に詰まった徳用『ミックス揚げおかき』がおすすめ。定番人気の『石垣島の天然塩おかき』や、お酒のお供にぴったりな『兵庫県淡路島産のえび短冊揚げおかき』など、ここでしか出合えない創作おかきを一度に味わえる、うれしい詰め合わせです。

・「門柳山の水」と「クラフトおかき」のテイスティングも

『クラフトおかきと水出しほうじ茶』
※予約者限定のサービス。7/18(金)~9月末ごろ限定

同店では、カウンター席でおかきや「門柳山の水」で作った水出しほうじ茶orスパークリングウォーターのテイスティングサービスも提供しています。なんとこのサービスは、来店予約をした人全員が無料で楽しめます。予約優先制なので予約専用ページを事前にチェックして♪ ➡︎予約専用ページはこちら

「山田錦の田んぼや門柳山の風景を眺めながら、心を癒やしてほしい」と語る店主。なにもしない、ただ自然の中で過ごす時間こそが、何よりも贅沢だということを改めて感じさせてくれます。

試食用のおかきは、その日によって3〜4種類を用意。どんな種類が登場するかは、当日のお楽しみです。
取材日には、『兵庫県 西脇産の金胡麻おかき』『須磨海苔と紀州梅のおかき』『山田錦と黒豆の堅揚げおかき』が一皿に。ひと口ごとに広がる滋味深い味わいに、思わずほっと心がほどけます。

提供される水出しほうじ茶には、奈良県にある「健一自然農園」の自然栽培茶葉を使用。四季によって風味が異なる中で、店主がこだわって選んでいるのは“夏摘み”の茶葉です。

水出しでじっくり2時間かけて抽出することで、苦みやえぐみが出にくく澄んだ味わい。ほうじ茶の概念をくつがえします。気に入れば茶葉の販売もされているので、ぜひお土産に一つどうぞ♪

おかきの購入は、予約した人を優先して案内しているため、当日販売できるおかきが少ない場合は予約した人のみ購入することができます。

「門柳山」の麓(ふもと)に佇む小さなおかき工房「TAKAMIOKAKI」。都会の喧騒から離れ、のどかな景色を眺めながら静かに味わうおかきの味は、シンプルでありながら、心に残る忘れがたい味わいです。ギフトにも、そして手土産にも。離乳食中期の赤ちゃんから年配まで世代を問わず愛される優しいおかきを求めて、西脇の最北端まで車を走らせてみては?

【西脇】「タカミコーヒー」胸キュン必至のかき氷に注目!地産地消ランチや発酵バタークレープも♪

■詳細情報

■このスポットの利用可能なクーポン

【先着50人限定】会計時にクーポンを提示で『ミニオカキ』をプレゼント!

※他券併用不可 ※無くなり次第終了
有効期限:2025年8月31日
クーポン利用時のみタップしてください

■DATA

TAKAMIOKAKI 門柳山(タカミオカキ もんりゅうざん)工房

所在地
兵庫県西脇市黒田庄町門柳345
電話番号
0795-27-9221
営業時間
8:00~12:00(無くなり次第終了)
※未就学児は入店不可
※おかきが焼きあがっていない日は臨時休業もあり。来店前に公式Instagramで確認を。

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年7月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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