【神戸】カフェ併設「パティスリー グレゴリー・コレ」北野で本格的なフランス菓子を♪

神戸市中央区、北野エリアに店を構える「Pâtisserie GRÉGORY COLLET(パティスリーグレゴリー・コレ)」は、フランス人パティシエによる本格的なフランス菓子を提供する洋菓子専門店です。見た目にも美しいケーキのテイクアウトはもちろん、店内のカフェフロアでもいただけます。異国情緒あふれる北野へ訪れた際は、フランス菓子とともに優雅な時間を過ごしてみては。

・「Pâtisserie GRÉGORY COLLET(パティスリーグレゴリー・コレ)」

神戸市中央区、各線三宮駅から歩いて10分ほど。北野のハンター坂の中腹あたりに「Pâtisserie GRÉGORY COLLET(パティスリーグレゴリー・コレ)」があります。黒い建物と色鮮やかなブルーの看板を目印に訪れて。

同店がオープンするきっかけとなったのが、阪神淡路大震災による神戸復興。「洋菓子のまち・神戸から本物のフランス菓子を発信したい」というオーナーの思いと、ちょうどこの時期に一人のフランス人パティシエ、グレゴリー・ジャン・マルセル・コレ氏と出会い、準備期間を経て1998年、元町にオープンしたのが始まり。2018年、現在のところに移転リニューアルしました。

店内に入ると、1階は高級感あふれる落ち着いた雰囲気の販売フロア、2階は白を基調とした明るめのカフェフロアになっています。20代の女性やカップルから、子連れのママ、年配の人まで幅広い年代のお客さんが訪れます。

比較的空いている時間帯はオープン直後の12：00ごろ。席の予約は、平日のみ電話で可能です。

・イートインでもいただける種類豊富なケーキ

1階のショーケースにはプティガトーがずらりと並びます。プティガトーとは、フランス語で“小さなケーキ”という意味。ホールケーキをカットしたあとの1ピースやそれと同じくらいの大きさの洋菓子のことを指します。

プティガトーは、1つ作るにも複数の工程があり、2〜3日かけて作られています。同店では、フランス産のショコラや、北海道にある「タカナシ乳業」のバターと牛乳を使うのがこだわり。フランス菓子をとことん追求した繊細で上品な味わいは、一度食べたら虜(とりこ)になる人も多いはず。

『アプソリュ』754円

創業当時から販売しているロングセラー商品の『アプソリュ』。移転後も変わらず一番人気があり、甘すぎないのに濃厚なチョコレートが味わえます。

ヘーゼルナッツのビスキュイを土台に、「キャラメルとチョコレートのムース」と「クレームブリュレ」をのせています。ねっとり感とザクっとした食感を同時に楽しめる唯一無二の『アプソリュ』を、まだ食べたことがない人はぜひご賞味あれ。

『アヴァンギャルド』754円

『アヴァンギャルド』も同じく人気の一品。『アプソリュ』とは反対に、サッパリとした後味ながらもバニラの香りと優しい甘さが楽しめます。

底に敷かれたビスキュイの上には、バニラとグアナラのカカオ豆を使用した2層のムースが重なり、それをバニラのババロワで包んだ一品。つややかで美しい見た目はシンプルですが、中はシェフのこだわり抜いた繊細な層に驚くこと間違いなし！丸いフォルムに思わず見とれてしまいます。

『パリブレスト』732円 ※9月下旬〜3月末ごろまで

秋から春先の期間限定で登場する『パリブレスト』。1981年にフランスの首都パリと西部の都市ブレストとの間で行われた自転車レースの大会を記念して作られたフランスの伝統菓子です。

自転車の車輪に見立てたリング状のシュー生地に、クレームプラリネのコクのあるクリームをサンド。クリームに混ぜられたナッツのほのかな香りが楽しめます。フランスでは王道のケーキということもあり、常連客にも人気があるそうで、この季節になると『パリブレスト』を求めて、わざわざ訪れるお客さんも少なくないそう。

『ダージリンサマーゴールド』847円

コーヒーや紅茶、ソフトドリンクなどのドリンクメニューも充実しています。その中でも人気の紅茶は、ドイツの老舗紅茶メーカー「ロンネフェルト」の茶葉を使用。4種類ほどあるフレーバーから選べます。メニュー表にはどんなお菓子と合うか分かりやすく説明が載っているので、ベストな組み合わせで飲めるのもうれしいポイント。

取材日は、比較的どの菓子にも合いやすい『ダージリンサマーゴールド』をチョイス。おすすめの飲み方はストレートで、味がしっかりしたチョコレートや焼き菓子との相性抜群！風味や香り、コクのバランスがとれた爽やかな味わいです。