加古川市加古川町にオープンした「Art cafe Punto(プント)」は、ギャラリー併設のアットホームなカフェ。芸術に触れながら心豊かなひとときを過ごせます。8種類のトーストから選べるランチはボリューム満点。ハンドドリップで抽出するコーヒーや、レトロかわいいスイーツと一緒に店主とのおしゃべりも楽しんで。
・芸術に触れられる「Art cafe Punto(プント)」
JR加古川駅から南へ車で5分ほどの場所に位置する「Art cafe Punto(プント)」。現代アートを展示販売するギャラリー「Galeria Punto(ガレリアプント)加古川」内に店を構える、隠れ家的存在のカフェです。
店名の「Punto」は、スペイン語で“点”を意味します。アートとお客さんを点と点で結び、線となる場所を提供したいと、2023年4月13日にオープンしました。ウォーターグリーンの壁に映える、赤い扉を目印に訪れて。
一歩足を踏み入れると、ちょっぴり非日常的な世界に誘われます。壁に掛けられた色彩豊かな絵画は、6m×2mと存在感抜群。2013年に「鶴林寺(かくりんじ)」で行われたアートイベントで、芸術家の堀越千秋氏と絵本作家スズキコージ氏がライブペインティングした世界に一つだけの共作だそう。
店内は、重厚感のある一枚板を挟んだカウンターが6席だけのコンパクトな造り。おひとり様でも気兼ねなく利用でき、偶然居合わせたお客さんとも自然に打ち解けられそうなアットホームな雰囲気が魅力です。
ハンドメイド作家としても活躍する店主の作るアクセサリーも販売しています。今後は定期的にワークショップも開催予定だそう。詳しくは公式Instagramで確認を。➡︎公式Instagramはこちら
・ボリューム満点!クロックムッシュのランチ
『プチ満足ランチ』950円 ※数量限定
好きなトースト、サラダ、ドリンク、「ちょこっとパフェ」がセットになった『プチ満足ランチ』。トーストは、期間限定メニューを含む8種類から選べます。
取材日にチョイスしたトーストは、人気No.1の「クロックムッシュ(ツナ+アボカド)」。4枚切りの分厚い食パンを贅沢に使用しています。具材となるツナとアボカドを包み込むようなとろりとしたホワイトソースに加え、トッピングにもたっぷりのホワイトソースと2種類のチーズをオン。「BALMUDA(バルミューダ)」製のトースターで焼き上げることで、外はサックリ、中はふっくら。こんがりとした香ばしい焼き目が食欲をそそる、ボリューム満点の一品です。
トーストはこのほか、「明太マヨグラタントースト」や「たまごピザトースト」などがラインアップ。単品でテイクアウトもOKです。サラダには、フルーツとグラノーラがミックスされ、さまざまな食感が訪れます。
デザートの「ちょこっとパフェ」は、自家製のコーヒーゼリーの上に、生クリーム、アイスクリーム、スポンジケーキ、オレオクッキー、チョコレートソースがあしらわれています。ほろ苦いゼリーをしっかりすくい上げながら召し上がれ。
このほか、11:00までは『モーニング』も用意。ドリンク代プラス100円で、トースト(ジャムorメイプルシロップ)、サラダ、ハムが付くコスパ抜群の内容です。
・こだわりコーヒー&レトロかわいいスイーツ
コーヒー豆は、姫路市の焙煎所「西山珈琲」から取り寄せ。オーダーを受けてから豆を挽(ひ)き、ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹(い)れてもらえます。
『コーヒー』500円
同店の雰囲気に合わせて選んだ『コーヒー』は中煎(い)りで、苦味や酸味は控えめ。コクと香りのバランスに優れ、甘みがふわっと広がります。その穏やかな風味は決して芸術鑑賞の邪魔をすることなく、冷めてもおいしさが続くから不思議。華やかさとスッキリとした味わいが特徴のシングルオリジン「グァテマラ」も選べるので、気軽に声掛けを。
一つひとつ風合いの異なるカップにも注目。取材日は、ドアノブを付けた遊び心あるカップで、よりアーティスティックな世界へと引き込まれます。有名作家による個性豊かな作品ばかりなので、お気に入りのカップを見つけてみて。
『贅沢プリン』600円
加古川市の焼き菓子屋「quatre(キャトル)」が手掛けるオリジナルスイーツもあります。大きめサイズの『贅沢プリン』は、昔ながらの喫茶店を思わせる固めの食感が魅力。ほど良い甘さのプリン、ほろ苦いカラメルソース、バニラアイスと一緒に食べるとまさに三位一体のリッチなスイーツです。
『まんまるバスクチーズケーキ』700円
丸い形がかわいらしい『まんまるバスクチーズケーキ』。稲美町の養蜂場「Hani2(ハニハニ)」のハチミツを使い、自然な甘さを引き出しています。コクのある味わいと、しっとり滑らかな舌触りは一度食べるとやみつきになるはず。店主こだわりのリボン型のクッキーは、「Punto」の文字入りです。
スイーツは、プラス300円でセットドリンクを選べます。
左から『メロンクリームソーダ』、『紫陽花のクリームソーダ』(6月限定)、『レモンクリームソーダ』(夏期限定) 各550円
かわいらしい色合いのドリンクも要チェック。アイスクリームがのった、暑い季節にぴったりのシュワッと爽快な一杯です。期間限定のフレーバーが随時登場するのも楽しみの一つ。
レトロモダンな雰囲気がただよう「Art cafe Punto」。ギャラリーは2週間ごとに入れ替わるので、何度訪れても新しい出合いがあり、感性が磨かれるかも。いつもとちょっぴり違うカフェタイムを過ごしに、気軽に訪れてみてはいかが?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年6月5日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。