JR播州赤穂駅から南へ徒歩3分の場所にある多国籍食堂「Cadou(カドー)」。日本人の舌に合わせて店主が考え抜いた多国籍料理を味わえるお店です。食べやすさを重視しながらも味わいは本格的。冬季は赤穂名物「坂越(さこし)牡蠣」を使ったメニューも登場します。2023年1月6日には2階に猫カフェ「猫パラソル」がオープン!ますます楽しみ方が増えた「Cadou」から目が離せません♪
・多国籍食堂「Cadou(カドー)」
JR播州赤穂駅から南へ徒歩3分のところにある多国籍食堂「Cadou(カドー)」。
店名の「Cadou」は、「贈り物」を意味するフランス語「cadeau」から店主が考えた造語で、「おいしい食事と心地よい空間を贈りたい」という思いが込められているそう。そのコンセプトの通り、一般的な多国籍料理店のイメージを覆すような、カフェ風のおしゃれな空間やメニューが魅力です。
漆喰(しっくい)塗りの壁に囲まれたナチュラルな雰囲気に、明るい色合いの木材やテーブルを配した明るい店内。ドライフラワーや「御崎ガラス舎」に作ってもらったペンダントライトなど、店主の“好き”をあらゆる場所に散りばめた、こだわりのインテリアも魅力の一つです。
・本格タイ料理を気軽に味わえるランチ
『グリーンカレー』1,320円
土・日曜の11:30~13:30はランチを営業。平日も電話or公式InstagramのDMから事前予約をすれば利用することができます。➡︎公式Instagramはこちら
ランチタイムは、約8種類のランチメニューをスタンバイ。フォーやスンドゥブといった異国情緒あふれるメニューのほか、グラタンや揚げ物といった馴染みのあるメニューもあり、幅広くそろえています。どれを選んでも、野菜中心の手作りおかずが4品とサラダ、本日のお茶が付いてボリューム満点です。
店主のイチオシは、タイ人の友人から作り方を教わったという本格『グリーンカレー』。鶏肉やキノコなどの具材と、ココナッツミルクやナンプラー、生のレモングラス、タイのショウガ「カー」といった本場の素材を、一滴の水分も使わず煮込んだ濃厚な一品です。日本人が食べやすいようにと、タイ米の代わりに雑穀米を、パクチーの代わりに三つ葉を使うのが「Cadou」流。ココナッツミルクの甘さの後に、じわじわと来る辛さがクセになります。
『牡蠣グラタン』1,320円
11月~3月の冬季は、赤穂名物「坂越(さこし)牡蠣」が主役の牡蠣メニューが登場します。中でも、自家製ホワイトソースと牡蠣がコラボレーションした『牡蠣グラタン』がおすすめ。自家製の牡蠣の佃煮など、付け合わせのおかずも牡蠣のシーズン仕様になります。
サラダやおかずに使う野菜は、上郡町や赤穂市の契約農家から仕入れたり、店主の実家で育てた自家栽培のものを使うなど、地場にこだわりが。新鮮さゆえのおいしさが味わえます。
メインの『牡蠣グラタン』は、ダマにならないようじっくり手間暇かけて煮込んだホワイトソースがおいしさの決め手。そこに牡蠣を茹でたときに出る牡蠣エキスを加えることで、うま味と塩味を絶妙に調整しているそう。さらに中にはふっくらした牡蠣が3~5個ほど入っていて、器の中に満たされた牡蠣のおいしさを心ゆくまで味わって。
『ガパオライス(テイクアウト)』750円
フォー以外のメニューは、テイクアウトが可能。中でも、ミンチ肉をパームシュガーやタイの醤油、ホーリーバジルとスイートバジルの2種のバジルと炒めた『ガパオライス』が人気です。あっさりとした味付けながらも、タイ料理独特のクセが利いていて香りから食欲をそそる一品。ほんのり酸味があり、ミンチ肉がたっぷり入っていますが胃もたれせず、後口がすっきりしているのも人気の秘密です。
・週末は夜カフェも!アラカルトやお得なセットが充実♪
『夜cadouセット』2,200円
金・土曜は夜カフェを営業し、多彩なアラカルトメニューやお得でボリューム満点のセットメニューを提供しています。同店の多国籍料理を食べ尽くしたい日は、『夜Cadouセット』がおすすめ!メインをタイの唐揚げ「ガイトート」、定番の「唐揚げ」、酸味がクセになる「鶏肉のレモン漬け」から選べるだけでなく、主食も「グリーンカレー」「フォー」「牡蠣ご飯」から選べるのがポイントです。そのほか、前菜3種盛り合わせや小鉢、旬野菜のサラダ、食後に「三つ葉のアイス」が付いていて、身も心も満たされること間違いなし♪
取材日の主食は「フォー」をセレクト。フォーとは、牛骨ベースのあっさりとしたスープでライスヌードルを煮たベトナムの国民食。同店では、もやしや蒸し鶏、卵といった定番のほか、たくあんや三つ葉などのオリジナルの具材もトッピングしているのが特徴です。たくあんの優しい甘みや三つ葉の香りがスープと絶妙にマッチ!レモンを絞ればさっぱりとした味わいも楽しめます。
メインは大人気の「ガイトート」をチョイス。シーズニングソースやナンプラー、オイスターソースといったタイの調味料をベースにしっかり下味を付けて揚げたタイの唐揚げです。同店では仕上げに甘いチリソースを絡めているのがポイントです。外はカリッと、中はジューシーで、まさに理想的な仕上がり!上にのった春雨の素揚げと一緒に食べれば、パリパリとした食感も相まっておいしさがアップします。
食後のデザートは、赤穂市内にある「丸尾牧場」が営む「ジェラートショップ TETE(テテ)」と三つ葉農家とコラボして作った「三つ葉のアイス」(単品の場合330円)。「三つ葉をアイスに!?」と思いきや、食べると濃厚なミルクの中に三つ葉の爽やかな香りが生きた絶妙なハーモニーに驚かされます。ミントのように爽やかですが、ミントよりも香りが控えめで食べやすい味わい。一度食べるとやみつきになる人が多い、リピーターの多い一品です。
・スイーツやオリジナルハーブティーも
『塩ココナッツミルクプリン』400円 ※要事前予約
『三つ葉のアイス』のほか、事前予約限定の自家製『塩ココナッツミルクプリン』も。小さなカップの中には真っ白なココナッツミルクプリンが入っていて、お好みでチョコソースをかけてもらえます。その名の通り、プリン層は「赤穂の塩」を使っているのでほどよく塩気が利いているのがポイント!チョコとプリンの甘じょっぱい組み合わせは、満腹でもペロリといけそう。
『ハーブティー(ローズヒップ)』550円
長年悩んでいた重度の冷え性を改善したいという思いで、店主が飲み始めたというハーブティー。今ではドライハーブを仕入れ、自身でブレンドするほどハマっているそう。そんな店主自慢のオリジナルハーブティーを、同店では5種類以上用意しています。
鮮やかな色合いと華やかな香りが魅力の『ローズヒップ』は、ローズヒップ、ハイビスカス、バラをブレンド。ベリーのような甘酸っぱい風味が心身を癒やしてくれます。
もう1種類は、レモングラスと緑茶をブレンドしたハーブティー。爽快な香りが体を内側からリフレッシュしてくれそう。
・2階に猫カフェ「猫パラソル」がオープン!
同店の2階には、猫カフェ「猫パラソル」があります。「猫好きが増えるきっかけになったり、猫好き同士で気軽に集える場を提供したい」との思いで、2023年1月6日にオープン。この場所は、元々「Cadou」のキッズスペースとして使用していたそうで、友人の家に遊びに来たかのようなアットホームな空間で、猫とたわむれながらのんびりとした時間を過ごせます。
出迎えてくれる猫は、ぽっちゃりとしていて愛らしい「留々(るる)」と切れ長の目が美しい「美々(びび)」のアメリカンショートヘアの兄妹、遊びが大好きな保護猫「弟々(てて)」の3匹。3匹とも人懐っこく、一度遊べばそのかわいらしさにきっと夢中になりますよ♪
料金は、『一般』(1,000円/1時間)、『高校生以下』(700円/1時間)で、30分500円で延長が可能。「Cadou」で食事をした人は200円引きになるお得な割引もあります。「Cadou」でタイ料理を味わった後、猫に癒やされる充実のひとときを過ごしてみては?
■詳細情報
■DATA
Cadou(カドー)
- 所在地
- 兵庫県赤穂市加里屋55-11
- 電話番号
- 090-5153-8273
- 営業時間
- ランチ/土・日曜日 11:30~14:00(L.O.13:30)
ディナー/金・土曜日 18:00~21:00(L.O.20:30)
■DATA
猫パラソル
- 所在地
- 兵庫県赤穂市加里屋55-11 2階南
- 電話番号
- 090-5153-8273
- 営業時間
- 金・土曜日/11:00~20:00
日曜日/11:00~15:00 - ※予約は電話か公式InstagramのDMから可能。
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年1月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。