兵庫県はりまエリアの“楽しい”をチョイスする地域情報サイト TANOSU [タノス]
2024.10.15
30,106 views

【姫路】一度食べたらハマる!「バッケン・ディヒター」のライ麦香るドイツパンの魅力を味わって♪

夢前川沿いにあるおしゃれなパン屋「Backen Dichter(バッケン・ディヒター)」。自家製天然酵母を使ったパンや、噛むほどにおいしさが深まるドイツパンなど、風味豊かなパンが自慢のお店です。一度食べたら忘れられなくなる奥深いパンの魅力を味わってみませんか?

・「Backen Dichter(バッケン・ディヒター)」

山陽電車夢前川駅を、夢前川に沿って北上したところにある白壁のおしゃれな一軒家。このお店が、地元で人気のパン屋「Backen Dichter(バッケン・ディヒター)」です。

まるでヨーロッパの街並みにありそうな洗練された雰囲気のたたずまい。お店の外観もさることながら、店内もアンティーク雑貨やアイアンの什器などで統一され、異国情緒が漂います。

ドイツ語で「パン作家」という意味を表す「バッケン・ディヒター」では、ブーランジェ自身がパン作家としてジャンルを絞り切らず、多岐にわたるパンを焼いています。中には、姫路ではあまり見かけないような珍しいパンも。朝一番から夕方まで一日中パンが焼かれ、たくさんのパンが所狭しと並びます。

店内にはイートインスペースも併設。四季折々、豊かな表情を見せる夢前川を眺めながら優雅な時間を過ごせます。購入したパンはサービスで温めてくれます。店主の奥さんが挽(ひ)きたての豆で、心を込めてハンドドリップで淹(い)れる『コーヒー』(410円)と共に召し上がれ!

ドリンクメニューはその他にも、『紅茶』(410円)、『ココア』『カフェオレ』『カフェラテ』(各515円)があります。


・風味が別格!自家製天然酵母を使ったパン

同店ハード系のパンが自慢!国産だけにこだわらず、そのパンに合わせて産地や品種を使い分け、“粉の風味”を大切にしています。

特に同店のパンに欠かせないのが2種類の自家製天然酵母。手間暇をかけて生育した天然酵母を使うことで、風味に特徴があるパンが完成します。噛めば噛むほどに風味が口いっぱいに広がる天然酵母パンは、一度食べればハマること間違いなし!

『P.C.S』282円 ※水・金曜日限定

ぶどう種からおこしたルヴァンを使った『P.C.S』は、水曜日と金曜日限定のみ販売。パイン・クリームチーズ・ストロベリーが入っていて、それぞれの頭文字をとって名付けられた女子好みの一品です。ドライパイナップルを練りこんだルヴァン生地で、たっぷりのクリームチーズを包み込み、仕上げには有機ストロベリージャムをトッピング。ルヴァン独特の酸味とのバランスが抜群です。

『ザワーブロート ブルーベリー』(1/4カット)345円

『ザワーブロート』には、ライ麦粉から10日間かけて培養したサワー種を使っています。サワー種は栄養価が高く、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素がたっぷり!国産小麦粉50%、ライ麦30%、小麦全粒粉20%の割合で配合した粉にサワー種を70%使用した、しっとり優しい口当たりが楽しめます。

定番のプレーンだけでなく、季節限定の『ザワーブロート ブルーベリー』『ザワーブロート いちじく』など、種類が盛りだくさん♪お店でお酒に漬け込んだワイルドベリーとブルーベリーがたくさん練り込まれています。

天然酵母パンは日が経つごとに酸味が増して、味の変化を楽しめるのも魅力。冷蔵で1週間ほどもつので、日ごとに変わる味の変化を楽しんでみては?

・通うのが楽しくなる日替わりパン

『プレッツェル』194円 ※金曜日限定

「バッケン・ディヒター」では毎日必ず、日替わりのパンが数種類登場します。取材日は、金曜日限定ドイツの代表パン『プレッツェル』。茶色い焼き色が見るからにおいしそうで食欲をそそります。上にかかった藻塩が味をぐっと引き締めて味のアクセントに。ビールを片手に大人なペアリングもおすすめです。

このほか、火曜日『カイザー(オーストリア)』、水曜日『フォカッチャ(イタリア)』、木曜日『ロデブ(フランス)』、金曜日『プレッツェル(ドイツ)』、土曜日『ベーグル(アメリカ)』と、世界諸国のさまざまなパンが焼き上がります。



・迷ったらコレ!おすすめパン

『あんHard』(1本)650円、(ハーフ)325円

あんこ好きにはたまらないパンが『あんHard』。ルヴァン酵母を使ったやわらかめのハード系生地に、これでもかという程ぎっしりと粒あんが包み込まれています。そのどっしりとした重さに驚かされること間違いなしです。

『17穀カンパーニュ』(1ホール)2,052円 ※水・金曜日限定

水曜日と金曜日限定のルヴァン酵母を使った『17穀カンパーニュ』は、1ホールが直径約30cmほどのビッグサイズ!1/2サイズ 1,026円、1/4サイズ 513円で切り売りもしています。

キヌアやもちきび、黒豆グリッツなど17種類の雑穀が入って食物繊維たっぷりの田舎パンです。じっくりと長時間焼き上げることで皮は厚くて硬め、中はもちもちの食感。見た目はシンプルですが、17種類の雑穀の味が折り重なり、複雑で奥深い味わいです。

『ロッケンブロート』720円〜 ※金曜日限定(販売は各1本のみ)

『ロッケンブロート』は、毎週金曜日に3本しか並ばない希少なパン。画像は左から『カレンズ&白けし』、『くるみ&セザム』(各770円)、『プレーン』(720円)。3本ともライ麦100%の生地を蒸し焼きにするという珍しい製法で作られています。

手にするとどっしりと重く存在感たっぷり!サワー種独特のキュッとした酸味とライ麦の風味を心ゆくまで楽しめる“究極のライ麦パン”です。味は「カレンズ&白けし」、「くるみ&セザム」、「プレーン」の3種類を毎日1本ずつ用意。ハーフでも販売しています。薄くスライスしてそのまま食べるのはもちろん、スモークサーモンやハム、チーズと一緒に食べるのもおすすめですよ。

『ベーコンエピ』172円

オープンから17年目となる今でも、変わらぬ味と人気があるのが『ベーコンエピ』です。いくらでも食べられそうなサクッと軽い口当たり。噛むほどにベーコンの塩味と粉の風味が口いっぱいに広がります。

『オレンジフロマージュ』258円 ※春夏限定(水・金・土曜日のみ)

季節限定メニューからも目を離さないで♪春から夏は、オレンジを使った爽やかな『オレンジフロマージュ』。たっぷりのクリームチーズを、オレンジジャムとフランボワーズの実でほんのりピンクに色づいたパン生地で包んでいます。オレンジの甘さ、フランボワーズの酸味、クリームチーズのまろやかさがベストマッチした、この夏絶対に食べてほしい一品です。

・売り切れ御免!予約必須な5種類の食パン

『食パン ラムレーズン』(一本)562円

ソフト系からハード系、菓子パンから総菜パンまでバリエーション豊かな「バッケン・ディヒター」のパン。中でも毎日必ず予約が入り、完売することも多いのが食パンです。

食パンの種類は「プレーン」「ラムレーズン」「ブルーベリーとヘーゼルナッツ」「いちじくとくるみ」「イギリス」の5種類がラインアップ。

『食パン ラムレーズン』(ハーフ)281円

お店でラム酒に漬け込んだラムレーズンを使った同店のレーズン食パンは、子どもから年配の人まで幅広いお客さんに愛されています。焼かずにそのまま食べればしっとりとやわらかく、粉の風味も楽しめます。

食パンは毎日10:00ごろと14:00ごろの2回焼き上がるので、この時間が狙い目!確実に買い求めたい人は電話で取り置きをするのがおすすめです。

播磨地域では珍しいドイツパンが数多くそろう「バッケンディヒター」。酵母や粉の組み合わせで生まれる複雑で奥深い味わいを、同店のパンから感じとってみては?


■詳細情報

■DATA

Backen Dichter(バッケン・ディヒター)

所在地
兵庫県姫路市広畑区北野町2-59-1
電話番号
079-227-9465
営業時間
9:00~19:00

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年10月6日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

この記事をお気に入りに保存する
TOP