JR魚住駅から徒歩14分ほど。住宅街を歩いていると、香ばしい香りが鼻先をくすぐり誘われるように進んだその先に、2025年12月1日にオープンした「たぐち珈琲焙煎所」があります。焙煎の深さや豆が異なる2種のブレンドや、個性あふれるシングルコーヒーをスタンバイ。日常の延長線上で、コーヒー一杯が心をほどいてくれる。そんな特別な時間を味わいに足を運んでみてはいかが。
・「たぐち珈琲焙煎所」

加古川バイパス明石西ICから車で約10分。閑静な住宅街に、香ばしいコーヒーの香りがふわりと漂う「たぐち珈琲焙煎所」があります。たぐち夫妻が営む同店は、「親しみやすく覚えてもらいやすいように」と、あえて店名はひらがな表記にしているそう。若い人から年配の人まで、幅広い世代が足繁く通う一軒です。
もともと別の職種に就いていたご主人にとっての転機は、「コーヒー屋さんをしたかったんじゃない?」という奥さんからの何気ない一言だったそう。その言葉に背中を押され、夫婦そろってコーヒースクールへ通うことを決意。準備期間を経て、念願だったコーヒー店を2025年12月1日にオープンしました。

数々の物件の中からやっと巡り会えたこの店舗は、レトロな雰囲気の外観が印象的。看板やパッケージに使われているロゴは奥さんのデザインで、ご主人が好きなバリ島をイメージして作られているのだとか。

店内は、茶色の木目調を基調とした落ち着きのある空間。座席はテーブル席8席とカウンター席3席を用意しています。店主との距離が近いカウンター席は、常連さんが会話を楽しむ姿も日常の風景。テーブル席の中では、入口すぐの窓際が人気で、外を眺めながらゆったりとコーヒーを味わう人が多いそうです。

また、店内には国内外の焙煎所で高いシェアを誇る「フジローヤル製」の焙煎機が。日本製ならではの、少量ずつ安定した焙煎ができる点が大きな特徴です。豆の状態を見ながら火加減を調整しやすく、豆の個性に合わせた焙煎ができるのがお気に入りなんだとか。
国内メーカーならではの、メンテナンスや部品供給の安心感も魅力の一つ。少量多品種を扱う焙煎所にとって、味づくりを支えてくれる大切な存在です。焙煎の日は、お店全体がコーヒーの香りに包まれその空気感もまた心地よく感じられます。
店内でコーヒーを楽しんだ後は、そのまま豆を購入して帰る人も少なくありません。気になる豆があれば、気軽に店主へ声をかけてみて。また、近々オンラインでのコーヒー豆販売もスタート予定。最新情報は公式Instagramでチェックを♪ ➡︎公式Instagramはこちら
・優しい味わいに癒やされる、スペシャルティコーヒーの時間

同店のコンセプトは「コーヒー一杯で安らぎを」。そんな思いが込められた同店では、スペシャルティコーヒーのみを取り扱っています。
スペシャルティコーヒーとは、産地や生産者が明確で、「SCA(国際的な品質評価基準)」において80点以上を獲得した高品質なコーヒーのこと。苦味だけに頼らず、果物のような明るい酸味や自然な甘さ、豆ごとの個性を楽しめるのが特徴です。コーヒーが苦手だった人でも、「これなら飲める」と感じるきっかけになることも。

『ブレンドコーヒー(中煎り・中深煎り)』(HOT)500円
そんな同店一番のおすすめは、好みに合わせて選べる2種類のブレンドコーヒー。
一つは中煎(い)りで、ブラジルとコロンビアの豆をブレンドした一杯。口に含んだ瞬間はほんのり酸味を感じますが、後味はフルーティーな優しい甘みが広がります。軽やかで、同店で味わう初めての一杯にもおすすめです。もう一つは、コスタリカとインドネシアの豆を使用した中深煎り。酸味は控えめで、しっかりとしたコクとボディ感があり、後味にはナッツのような香ばしさも。ゆっくり味わいたいときに選びたくなる一杯です。
どちらも個性がありながら、気負わず楽しめる味わい。自然と気持ちが落ち着くような、癒やしの時間を届けてくれます。そのほかにも6種類ほどのシングルコーヒーがそろっているので、気分に合わせて味わってみて。

『カフェラテ』(ICE)650円
また、『カフェラテ』も人気の一杯。コーヒーに合わせて選ばれた牛乳のまろやかさが加わり、苦味を優しく包み込みます。苦味が少し苦手な人でも、飲みやすいと感じるはず。コーヒーのコクがミルクに溶け込み、後味はスッキリ。重たさがなく、朝の一杯にも、午後の休息にもぴったりです。
・見た目もキュート!人気のフルーツジュース

子どもやコーヒーが苦手な人には、乳酸菌飲料ベースのジュースが人気。果物がごろっと入った色鮮やかなジュースは、果実そのものの甘さと、サッパリとした後味が魅力です。一口飲めば、思わず虜になってしまいそう。
ジュースの種類は季節によって変わることがあり、取材時にはキウイやグレープフルーツなど、5種類が用意。どれも素材の味をしっかり感じられ、選ぶ時間も楽しくなります。

『フレッシュジュース(イチゴ)』700円
中でも今、人気なのがイチゴのジュース。見た目も華やかで、グラスに注がれた姿がとてもかわいらしい一杯です。ほどよい甘さで、デザート感覚で楽しめるのも魅力。

『フレッシュジュース(パッションフルーツ)』700円
また、パッションフルーツのジュースにはナタデココが入っていて、プチプチとした食感がアクセントに。爽やかな酸味との相性も良く、気分をリフレッシュしたいときにぴったりです。
・コーヒー時間に寄り添う、自家製チーズケーキ

『チーズケーキセット』1,100円
同店で特に人気が高いのが、ドリンクと一緒に楽しめる『チーズケーキセット』。ドリンクは、2種類のブレンドコーヒー、もしくはアメリカーノから選べます。追加料金で、ほかのドリンクと組み合わせることも可能。

チーズケーキは、西明石にある「patisserie Apres jour(パティスリーアプレジュール)」のものを提供。
しっとりとなめらかで、重たさはなく、気づけばフォークが止まらなくなる味わいです。コーヒーとの相性も抜群で、それぞれの風味を引き立て合ってくれるのも魅力。セットのブレンドと合わせるのもおすすめですが、店主のイチオシの「グァテマラ」と組み合わせると、より一体感のある味わいに。
コーヒーと一緒に楽しむのはもちろん、これを目当てにして訪れる人がいるのも納得のチーズケーキ。同店を訪れたら、ぜひ一度味わってほしい定番のスイーツです。
・「たぐち珈琲焙煎所」で選べるコーヒーの楽しみ方

店内でゆっくりコーヒーを楽しむのも良いですが、ドリンクはすべてテイクアウトも可能。
オリジナルカップに入ったコーヒーを、子どものお迎え帰りに買って帰るオシャレママの姿も少なくないそうです。日常の延長で立ち寄れる気軽さも、このお店の魅力の一つ。

『中煎りブレンド』(100g)900円 『中深煎りブレンド』(100g)1,100円
ブレンドをはじめ、各種コーヒー豆(100〜200g)も購入できます。
定期的に豆を買いに訪れる常連さんも多く、「いつもの豆」を求めて立ち寄る人が後を絶ちません。豆は、その場で挽いて(ひ)もらうことも可能。自宅の器具や淹(い)れ方に合わせて挽き目を調整してくれるので、家でも無理なくおいしい一杯を楽しめます。こうした細やかな気配りが、リピーターの多さにつながっているのかもしれません。

『ドリップパック3袋セット』(1セット)500円
さらに、手軽に楽しめるドリップパックも用意されています。豆ごとの個性が分かりやすく、いろいろな味を少しずつ試したい人にもおすすめです。

『ギフトドリップパック』1400円
店内には、ドリップパック5種類を詰め合わせたギフトボックスも。取材時はバレンタイン前ということもあり、季節限定のギフトも並んでいました。シンプルでセンスの良いパッケージは、手土産としても喜ばれそう。ちょっとしたお礼や、お世話になった方への贈り物にどうぞ。
忙しい日常の合間に、ふっと立ち寄って一杯。誰かの顔を思い浮かべながら、豆やギフトを選ぶ時間。「たぐち珈琲焙煎所」には、そんな何気ない瞬間を、少しだけ特別にしてくれる空気があります。コーヒー好きな人はもちろん、これまであまり飲んでこなかった人にも、そっと寄り添ってくれる一杯。安らぎの時間を求めて、ぜひ足を運んでみてはいかが。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年2月10日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。








