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【宍粟】山間に佇む食事処「御飯とちょっと三杯 渡邊」地元の恵みをいただく憩いの時間を♪

「都会の喧騒を離れ、おいしい食事を味わいながらのんびり過ごしたい」そんなときは、宍粟市山崎町の山間に佇む「御飯とちょっと三杯 渡邊(わたなべ)」に寄り道してみませんか?自家栽培の米や地元野菜をふんだんに使い、手間を惜しまず作った14品の料理を盛り合わせた定食が、憩いのひとときをとびきり上質に仕立て上げてくれます。完全予約制で夜の営業も。宍粟で自然と美食を堪能してみて。

・「御飯とちょっと三杯 渡邊(わたなべ)」

「酒処鶏渡邊」の名で14年、姫路市飾磨区で小料理屋を営んできた店主が、宍粟市山崎町に「御飯とちょっと三杯 渡邊(わたなべ)」を移転させたのは2021年の冬。緑あふれる宍粟市の山間に佇んでいます。

焼杉の板を張り合わせた日本家屋は、風情豊かで奥ゆかしい雰囲気があります。周囲を取り囲む自然環境の中に見事に溶け込んでいます。

どこか懐かしい引き戸をガラガラと開けるとまず最初に目に飛び込んでくるのが、思わず「広っ!」と言いたくなるような開放感のある玄関ホール。水槽で優雅に泳ぐ熱帯魚と、厨房に立つ店主夫妻が温かく出迎えてくれます。

取材中も何度も「とにかくここでゆったり、ゆっくり過ごしてほしい」と話す二人の思いが込められた店内は、席の間隔が広めに取られているのが魅力的。二間続きの和室と縁側に全部で5卓のテーブル席が用意されています。赤ちゃん連れでも気兼ねなく過ごせそうですね。

窓の向こう側には田んぼや山など、都会ではあまり見かけられない自然豊かな風景が広がっています。

座敷で足を伸ばすのが辛いという人には、別室のテーブル席やカウンター席がおすすめです。木のぬくもりが感じられるこの空間は、初めて来たとは思えないほどの居心地の良さを覚えます。

また、裏庭に続く開口もあり、子どもが外の庭で走ったり遊んだりしているのを見守りながら食事が楽しめるのも、子連れのママやパパから好評なんだとか。

店の裏側には、サッカーを楽しめるような広い裏庭もスタンバイ。かねてより店主が心の内に秘めていた「いつか広いところで公園のような“集いの場”をつくりたい」という思いを実現した夢の結晶です。

ここではサッカーやバーベキューなど、めいいっぱい体を動かしたりお日様の下で食事をしたりできます。夏休みや大型連休は、近くの子ども会や少年少女のスポーツチームなどの予約も入るそう。予約時に伝えておけば、バーベキューセットや食材も一式用意してもらえるので、手ぶらで気軽に楽しめますよ。

座敷キッズメニュー※1おむつ替え台×
個室離乳食持ち込みベビーカー入店×
キッズスペース※2子ども用食器喫煙×
授乳スペース×子ども用イス

※1…キッズメニューは要相談。持ち込みも可能。
※2…屋内にはキッズスペースは無し。裏庭は利用可能。


・自家栽培の米や地元野菜を使った『お昼ごはん』

『お昼ごはん』1,350円 ※数量限定

ランチメニューは、約14品で構成される『お昼ごはん』一択。季節や仕入れ状況など、その時々で内容が変わり、いつ訪れても新しい出合いと旬の味覚が待っています。

小鉢に入った色とりどりのおかずはもちろん、汁物、香の物まですべて手作り。お店でとった和出汁をベースに、心がほっこりと和む家庭的な味わいに仕上げています。

取材日のメインは「味優留(あいする)サーモンの刺し身」。宍粟市の山里にある清流で養殖されている「味優留サーモン」は、あっさりとした脂と淡白でクセのない味わいが魅力です。日によっては横に肝が添えられていることも。どちらもワサビ醤油との相性が抜群です。

味が偏らないようにと、和食以外にちょっぴりパンチの利いた味付けや、はたまた箸休めになるようなサッパリとしたおかずも献立に組み込むのが店主のこだわり。

この日は、ご飯がパクパク進むような「豚肉のカレー炒め」がスタミナ系おかずの担当。ほどよいとろみがあるカレー餡がキノコや野菜、豚肉にしっかり絡み、スパイスの香りとともに食欲を刺激します。

10月ごろからこの辺り一帯で採れる黒豆枝豆は、シンプルに塩ゆででいただきます。ホクホクとした食味は、今が旬のこの時期ならでは。噛めば噛むほど塩味と相まって、豆の豊かな風味が広がります。

取材日はこのほか、「おでん」「そうめんカボチャの酢の物」「つるむらさきのおひたし」「マコモダケの刺し身風」など、地元野菜を使った野菜のおかずが数品ほどラインアップ。日ごろ料理に勤しむ主婦も、「こんな食べ方あったんだ!」という新たな発見が得られるかも!?

みそ汁にも野菜がたっぷり使われていて具だくさん!野菜の甘みが出汁に溶け込んでいて、心がほっと落ち着く味わいです。みそは「なるべく自家製のものを使いたい」と、毎年お店で仕込んでいます。

米は店の目の前にある田んぼで自家栽培。特に、稲刈りの時期を迎える9~10月は、一年で最もおいしい新米を味わうことができます。この時期の米はツヤともちもち感が格別!「サツマイモのツルの山椒煮」や「ゴーヤの佃煮」など、手作りのご飯のお供と一緒に召し上がれ♪

・食後やカフェタイムはケーキセットでブレイク!

『食後のデザートセット』400円

奥さんが作るデザートも気まぐれメニューで、何が待っているかはその日のお楽しみ♪ランチの後に注文できる『食後のデザートセット』なら、ドリンクとケーキが500円以下と手ごろな価格なのもうれしいポイントです。カフェのみを利用した場合は、ちょっぴりボリュームアップした『デザートセット』(600円)になります。

取材日のデザートは「カボチャのケーキ」。地元産のカボチャをたっぷり使ったケーキの上に、ハーブの仲間であるローゼルという植物から作ったジャムをオン。甘みが抑えられたケーキと甘酸っぱいローゼルジャムのハーモニーをご堪能あれ♪

『自家製梅スカッシュ』 ※シロップが無くなり次第終了

セットのドリンクのイチオシは、千種(ちくさ)町の梅をきび糖とてんさい糖でぐつぐつ炊いた自家製梅シロップを使ったドリンク。シロップは驚くほど濃厚で、シュワッと弾ける炭酸としっかり混ぜ合わせても、なおその濃厚な口当たりと凝縮された風味が感じられるほど。後口がキレ良く、食後にもぴったりです。

『みかんジュース』

店主の両親の故郷・愛媛県からわざわざ取り寄せているという『みかんジュース』は、年齢関係なく絶大な人気を誇ります。贅沢にも愛媛県産のみかんが使われているので酸味がマイルド。トゲトゲとした甘酸っぱさがなく、口当たりまろやかなのが人気の秘密です。

ソフトドリンクのほかにも、お酒好きの店主が厳選したアルコールを豊富にスタンバイ。昼からオーダー可能です。



・完全予約制で夜営業も♪リクエスト次第で「おでん屋台」も開店

夜は完全予約制で貸し切り営業をしています。営業時間もメニューも基本すべて、予約時にお客さんと一緒に考えるスタイル。リクエストがあれば手作りの屋台をガレージに設置し、おでん屋台も開店してもらえます。

「近くにお店が少なく、はしご酒をすることが難しいこのエリアで“呑み”を楽しんでほしい」とあらゆる仕掛けを考案する店主。このおでん屋台も店主のアイデアで、お客さんから好評なんだとか。店内で食事を楽しんだあと、ガレージに場所を移して締めのおでんを味わい、またお店に戻ってお酒をたしなむ…といった3軒ハシゴも、同店なら敷地内で叶います。

ディナー同様、ランチも数量限定なので予約がベター。都会の喧騒を離れ、ゆったりとした余暇を「御飯とちょっと三杯 渡邊」で過ごしませんか?

■詳細情報

■DATA

御飯とちょっと三杯 渡邊(わたなべ)

所在地
兵庫県宍粟市山崎町東下野35-5
電話番号
090-9218-6034
営業時間
11:00~15:00 ※食材が無くなり次第終了

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年11月1日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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