「日本のへそ」はどこが思い浮かびますか?実は、兵庫県西脇市は日本列島の中心に位置していて「日本のへそ」と呼ばれています。長野県飯田市や群馬県渋川市など「日本のへそ」と呼ばれる地域は全国に数カ所ありますが、中でも西脇市は熱心なPR活動で注目されている地域!そんな西脇市のおすすめ観光スポットやご当地グルメを紹介します。
1.へそ公園
東経135度と北緯35度が交差する、日本列島の中心にあたるため「日本のへそ」と呼ばれています。そんな「日本のへそ」に整備されている公園が「日本へそ公園」。芸術と科学が融合した大型の公園です。
公園内には2つの経緯度交差点があり、1919年(大正8)に発見されたものと、1990年(平成2)に人工衛星を利用したGPS測量で新たに確認されたものです。ほかにも、多彩な遊具がそろう宇宙っ子ランドやレストハウス、にしわき経緯度地球科学館テラ・ドームがあるので、子供の遊びスポットとして人気。近くにはJR加古川線の日本へそ公園駅や西脇市岡之山美術館もあり、駅近で楽しめるのも魅力ですね。
公園内の「日本のへそモニュメント」の前に伸びるメタセコイアの並木道は四季を通して楽しむことができ、写真撮影におすすめの穴場スポット。
メタセコイアといえば滋賀県のマキノ町を想像する人も多いと思いますが、西脇市にも美しい並木道があるんです。フォトジェニックな景色を写真におさめてみて。
■DATA
へそ公園
- 所在地
- 兵庫県西脇市上比延町334-2
- 電話番号
- 西脇市役所(平日):0795-22-3111
テラ・ドーム(平日以外):0795-23-2772 - 営業時間
- 常時
※公園内の施設については公式HPに記載あり
2.国登録有形文化財 旧来住家住宅
大正7年に銀行家の来住梅吉氏が自邸として建造し、平成30年に築100年を迎えた高級民家。母屋、離れ、客湯殿が、国の登録有形文化財に登録されています。
今では入手困難な用材や、芸術的価値の高い調度品を使用した豪邸で、朝香宮殿下や犬養毅なども滞在したといわれています。
母屋、離れ、庭の総建築費は当時の価格で8万4千円。現在なら54億円に相当する価格なんです。
当時の木材や荒物はほとんど手に入らないため、たとえ54億円を用意できたとしても新たに建築はできないといわれています。良質な素材のみ使用しているので、建築から100年経った今でも歪みひとつ見つからないそう。
鬼門除けとして瓦屋根に七福神が設けられ、職人による繊細な技術が施されています。館内では、見どころや歴史をボランティアガイドが丁寧に案内してくれるので、時間を忘れて見学できます。
黒田官兵衛をイメージして作られた兜(かぶと)も展示していて、実際にかぶって日本刀のレプリカを持って写真撮影もOK!大人も子どもも楽しめるスポットです。
■DATA
3.播州織工房館
『播州織』の商品を多く取り扱う「播州織工房館」。200年以上の歴史を誇る『播州織』は、先染綿織物で国内生産の約70%以上という高いシェアを維持しています。
館内は7つのブースとステージ、中央展示エリアに分かれていて、播州織の歴史を紹介しながら商品を展示・販売しています。休憩用のベンチもあるので、お子さま連れでも気軽に立ち寄れます。
播州織で作られたシャツやストールのほか、アクセサリーや雑貨も並んでいます。ほかにも、子供用のスタイの手作りキットなど幅広い品ぞろえです。お土産やプレゼントに喜ばれそう!
反物が途中まで織り上がった状態で常設展示されていて、日曜日には実演もあります。
■DATA
4.播州ラーメン「西脇大橋ラーメン」
西脇のご当地グルメ「播州ラーメン」は醤油系の甘いスープが特徴。「西脇大橋ラーメン」は昭和30年代に西脇大橋の西詰で創業し、1991年(平成3)に現在地に移転した老舗。テレビや雑誌にも数多く取りあげられた播州ラーメンを代表する有名店です。週末は昼時に行列ができるとか。
メニューは『特製ラーメン』600円と麺が2玉入った『ジャンボラーメン』1,080円の2種類。
麺は中太の縮れ麺、スープは50年間同じ醸造元の醤油を使い、豚と鶏ガラに数種類の野菜、そこに秘伝の材料を加えてじっくり煮込んでいます。まろやかな甘さと深いコクがあり、やみつきになる味です。
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5.ローストビーフ「笑仁(しょうじん)」
西脇市黒田庄町の清流のほとりで酒米・山田錦の稲わらを食べて育つ黒田庄和牛。出荷牛のほとんどが和牛のトップブランド「神戸ビーフ」の厳しい認定基準をクリアするほどの極上牛です。「サシ」と呼ばれる霜の入りがきめ細かく、甘みのあるジューシーな味わいが特徴。そんな高級和牛を気軽に味わってもらおうと、2016年に誕生したのがご当地グルメ『西脇ローストビーフ』です。
そのローストビーフが食べられる店の中でもおすすめなのが、中国秘伝の刀削麺を提供する専門店「笑仁」。麺を削りながら鍋に投入するパフォーマンスも見逃さないで!
中華料理店が考案したローストビーフ料理は、味がしっかりとしたソトヒラという部位の肉に、秘伝のスパイスが入ったニンニクソースを使用しています。
メニューは『ローストビーフ』と『ローストビーフ丼』の2種類。洋風なイメージが強いローストビーフですが、個性ある中華風ソースとの相性は抜群。食欲をそそる味ですよ。
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6.道の駅「北はりまエコミュージアム」
お土産の購入におすすめの道の駅「北はりまエコミュージアム」。館内では多数の特産品を販売しています。
黒田庄和牛の弁当や巻き寿司、和菓子、金ゴマなどの食品のほか、播州織を使った商品もあり、品ぞろえ豊富!お土産選びが楽しくなりそうな品ぞろえです。
地域の食材を使った料理を提供しているレストランも併設。四季折々の北はりまの見どころや観光情報をリアルタイムで発信しています。
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本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2018年12月21日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。