播磨には奈良時代から優れた紙づくりの技術がありました。伝統の技をもとに生まれたのが多可町の「杉原紙」(すぎはらがみ)。兵庫県無形文化財にも指定されています。そんな杉原紙の紙すき体験ができる「多可町立杉原紙研究所」をご紹介します!
多可町立杉原紙研究所
昔ながらの紙すきの技法を今に伝える「多可町立杉原紙研究所」。職人による手仕事で作られている紙すきを体験することができます。
紙すき体験にチャレンジ!
①原料となる地元産の楮(こうぞ)の白皮とトロロアオイの根から取れる粘液を自然水に溶かし、木枠を使って漉(す)いていきます。
②木枠を左右に揺らして楮を均一にすると、きれいな仕上がりになるとか。
数回作業を重ねると厚みが生まれ、まるでフェルトのよう。
③漉いた紙の上に山で採取した木の葉を散りばめ、ピンクや黄色に色付けした楮を流し込んでデザイン。
④鉄板に貼り付けて1時間ほど乾燥させて、完成です!
オリジナル和紙でほっこり
オリジナルのデザインや色合いで作る世界にたった一つのだけの「オリジナルはがき」。
これからの時期には紅葉やイチョウの葉をいれてみるのもおすすめです。
乾燥が待てない人には郵送も可能。
紙すき体験は450円、模様・木の葉入りでも550円と手頃な価格でチャレンジできますよ!※要予約
お土産やプレゼントにも
工房に隣接するショップ「紙匠庵でんでん」では色とりどりの杉原紙や小物を販売しています。
杉原紙を使って手作りしたテントウムシの置物は、思わず手に取ってしまいそうなかわいさ。
ちょっとしたお土産やプレゼントに人気です。
【紙すき体験】
小サイズ(はがき2枚)紙すきのみ 450円
小サイズ(はがき2枚)模様・木の葉入り 550円
※前日までに要予約。
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2017年10月19日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。